【セルフ診断】これは風邪の症状?花粉症で咳?迷ったらまずは「秋の花粉症セルフチェック」

秋の花粉症 セルフ診断

秋はブタクサ、ヨモギ、カナムグラ、イネ科の雑草などが原因で花粉症が多く発症するシーズンです。春のスギ花粉症に比べて社会的に広く知られていないことや、原因となる花粉の種類が多いこと、また、夏から秋への季節の変わり目によくある風邪の症状と似ていることからも、自分が花粉症なのか悩んでいたり、気づかずにいることも少なくありません。おかしいなと思ったら症状の軽いうちに早めに病院にいくことをおすすめしますが、診察の前に自分でできる簡単な「秋の花粉症チェック」や花粉症と併発することがある「果物アレルギーセルフチェック」、また逆引き的に「風邪の症状セルフチェック」をご紹介しましょう。

簡単!秋の花粉症セルフ診断

以下の項目に当てはまるものが多くあれば、花粉症の疑いがあります。

秋の花粉症セルフ診断

□サラサラした水っぽい鼻水がでる。

□鼻づまりがある。

□味や臭いがわかりにくい。

□くしゃみが連続して出る。

□くしゃみが1日10回以上でる。

□コホンという軽い咳がでる。

□喉がかゆい。

□喉がイガイガする。

□目がかゆい。

□目が充血している。

□涙がよくでる。

□熱はないか、出ても微熱。

□鼻水、鼻づまり、かゆみなどでよく眠れない。

□朝起きると鼻水やくしゃみがひどくなる。

□1日中頭がぼーっとしている。

□頭痛がする。

□特定の果物や野菜などを食べると口の周りがかゆくなる。

□アレルギー体質である。

□症状が1週間以上続く。

□毎年同じ時期に似たような症状がでる。

鼻をかむ回数やくしゃみの回数が1日20回を超えるようだと、花粉症レベルの中でも最重症度といわれています。日中の集中力が低下し、夜は寝つきが悪くなり、体調が負のスパイラルになってしまいます。早めに医師に相談して症状に合う治療薬を処方してもらってください。

花粉症で頭痛や発熱があるのかと驚くかもしれませんが、花粉症が原因で鼻づまりを起こすと、酸素を取り込む量が減って脳が酸欠状態に近くなり頭痛や微熱が起こることがあります。また、風邪のウイルスのように花粉を異物だと認識し発熱することで防御しようとする結果、微熱が出ることがあります。更には花粉症の症状が長期化すると体力や免疫力が低下して発熱することもあるようです。

また、ブタクサやイネ科雑草などの秋の花粉症の原因花粉はスギ花粉より小さいものが多いため、鼻の粘膜でブロックされずに口や喉まで到達し、炎症を起こして咳が出たり喉がイガイガする特徴があり、風邪の症状と間違って疑う原因のひとつとなっています。

『果物アレルギーチェック』もやってみよう

花粉果物アレルギー

上記の『花粉症セルフ診断』の項目の中で『特定の果物や野菜などを食べると口の周りがかゆくなる』をチェックした人は、果物アレルギー(口腔アレルギー)を併発している可能性があります。

花粉症は花粉を異物だと思って体の免疫が反応してしまうために起こる症状ですが、その花粉のアレルゲンたんぱくと特定の食べ物のたんぱくが似ているため、特定の食べ物を食べると体の免疫が誤解して反応し、その結果アレルギーが発症するのです。これをラテックスフルーツアレルギー症候群(口腔アレルギー症候群)といいます。

症状としては口の周りや口の中、喉に腫れやかゆみなどが起こります。アナフィラキシーショックを起こすことがあるので、変だと思ったらすぐに病院に行ってください。

果物アレルギーチェック

メロン、スイカ、バナナ、ズッキーニなどを食べると口の中や周辺が腫れたりかゆい。

ブタクサの花粉症の可能性があります

セロリ、ニンジン、マンゴーなどを食べると口の中や周辺が腫れたりかゆい。

➡ヨモギの花粉症の可能性があります

メロン、スイカ、セロリ、ニンジンなどを食べると口の中や周辺が腫れたりかゆい。

➡カナムグラの花粉症の可能性があります

メロン、スイカ、ミカン、キウイ、ピーナッツ、トマト、ポテトなどを食べると口の中や周辺が腫れたりかゆい。

➡イネ科の花粉症の可能性があります

上記の花粉と果物の関係は代表的なものであることや、最新の研究で花粉の中から新しいアレルゲンたんぱくが発見され、それと似ているたんぱくを持っている果物がみつかる例もあることから、これら以外の果物でもアレルギーが発症することがありますので、注意してください。

『風邪の症状セルフチェック』もやってみよう

風邪は鼻やのどが微生物に感染することによって起こります。原因微生物の80~90%がウイルスです。

体はウィルスを攻撃して体の外に追い出そうします。その反応で、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・せき・痰などが起こります。その結果、例えば風邪の最中の鼻水の中にはウイルスやウイルスと戦った白血球の死骸を含んでいます。

また、風邪のウイルスは体温が低いと繁殖しやすい性質があり、体は発熱して体温を上げてウイルスから防御します。つまり発熱は自分で自分の体を治そうとする免疫の働きが活発になっているサインです。

◆風邪の症状セルフチェック◆

以下の項目に当てはまるものがあれば、花粉症ではなく風邪の症状である疑いがあります。風邪は放置すると慢性気管支炎や肺炎などの病気につながる恐れもあるため、症状が酷いときや長引くときはすぐに医師に相談してください。

風邪の症状セルフチェック

□かゆみなど目には症状がない。

□やや黄色いネバネバした鼻水が出る。

□ゴホンという痰がからんだような重い咳がでる。

□関節が痛い。

□高温の熱がでる。

□悪寒、吐き気、腹痛、下痢などが起こる。

おわりに

9月、10月は秋の花粉症のピークの時期です。スギ花粉は風にのって数百メートルから数キロまでも飛ぶといわれていますが、秋の原因花粉はそこまで飛ぶことはありません。よって、原因植物に近づかないことが花粉症予防に一番です。

秋の花粉症でも予防のコツは一般的な花粉症のものと一緒です。できることから日常の生活で実践してみてください。

花粉症予防のコツ

♦マスクを着用する。

♦ワセリンを鼻の穴に塗って花粉をキャッチする。

♦目元カバーがついたメガネを着けて花粉が目に入るのを防ぐ。

♦外出から戻ったらシャワーしたり着替えをして花粉を体から取り除く。

♦可能であれば室内にいる。

♦できる限り窓やドアを閉めておく。

♦こまめに掃除機をかけ、水ぶきしてホコリをとる。