日本ではスギ花粉症が大多数だが、米国ではブタクサが原因の花粉症の人がメインであり、一説によると5人に1人が花粉症などの季節性アレルギー症状に悩んでいるらしい。毎年、4月、5月、そして9月になると花粉やアレルギーに関する検索が増加する。
そこでグーグルUSAではThe Weather Channelと提携して最新の花粉飛散状況や予報をモバイル端末に表示できるサービスを開始すると発表した。
グーグル ニュースリリースから引用
スマートフォンなどのモバイル端末の検索画面に「pollen forecast」(花粉予報)などと入力すると、周辺地域の花粉飛散状況が表示される。当日の情報だけでなく5日先までの予報も表示されるようだ。
花粉予報サイトのpollen.comのリンクも設定され、詳しい情報を確認しやすく工夫されている。
さらに花粉アラートのような機能もある。花粉飛散が非常に多いと予測されると警告を送ってくれるというもの。警告を受け取りたい場合は、花粉飛散状況の検索結果に表示される通知をオンにするボタンをタップして登録する。
グーグルジャパン広報に日本での対応を問い合わせたところ、「このサービスに日本は現在含まれておりません」との回答だった。
ニュースリリースを見る限り、tenki.jp、yahoo天気、ウェザーニュースなど既存の花粉飛散情報サービスと比べて目新しさは感じられないが、検索サービスとモバイルOSの市場で巨大なシェアを持つ強みを背景に、日本の花粉飛散情報サービスでも最後に笑っているのはグーグルという結果になるのだろうか。
追記:モバイル端末以外の端末で「pollen forecast」と検索してもその地域の花粉状況結果が表示される。