【花粉症症状】この時期一番多いイネ科の花粉症とは?特徴や症状のまとめ

スギ花粉の花粉症のシーズンは終了しましたが、相変わらず花粉症で悩んでいる人も多いようです。日本人の約25%の人がスギ花粉症といわれていますが、スギ花粉以外の花粉症も約15%程度いるという調査結果もあります。またこの時期に一番可能性が高い花粉症の原因植物イネ科の雑草です。そこでイネ科の花粉症とはどういうものか特徴や症状などをまとめてみました。

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イネ科花粉症の原因となる植物の種類は?

イネ科花粉症の原因となる植物は牧草系の雑草が中心です。カモガヤ、ネズミホソムギ(ネズミムギ、ホソムギ含む)、オニウシノケグサ、ハルガヤなどが主要な原因植物と考えられています。

これらの植物は明治以降に牧草として輸入され、栄養価の高い牧草でしたが逸脱して野草化しました。繁殖力が強く排気ガス、大気汚染に頑強に耐えて、在来種を圧迫しています。
生命力が強いので、道ばたや空き地、山沿いなどどこにでも生えています。芝草の中にもイネ科の雑草が入っていますので、芝生にも含まれています。

カモガヤ(オーチャード・グラス)


By Kristian Peters

ネズミホソムギ


国土交通省 関東地方整備局

オニウシノケグサ(トールフェスク)


By Forest & Kim Starr

ハルガヤ


By James Lindsey at Ecology of Commanster

オオアワガエリ(チモシー)


By Rasbak 

ホソムギ(ペレニアルライグラス)


By Rasbak

イネ科の花粉の特徴は?

イネ科の花粉が飛散するピークは2度あります。最初は5~6月、2回目が8月~9月です。1度目はイネの田植えの時期で、2度目は稲刈りの時期と関係しているとも言われています。

花粉の飛散時間帯は、晴天の場合午前中に大半が飛散し、ピークは8時~10時です。気温が高いほど早い時間帯から飛散する傾向が見られます。
午前中に低温で、午後に気温が上昇した場合などは、午後に飛散することもあります。

スギ花粉が200km程度飛ぶのに対して、イネ科の花粉はせいぜい200m~数キロともいわれスギのように遠くまで飛びませんイネの花粉の大きさは直径約40μm程度。スギ花粉が大きさは直径約30μmなので、スギ花粉よりも大きく飛びにくいのです。

イネ科植物の花粉は抗原(アレルゲン)の共通性が強くイネ科の花粉症の人はどの種類のイネ科植物にも反応するようです。スギ花粉(ヒノキ科スギ属)の花粉症の人が同じヒノキ科のヒノキ花粉症になるとは限らないこととは対照的です。

イネ花粉の症状は?

スギ花粉症と同様に、

・くしゃみ

・透明な鼻水

・鼻づまり

・目のかゆみ

が中心です。それに加えて、

・のど・耳・鼻などがかゆくなる。

・咳が出でる。

・皮膚に直接触れると赤い発疹がでる。

こともあるそうです。
風邪の症状と間違えることあるので、注意が必要です。

イネ科花粉症の予防方法は?

イネ科の花粉はスギのように遠くまで飛びませんので、開花中の草むらに近寄ったり、中で遊んだりしないことが第一です。

・出来るだけ室内に花粉を入れないよう必要な時以外はす窓を開放するのを避けます

外出時はマスク、メガネ、帽子を着用。髪の長い人は小さくまとめておく方がいいでしょう。

・家に入る前は玄関先で、衣服や髪、持ち物についた花粉をはらいます

・ 外から帰ったら、うがい、洗顔をします。

イネ科花粉症の人は口腔アレルギーを併発することも

花粉症の人で特定の果物を食べると口の中がかゆくなったりイガイガしたりすることがあります。これを口腔アレルギーといいます。花粉のアレルゲンのたんぱく質と果物のタンパク質が似ているため、体の免疫が誤解して果物を攻撃してしまうからです。

イネ科花粉症の人はトマト、メロン、スイカ、オレンジ、セロリ、バナナ、キウイ等と関連があると言われています。

スギ・ヒノキ花粉症の場合はメロン、パイナップル、キウイ、マンゴー、クルミ、ナシ、ナス、トマト等です。

心あたりのある人は、早めに病院でアレルギー検査を行う方がいいでしょう。

まとめ

イネ科花粉のシーズンは5月~6月と8月~9月の2回あります。イネ科雑草はどこにでも生えていますが、スギ花粉と比べて遠くまで飛ばないので、そのシーズンは雑草に近寄らないことが一番です。
イネ科花粉症の症状はスギ花粉症と同じく、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみが中心ですが、咳が出たり、のどの痛みがでて、風邪の症状と間違えることもあるので、気をつけましょう。
また、口のかゆみが伴うこともあります。口腔アレルギーを併発している可能性もあるので注意が必要です。
予防や治療方法はスギ花粉症と基本的に同じと考えて問題ありませんが、早めに病院で診察してもらい適切な治療を受ける方がいいでしょう。

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【参考】

鼻アレルギー診療ガイドライン2013年版

医療法人 末光耳鼻咽喉科

愛知県花粉情報

医療法人社団くまいクリニック

ふじむら耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科 J クリニック

国土交通局