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【セルフメディケーション税制・OTC医薬品解説】節税もできる花粉症鼻炎向け市販薬のまとめ

スギ花粉を発症してから10年以上たつという人が全国で66%にものぼるという調査結果が鳥居薬品より発表されました。長期に渡り花粉症に悩む人にとって医薬品をうまく活用することは健康的にも、そして経済的にも重要です。

そこで経済的なメリットも期待できる市販の花粉症向け鼻炎治療薬についてまとめてみました。

「セルフメディケーション税制」とは

最近「セルフメディケーション税制」という言葉をテレビで耳にしたり、ドラッグストアで見かけたりすることはありませんか。

「セルフメディケーション税制」とは、家庭内で1年間に支払った「スイッチOTC医薬品」と呼ばれる医薬品の購入代金のうち、12,000円を超えた分(上限:88,000円)を控除できる税制のことです。
つまり「スイッチOTC医薬品」を積極的に活用すると、年間で支払うべき所得税を上手に節約できるということです。

この制度は今年2017年1月1日より開始しました。

厚生労働省「セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について」

この制度を利用できる人

・所得税・住民税を支払っている人

・健康でいるために定められた取り組みをしている人

(特定健康診査、予防接種、定期健康診断、健康診査、がん検診)

・対象となるOTC医薬品購入代金が年間12,000円を超えた人(家庭内で合算できます)

となっています。

対象製品にはこんなマークがついています。パッケージやドラッグストアのPOPでもよく見かけるようになりました。

一般社団法人 日本OTC医薬品情報研究会より

「スイッチOTC医薬品」とは

では肝心の「スイッチOTC医薬品」とは何なのでしょうか。
今まで医師の処方でしか使用できなかった医療用医薬品を、薬局やドラッグストアで購入出来るように”スイッチ”した医薬品のことです。
「OTC」とはOver The Counterの略で、ドラッグストアなどでカウンター越しに購入することを意味しています。

つまり、「スイッチOTC医薬品」とは”医療用医薬品を市販薬に切り替えたもの”。病院で処方してもらわなくても、同じ成分が入った薬を薬局で手入れられるという理解でよいでしょう。

花粉症鼻炎向けに「スイッチOTC医薬品」はあるの?

ここまでみてきたように、「スイッチOTC医薬品」は、なんらかの事情で医師の診察を受けることができない人にとっては薬局やドラッグストアで購入できる便利な存在で、そして節税も可能になるもの。

では花粉症鼻炎治療用のスイッチOTC医薬品にはどんなものがあるのか調べてみました。

「アレジオン10」エスエス製薬(2011年10月)

「アレグラFX」久光製薬(2012年11月)

「コンタック鼻炎Z」GSK(2013年2月)

「ストナリニZ」佐藤製薬(2013年2月)

「エバステルAL」興和(2014年1月)

「アレジオン20」エスエス製薬(2015年12月)

「クラリチンEX」大正製薬(2017年2月)

※()は発売月

テレビCMやドラッグストアでよく見かける製品がずらりと並んでいます。
自分の症状とそれぞれの薬の効能、副作用をよく照らし合わせて、これら花粉症向けスイッチOTC医薬品を上手に活用していきたいですね。

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