【花粉カレンダー】9月の花粉はブタクサ・ヨモギ・カナムグラがピーク!イネ科も。秋の花粉症の傾向と対策

9月になりました。気象庁によると、東日本は8月中旬は一時的な冷夏でしたが、9月上旬も平年より気温は低くなりそうです。中旬も平年並みに。西日本も9月上旬は平年並みか平年より低い見込み。日本列島に少しずつ秋の気配が近づいてきました。

そんな天候を背景に、すでに花粉症の原因となる『秋の花粉』は跳び始めています。9月はそれらの花粉が全国的にピークになる時期そこで今回は9月の花粉の種類、飛散状況や注意点などについてわかりやすくお伝えします。

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9月の花粉症の原因花粉は何?その特徴は?

花粉症原因花粉のうち9月に飛散する代表的な植物は、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ、そしてイネ科です。それぞれ特徴をみていきましょう。

■ブタクサ

ブタクサはキク科の一年草で、北アメリカ原産の外来種です。7月~10月頃に黄色い花をつけます。草の高さはだいたい50〜150cmです。ブタクサとオオブタクサがあります。オオブタクサはブタクサより高く2~4mになります。

ブタクサは北米軍が持ち込んだことから「マッカーサーの置き土産」とも呼ばれています。日本ではスギ、ヒノキについでブタクサが原因の花粉症患者が多いと言われていますが、”輸入元”の米国では花粉症といえばブタクサがメインで全人口の5~15%がブタクサ花粉症との統計があります。

ブタクサ花粉は飛散距離が数10cmと短いことが特徴です。ブタクサ花粉は風にのって遠く飛ぶことはないため、ブタクサに近寄らないことが一番です。

またブタクサ花粉の大きさはスギ花粉の半分程度と粒子がとても細かく気管支などにに入りやすいため注意が必要です。

■ヨモギ

9月の花粉症

ヨモギはキク科の多年草で、日本全国に自生してます。特有の香りがあり草餅にも使われる身近な植物です。お灸のもぐさ(艾)もこのヨモギからできています。とても繁殖力が強く、ブタクサ同様秋の花粉症の代表植物です。

■カナムグラ

秋の花粉症 カナムグラ

繁殖力が強い雑草で、茎にたくさんトゲがあり、他の植物にからみながら成長していきます。道端や荒地などの日当たりの良い場所に生育します。日本全国に生えていますが、関東を中心に秋にたくさん飛散します。

■イネ科

秋の花粉 すすき

ススキ

イネ科の花粉症はピークが2回あり、1回目は5月~6月のイネの田植えのシーズン、2回目が8月~9月の刈り入れのシーズンです。

花粉症の原因となるイネ科の植物はたくさんあります。カモガヤは5~7月、ハルガヤは4~7月、ギョウギシバは6~8月、アシやススキは8月~9月に花粉が飛散しています。

芝生にもイネ科の雑草は含まれており、欧州ではイネ科の花粉症のメインです。今年の夏は異常気象で気温が上昇したため欧州各国で例年より花粉症患者が増えたと報道されています。

9月の地域別飛散状況

次に、地域別に例年の花粉飛散状況を確認していきましょう。

■北海道地域

9月、10月は花粉は飛んでいないようです。

9月の花粉 北海道

■東北地域

9月はブタクサ、ヨモギ、カナムグラともこの地域のピークになります。イネ科も8月から継続して飛んでいます。

■関東地域

9月そして10月と、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラがピークです。イネ科も夏からピークが続きます。スギも飛び始めますね。

秋の花粉 関東

■東海地域

ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ、イネ科と飛んでいますが、量は少なめです。

秋の花粉 東海

■関西地域

関東より量はやや少ないもののブタクサ、ヨモギ、カナムグラがピークです。イネ科も継続しています。

秋の花粉 関西

■九州地域

この地域でもブタクサ、ヨモギ、カナムグラ、イネ科がピークです。

秋の花粉 九州

9月の原因花粉は多種

9月は花粉症の原因となるブタクサ、ヨモギ、カナムグラが、飛散量の差はあるとはいえ、どの地域もピークを迎えます。イネ科もこの時期が2回目のピーク。従って、どの植物が自分のアレルギーの原因なのかをつきとめるのが困難です。

すべて症状は鼻水、鼻づまり、皮膚や目のかゆみといった一般的な花粉症の症状です。どの植物の花粉が原因でアレルギー症状が起きているかを確認したい場合には血液検査が必要になります。

対策方法は?

