【金属アレルギー解説】『金属アレルギー検査に週4はつらいよぉ。』8月15日「今日のつぶやき」

8月15日(火)「今日のつぶやき」は、れむのいさん『金属アレルギー検査に時間がかかりすぎる~』のつぶやき

確かに社会人にとって検査のために週4回病院に通うのは大変ですね。

では、金属アレルギーとはどんなもので、検査をどう行うのか、要点を確認してみましょう。

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金属アレルギーとは?症状や原因

金属アレルギーとは、金属が原因になって起こるアレルギー症状の総称です。

しかし、金属アレルギーは金属そのものが直接アレルギーの原因になるわけではありません。

アクセサリーや腕時計、歯のつめものなどが汗や唾液などの体液に触れると、金属イオンが溶け出し、それが皮膚や粘膜に吸収されて体の細胞の既存のタンパク質と結合して体にとって新たなタンパク質と変貌する。それが金属アレルギーの原因になるのです。

アレルギーは免疫システムが過剰に働くことで起こります。本来は攻撃する必要のない物質まで攻撃し、その結果アレルギー症状が発症するのです。害がないのに免疫システムから攻撃されてアレルギーの原因になってしまう物質はアレルゲンと呼ばれます。アレルゲンは金属の他にも、花粉、卵や牛乳などの食べ物、ダニやカビ、ペットの毛などのハウスダストなど。アレルゲンは生まれた瞬間からその人の体にアレルギー症状を起こしているわけではなく、その人の体内にある一定の量溜まったときにはじめてアレルギー症状を起こすそうです。

金属アレルギーの症状は、湿疹、じんましん、かゆみ、口内炎、舌の炎症などさまざまです。

金属アレルギーを起こしやすい金属は、ニッケル、コバルト、クロムなどです。
逆に起こしにくい金属金・銀・プラチナなどです。

注意が必要なのはメッキ製品です。例えば外側は金でできていても中は別の金属でできているアクセサリーはよくありますね。

アレルギー検査の種類

アレルギーには、アレルゲンに接触して数分から1時間ほどでアレルギー症状が起こる即時型アレルギーと、アレルゲンに接触してから数時間から長い時には数日たってからアレルギー症状が起こる遅延型アレルギーがあります。

金属アレルギーは遅延型アレルギーに分類されます。

花粉症は即時型アレルギーです。

即時型アレルギーを検査するときは血液検査を行います。血液中に含まれる各アレルゲンに反応するそれぞれのlgE抗体の量を調べることで、どのアレルゲンがその人のアレルギー症状の原因になっているのかを予測するのです。

このlgE抗体は即時型アレルギーの場合のみ増える物質です。遅延型アレルギーはlgE抗体が増えないので、通常の血液検査では遅延型アレルギーのアレルゲンを調べることができません。

一方、遅延型アレルギーである金属アレルギーの検査で一般的に行われているのはパッチテストという皮膚テストです。

パッチテストはアレルギー症状を起こしている疑いがある各種アレルゲンの試薬を、それぞれ染み込ませたガーゼ(パッチと呼びます)を炎症などを起こしていない健康な皮膚に並べて貼り、それぞれのパッチを貼った部分の皮膚に、どのようなアレルギー反応が起こるかを観察する検査です。

パッチテストの行い方、種類、費用など

♦行い方

病院に行ってパッチを皮膚に貼ってもらいます。その後帰宅しますが、張り付けたパッチは48時間後に医師の手によってはがされるまでそのまま放置します。パッチテストで非常にかゆくなることがありますが、かくことは禁止で水に濡らしてもいけません

48時間後(2日後)に病院に行き1回目の判定を受けます。1回目の判定後はテスト部位を触らないようにすれば入浴できます。

3日後、また病院に行き2回目の判定を受けます。

必要に応じて7日後に3回目の判定が行われることもあります。

つまり多ければ1週間に4回病院にいかなくてはいけないのです。

♦種類

金属アレルギーのパッチテストで調べることができる金属には、17種類があります。

アルミニウム・コバルト・スズ・鉄・白金(プラチナ)・パラジウム・マンガン・インジウム・イリジウム・銀・六価クロム・三価クロム・ニッケル・亜鉛・金・銅・水銀

♦概算費用

パッチテストの費用は、かぶれなどの症状が出て検査する場合は、保険適用されます。

金属アレルギーのパッチテストを保険適用で受けた場合、1,500円~2,000円程度費用負担で済みますが、これらの金属アレルギーの試薬はとても高価なのでどこの病院でもパッチテストを行っているとは限りません。試薬金属の取り扱いが有るか、予め検査を受ける皮膚科や歯科に確認する方がいいようです

金属アレルギーの対処法

いったんなってしまった金属アレルギーの対処法は、身の回りからアレルゲンの金属をなるべく排除するしかないようです。特に汗をかきやすい夏場は、身に着けるアクセサリーや腕時計などに注意が必要です。

ステロイドの薬を使用してアレルギー反応を抑える方法もありますが、副作用もありますので、必ず医師の指示を守って服用しましょう。

ところで、平成28年4月から金属アレルギーと診断されている場合、歯科治療で使用するアレルギーフリー素材が保険適用になっています。金属アレルギーの検査の結果金属アレルギーと診断されたら、かかりつけの歯科医にアレルギーフリー素材に治すといくら費用がかかるのか確認してみると、歯科の再治療にかかる費用が安く済む可能性が高いかもしれせん。

れむのいさん、金属アレルギーの検査は時間がかかりますが、時間の工面ができて原因物質が特定できるといいですね。どうぞお大事にしてください。

参考になるつぶやき、ありがとうございました!