8月27日(日)「今日のつぶやき」は、立ち上がれマスクマンさんの「ブルーベリーのアントシアニンがアレルギー反応を緩和」のつぶやき。
おいしそうなブルーベリーですね。しかも花粉症などのアレルギー抑制に効果があるとは!
おはようございます😄
福岡県は朝から雨です☔️今日も元気に😄😆
ブルーベリー👉アントシアニン(青い色素)ヒスタミンの分泌を抑制する作用があり・くしゃみ・鼻水・花粉症などアレルギー反応を緩和すると言われてます🤔
眼の疲れを改善して視力回復に効果😆ごぼうと同じ便秘改善効果あり😊😌 pic.twitter.com/z9SGt3YrnZ
— 立ち上がれマスクマン😉R7の父ちゃん🐕🐈 (@7masukumann7) August 25, 2017
ブルーベリーといえば、『ブルブルアイアイ、ブルベリアイ。わかさ生活のブルベリアイ』のTVコマーシャルが頭によぎりませんか?
その『わかさ生活研究所』がブルーベリー成分の研究を多数行っています。発表されているものから、花粉症に関するものを調べてみましょう。
ビルベリーエキスが花粉症を抑制
2006年に第53回日本食品科学工学会大会にて同志社大学の仲佐輝子先生と株式会社わかさ生活が共同で「ビルベリーエキスの抗炎症作用およびアレルギー抑制効果」を発表しています。
これによると、実験でビルベリーエキス入りのエサを食べていたマウスBの方がそうでないものを食べていたマウスAよりもアレルギー症状の原因物質ヒスタミンの放出が60%減少し、ひっかき動作も60%減少したという結果がでました。
ビルベリーエキスはヒスタミンの遊離抑制活性を示した ことからビルベリーエキスは肥満細胞に作用して 強い抗アレルギー作用を示すことが明らかとなった。 また、炎症反応においてINF-γ量耳介浮腫率を減少 させたことから、ビルベリーエキスがシクロオキシゲナー ゼの活性を抑制し、プロスタグランジンの産生が 減少し、炎症性メディエーターの減少につながったと 考えられる。 以上のことから、ビルベリーエキスは、 ケミカルメディエータの放出を抑制し、アレルギーの 低減化に関わる機能を持つこと示唆された。
(「ビルベリーエキスの抗炎症作用およびアレルギー抑制効果」資料より引用)
つまり、ビルベリーエキスが花粉症の原因であるヒスタミンの放出を抑制し、アレルギー症状の抑制に関わる機能を持つことがわかった、ということです。
花粉症の発症のメカニズム
花粉症などのアレルギー反応は、アレルギーを持つ特定の物質(アレルゲン)によって引き起こされます。スギ花粉症でいえばスギ花粉のアレルゲンです。
その物質(例:スギ花粉のアレルゲン物質)が体に入ってきたときに異物とみなして、排除するメカニズム「免疫」が働き始めます。次にその物質が入ってきたときに排除するために、その物質だけに反応する「IgE抗体」を作るのです。このIgE抗体ができた状態を「感作」といいます。IgE抗体は「肥満細胞」という細胞の表面にくっついて体内に存在しています。
感作された状態では何の症状もおこりませんが、同じ物質が再び体内に入ってくると、IgE抗体がそれを捕まえます。捕まえたという信号によって、肥満細胞が活動を始めて細胞の中にある「ヒスタミン」や「ロイコトリエン」という化学物質(ケミカルメディエーター)を放出します。その結果、くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった炎症、すなわちアレルギー症状(花粉症)がおこります。
花粉症のメカニズムがわかると、花粉症の原因であるヒスタミンの放出を抑える機能をもつ「ビルベリーエキス」が花粉症抑制に効果があることがわかりますね。ではビルベリーとは何なのでしょうか。
ビルベリーって何?
By Thomas Mues – http://www.flickr.com/photos/garibaldi/254885349, CC BY-SA 2.0, Link
ビルベリーはブルーベリーの一種です。北欧に多く生育しています。果実は約7㎜と小さく、果肉が柔らかくてつぶれやすいことと強い酸味があることが特徴のようです。
『野菜と果樹の育て方|初心者も簡単栽培』によると、
つぶれやすいので輸送がたいへん難しく、生のビルベリーを市場で売ることはありません。
また酸味が大変強いので、生で食べる機会も少ないです。
現地ではジャム、ジュースなどに加工してから利用します。日本国内では北海道と東北地方の一部で栽培が可能です。
日本国内ではブルーベリーの方が育てやすいです。
このビルベリーには、青紫色の色素「アントシアニン」が豊富に含まれており、実の中心まで青紫色に染まっています。このアントシアンこそ、ヒスタミンの放出を抑える救世主なのです。
アントシアニンとは
アントシアニンとは植物界において広く存在する色素で、ポリフェノールの一種です。抗酸化作用があるといわれています。500種類以上あるようです。
そして、このアントシアニンにヒスタミンの放出を抑制する機能があることがわかりました。
食べ物でアントシアニンを含む種類と量をを比較すると、上から多い順で、
- 北欧野生種ビルベリー(15種)
- 一般栽培のブルーベリー(15種類)
- 紫キャベツ(12種類)
- 紫いも(8種類)
- カシス(4種類)
(出典:わかさ生活研究所)
野生ビルベリーは他の紫色の食べ物と比べて種類も量もたくさんのアントシアニンが入っています。
ビルベリーにはかないませんが、一般栽培のブルーベリーにも15種類とたくさんの種類のアントシアニンが入っていますが、量はビルべリーより少ないようです。
まとめ
ビルベリーやブルーベリーの紫色の成分「アントシアニン」に花粉症の原因物質ヒスタミンの放出を抑止する抗アレルギー機能があることがわかりました。
ビルベリーを生で食べるためには北欧のような寒いところに行かないと無理なようですが、ビルベリーエキスを含んでいるサプリメントなどを採ったり、代わりにブルーベリーのようにアントシアニンを多く含むものを食べてもよさそうです。一般栽培のブルーベリーを食べる場合は相当な量を食べないとその効果は期待できないのかもしれません。でも、ブルーベリー、美味しいから生でたくさん食べたいものです。
立ち上がれマスクマンさん、貴重なつぶやきありがとうございました。