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監修伊藤潤先生(順天堂大学大学院 医学研究科 呼吸器内科学 助手/国立病院機構相模原病院 臨床研究センター客員研究員)© 2018 伊藤潤

ムコール アレルギー |【花粉症クエスト】アレルギー辞典

Mucor:ケカビ(Mucor)

ムコール

感染すると大変です

  • 免疫力が落ちたヒトの体にも生えてしまうカビです。
  • 有機物であればなんにでも生えてきます。
  • 呼吸器系に直接感染することもあります。

生息地モモなどの柔らかい果実などの表面
注意する時期一年中
発育条件高温(32~40℃)
主なアレルゲン未登録

何が原因?

ムコールは真菌の接合菌類に分類されるカビで、ケカビ属の総称です。湿気が多いところに多くみられ、食品だけでなく土など湿った有機物であれば色々なところに生えてきます。

ケカビ属~毛髪状に伸びるところからケカビと呼ばれる


ムコール ケカビ属

(James Lindseyより)

アレルギーの特徴は?

病気としては鼻粘膜や呼吸器から侵入して起きるムコール症が重要とされています。これはアレルギーではなく感染症であり、鼻、副鼻腔、眼、脳を侵す恐ろしい病気です。ムコールは感染症だけではなく、アレルゲンとなってⅠ型アレルギーを起こす事もあります。

Point! Ⅰ型アレルギーとは

Ⅰ型アレルギーは、即時型アレルギー、アナフィラキシー型とも呼ばれる。皮膚に反応が出るときは、15分~20分で赤くなったり蕁麻疹がでる。

免疫の中で大きな役割を担っているのが免疫グロブリン(Immunoglobulin、略称Ig)と呼ばれる分子で、血液中や組織液中に存在している。免疫グロブリンには、IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類があり、そのうちIgEが関与するアレルギーがⅠ型アレルギー。代表的疾患には気管支喘息、アレルギー性鼻炎、じんましん、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーショックなどがある。

対策は?

ムコールに対する特異的IgEを知る事が治療や発症回避につながるといわれています。

ムコールは自然界に広く生息するカビですが感染力が弱いのでこの感染症になってしまうことは稀です。感染症になってしまった場合は抗真菌薬(アゾール系やキャンディン系は無効なのでアンフォテリシンB)投与だけでなく病巣の切除も必要になります。

まめちしき

アナフィラキシーを重篤化、増幅させる因子

βアドレナリン遮断薬、ACE阻害薬、解熱鎮痛剤、睡眠薬、抗うつ薬などの薬やアルコールを飲んでいる時、運動、ストレス、生理前など体に負担がかかっている時には、普段は症状がでないものでも強いアレルギー反応を起こすことがあります。

(監修者)伊藤潤先生のプロフィール

順天堂大学医学部呼吸器内科学講座 助教 兼任 国立病院機構相模原病院 客員研究員

医学博士。呼吸器、アレルギー、総合内科の専門医資格を持っており、主に喘息やアレルギー疾患の治療と研究を行っている。

  • 2002年3月 東邦大学医学部卒業
  • 2005年4月 順天堂大学呼吸器内科入局
  • 2011年4月 順天堂大学医学部大学院博士課程卒業
  • 2012年4月 越谷市立病院呼吸器内科 医長
  • 2012年7月 国立病院機構相模原病院 医員
  • 2014年7月 現職

東邦大学医学部在籍中は美術部に所属。2009年から2018年まで日本免疫学会主催のイベント「免疫ふしぎ未来」のポスター原案を手掛けている。

日本免疫学会 免疫ふしぎ未来 2018年 ポスター 伊藤潤先生原案作成

(日本免疫学会HPより)

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