毎日新聞によると、丸山製茶と袋井の医師、森本雅太さんらが連携し、アレルギー反応を抑制する成分を多く含むとされる茶の品種「べにふうき」を花粉症対策などに役立てる試みを始めた。
今回、袋井の医師、森本雅太さんらはクラウドファンディングを実施し、それを元手にして3日分の茶葉などを約750人に配布。同時に行ったアンケートをみると「お茶を飲んだら鼻詰まりが割と落ち着いた」などの声が寄せられたという。
べにふうきについて、丸山製茶のオンラインショップのページを見ると、以下のように説明されている。
べにふうきは、もともと紅茶として登録された品種です。一番の特徴は「メチル化カテキン」を豊富に含んでいることです。メチル化カテキンは、高い抗アレルギー作用により、花粉症などのアレルギーに効果的という研究成果が発表されています。
「メチル化カテキン」とは、ポリフェノールの一種でお茶のしぶみの成分「カテキン類」に「メチル基」が合体した物質。1999年にこのポリフェノールに抗アレルギー成作用があることが明らかになった。紅茶のように「発酵」させてしまうとメチル化カテキンが減少してしまうため、緑茶として飲む方が効果的といわれている。
「べにふうき」についてより詳しく知りたい方は、「農研機構・野菜茶業研究所」が研究結果を公表しているので、こちらクリックしてご覧ください。