秋の花粉症予防や治療方法は基本的にスギやヒノキの花粉症対策と同じで、マスクや眼鏡を装着する、外出から戻ったら花粉を払う、抗アレルギー薬を服用するというようなものです。

花粉症予防のコツ

♦マスクを着ける。

♦ワセリンを鼻の穴に塗って花粉をキャッチする。

♦目元カバーがついたメガネを着けて花粉が目に入るのを防ぐ。

♦外出から戻ったらシャワーしたり着替えをして花粉を体から取り除く。

♦可能であれば室内にいる。

♦できる限り窓やドアを閉めておく。

♦こまめに掃除機をかけ、水ぶきしてホコリをとる。

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口腔アレルギーにも注意

「口腔アレルギー症候群」とは、花粉症の人が果物、野菜、ナッツなどを食べた時に、口の中や唇の違和感やしびれ、顔面の腫れ、呼吸困難などが出現する症状のことをいいます。ラテックスを含んだゴムでも同様の症状を起こすので、「ラテックスフルーツ症候群」とも呼ばれています。

これは花粉症の原因となる花粉アレルゲンのタンパク質と特定の食べ物のタンパク質が似ているため、体の免疫が間違って反応してしまうことが原因です。これを「交差反応」といいます。

口腔アレルギーはひどいときにはアナフィラキシーショックを起こすことがありますので、変だなと思ったときは早めに医師に相談してください。

ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ、イネ科の花粉と交差反応する可能性がある代表的な食べ物は以下のとおりです。

●ブタクサ:

メロン、スイカ、バナナ、ズッキーニ

●ヨモギ:

セロリ、ニンジン、マンゴー

●カナムグラ:

メロン、スイカ、セロリ、ニンジン

●イネ科:

メロン、スイカ、ミカン、キウイ、ピーナッツ、トマト、ポテト

それ以外の花粉症原因花粉についても参考にしてください。

●日本のスギ・ヒノキ:

トマト

●シラカバ

リンゴ、モモ、洋ナシ、さくらんぼ、キウイ、マンゴー、あんず、ヘーゼルナッツ、セロリ、ニンジン

●プラタナス:

リンゴ、ピーナッツ、ヘーゼルナッツ、レタス、とうもろこし

秋の花粉飛散情報はないの?

花粉飛散情報はスギやヒノキのシーズンである1月から6月の”季節もの”であることがほとんどです。

全国規模で秋の花粉情報を提供しているところは見当たらないのですが、東京都では2つの機関で花粉情報を提供しています。

とうきょう花粉ネット

とうきょう花粉ネット

「とうきょう花粉ネット」は測定地は3か所で、1時間ごとの測定量を提供しています。

とうきょう花粉 サンプル

花粉飛散情報 東京健康安全研究センター

東京都健康安全研究センター

東京都健康安全研究センターは計測地は9か所で、1週間単位の計測量を提供しています。

東京地域の限定情報とはなりますが、近隣の人は参考にしてください。

まとめ

9月はどの地域でも秋の花粉症がピークとなるときです。スギ・ヒノキに次ぐ原因花粉のブタクサはスギと比べて花粉が遠くに飛ばないので、近寄らないことが最大の予防になります。ブタクサ以外にもヨモギ、カナムグラ、イネ科も飛散しているため、どれが原因植物なのか特定しにくいのが特徴で、口腔アレルギーにも注意が必要です。原因花粉を特定する場合にはアレルギー検査が必要。スギ花粉と比べてまだ社会的認知が低い秋の花粉症ですが、予防を心掛けたり、病院に行って処方してもらうなど、早めの対策をお願いします。

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*参照:「鼻とアレルギー診療ガイドライン2013年版」