人気の花粉症薬だよ
- 眠くなりにくく、判断力などの低下も少ないので、車の運転が禁止されていません。
- 1回1錠2回(朝夕)服用します。
- ジェネリック市販薬もいくつかあります。
参照:久光製薬ホームページ
薬のタイプは?
- ・第2世代抗ヒスタミン薬のフェキソフェナジン塩酸塩が主成分です。1錠にフェキソフェナジン塩酸塩が60㎎が含まれています。
- ・脳に影響が少ないため眠くなりにくく、車の運転も禁止されていません。
- ・自覚しにくい「集中力・判断力・作業能力の低下」といった能力ダウン(*インペアード・パフォーマンスと呼ばれる)も起こしにくいとされています。
- ・口が渇きにくいです。
- ・空腹時でも服用可能です。
- ・スイッチOTC医薬品(セルフメディケーション税制対象商品)です。
Point! 抗ヒスタミン薬とは
花粉症の症状は体内でヒスタミンなどの物質が放出されることが契機となっています。抗ヒスタミン薬は放出されたヒスタミンをブロックして症状が起きるのを防ぐお薬です。(抗ヒスタミン作用)
抗ヒスタミン薬の中でも古くに開発された第1世代と呼ばれるお薬は、脳に影響して眠気やインペアード・パフォーマンスなどを引き起こしやすいこと、また抗コリン作用と呼ばれる口の渇きがあることが特徴です。
第2世代の抗ヒスタミン薬では一般的にこれらの副作用を改善しています。また、第2世代のお薬には症状を引き起こすヒスタミンが体内に放出されないよう元から抑える作用(抗アレルギー作用)も合わせもつタイプがあります。
どんな効能や効果?
花粉やハウスダストによる、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどのつらいアレルギー症状を改善します。
注意することは?
頭痛、眠気、吐き気、発疹、血管浮腫、かゆみ、蕁麻疹、皮膚が赤らむ、などが報告されています。このような症状に気づいたら、医師または薬剤師さんに相談してください。
何歳から服用できる?
15歳以上です。
飲む量や回数は?
1回1錠、1日2回、朝夕に服用してください。
同じタイプの処方薬(医療用医薬品)はある?
処方薬「アレグラ錠60mg」と成分量、添加物、錠剤の大きさ、剤型はいずれも同じです。
ただし、効能・効果の範囲に差異があります。処方薬「アレグラ錠60mg」はアレルギー性鼻炎以外に、蕁麻疹や皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に伴うかゆみも効能・効果に含まれています。
処方薬には水なしで口の中で溶ける「アレグラOD錠60mg」もあります。
ジェネリック(後発医薬品)はある?
主成分のフェキソフェナジン塩酸塩が同量入っているジェネリック市販薬がいくつかあります。アレグラFXとの違いは薬を固めるためなどに用いられる添加物です。
代表的なジェネリック市販薬に「アレグラ」があります。フェキソフェナジン塩酸塩が1錠に60㎎含まれています。
「アレルビ」以外にも「フェキソフェナジン錠AG 56錠」「フェキソフェナジン錠『ST』a 30錠」などがあります。どちらもフェキソフェナジン塩酸塩が1錠に60㎎含まれています。
価格は?
「アレグラFX」のメーカー希望小売価格は、28錠で1,886円、14錠で1,314円 です。
Amazonでは 28錠は1,315円で販売されています。
なお、Amazonでは「アレルビ(56錠)」は932円、「フェキソフェナジン錠AG 56錠」は2,508円、「フェキソフェナジン錠『ST』a 30錠」は1,050円で販売されています。
*価格はどれも2022年1月21日時点
Amazon販売価格の比較
アレグラFX | アレルビ | AG 42錠 | 『ST』a 30錠 |
---|---|---|---|
1箱28錠14日分 | 1箱56錠28日分 | 1箱56錠28日分 | 1箱30錠15日分 |
1錠約47円 | 1錠約17円 | 1錠約45円 | 1錠約35円 |
子ども用は?
「アレグラFXジュニア」があります。
フェキソフェナジン塩酸塩が1錠あたり30㎎配合されています。
年齢 | 1回量 | 服用回数 |
---|---|---|
7~11歳 | 1錠 | 1日2回朝夕 |
12~14歳 | 2錠 | 1日2回朝夕 |
7歳未満 | 服用しないこと | 服用しないこと |
2021年11月9日から第2類医薬品になっため、薬剤師さんの確認なしにインターネットでも購入できるようになりました。
【第2類医薬品】アレグラFXジュニア 16錠 ※セルフメディケーション税制対象商品
*価格例:16錠入り¥1,298円(税込)(2023年1月2日時点)