9月19日(火)「今日のつぶやき」は加藤直希さんのつぶやきから。
加藤さんは「秋の花粉症」のようです。それがきっかけで高校生のとき以来のぎっくり腰になってしまったようです。
春ほど、秋の花粉症はメジャーではありませんが、僕は秋も花粉症です。
花粉症になると、口呼吸になって、風邪をひき、くしゃみと咳に体が耐えきれず、ぎっくり腰になります。高校以来です。
腰が痛いと人生がつらいですよ。階段とか小さく「っふぁぃ」って言いながら登る今日この頃。
— 加藤直希 (@naokiktbd9) September 16, 2017
この時期の花粉症の人で、加藤さんのように腰痛や肩こりなどでお悩みの人は少なくありません。
実は秋ならではの花粉症の特徴が、腰痛、肩こり、背中の痛みなどにに少なからず影響があるのです。
秋の花粉のせいで腰にくる?!
秋の花粉症は、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ、イネ科雑草など、複数の花粉が原因です。日本で花粉症といえばスギ花粉がメジャーですが、そのスギ花粉と比べてこれらの花粉は大きさが小さめといわれています。
相模原病院HPより引用
秋の花粉症では、原因花粉が小さいことも災いして、花粉が鼻の粘膜フィルターで遮断されずに口や喉まで到達し、それを痰などの粘液でからめて取り除こうとして咳がおこり、喉の粘膜に炎症が生じイガイガなどの痒みや痛みが起こります。
また花粉症で鼻づまりを起こして鼻呼吸ができずに口呼吸になると、唾液が減少したり、口の中や喉が乾燥しやすくなります。その乾燥が喉の粘膜に炎症を起こし、咳がでやすくなるのです。
そして、この咳が相当な体の負担となっています。
咳とくしゃみの体への負担にびっくり!
東京医科大学武田弘志先生よると、強い咳1回で、約2キロカロリー消耗するとか!
花粉症が原因の咳の場合、数回の咳で終わることはなく、1日に数十回、ひどければ数百回(?)起こることもあります。これだけカロリーを消費するわけですから、体に強い負担がかかって当然です。
また、人によって症状に差異はありますが、花粉症の症状に多いのがくしゃみ。
こちらの体の負担も相当なもので、TBS系『カラダのキモチ』の中で紹介されたこととして、くしゃみ1回で体重の7倍の負担がかかるそうです!
花粉症の症状は風邪と比べて長期にわたることがしばしばです。
つまり、花粉症が原因の咳やくしゃみによる負担が重なって、腰痛、肩こり、背中の痛みといった体の痛みが起こってしまうのです。
腰痛の対策には?
腰痛を改善する方法は人それぞれ合うもの、合わないものがあると思いますが、NHK「ためしてガッテン」が自信をもって押しているのがこれ。
解禁!腰痛患者の8割が改善する最新メソッド
NHK「ためしてガッテン」で紹介されたメソッドです。寝返りを増やすことができれば、腰痛を元から絶てる可能性があると太鼓判を押す「腰痛対策の新鉄則」として、4つのストレッチと快眠まくらの作り方を紹介しています。
へルニアゴリラさんの対処法
もう止めることができないくしゃみに、椎間板ヘルニアを持病に持つヘルニアゴリラさん(@hernia_gorilla )がやっているのが、
そのくしゃみに壁や体を支えるものが何もない状況で、体重の約7倍の負担になんとか立ち向かうには経験上、『前にかがみ膝に手を置く』または『しゃがんで片膝をつく』この2点で腰への負担を分散できます。
そして、何よりも、その咳やくしゃみの原因となっている花粉症を対処することです。
秋の花粉症におすすめの対策
花粉症クエストでは「秋の花粉症特集」でおすすめの治療薬、花粉症に効果が期待できる食べ物やヨガなどの情報をまとめています。どうぞご活用ください。
花粉症の咳や喉の症状とは?咳に効く薬や対策を紹介。咳喘息にも注意
おわりに
加藤直希さんがツイートしているように、春のスギ花粉症と比べて秋の花粉症は社会的な認知がそれほど広くなく、周囲に理解してもらえないこともあります。花粉症の基本的予防策であるマスク着用も、9月のまだ残暑が厳しときには呼吸がしにくく辛いものです。何かと理不尽な秋の花粉症ですが、腰などの痛みがひどくならないように、どうぞお大事にしてください。
加藤直希さんさん、貴重なつぶやき、ありがとうございました!