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監修伊藤潤先生(順天堂大学大学院 医学研究科 呼吸器内科学 助手/国立病院機構相模原病院 臨床研究センター客員研究員)© 2018 伊藤潤

果物(リンゴ・モモ) アレルギー |【花粉症クエスト】アレルギー辞典

Malus domestica:リンゴ(Apple)

Prunus persica:モモ(Peach)

キウイ

  • 7歳から19歳の食物アレルギーの第1位です。
  • 口腔アレルギー症候群を起こしやすいです。

生息地果物(リンゴ・モモなど)
注意する時期一年中
主なアレルゲンPR10 (リンゴはMal d 1、モモはPru p 1、キウイはAct d 8、セロリはApi g1)
LTP (リンゴはMal d 3、モモはPru p 3) プロフィリン(リンゴはMad 4)

何が原因?

果物に含まれるタンパク質です。防御たんぱく質(Pathogenesis-related protein type 10: PR10)やプロフィリンやPR-14に属する脂質輸送たんぱく質(Lipid transfer protein: LTP)が主な原因です。

PR10は植物がストレスを感じるときに増えるタンパク質で、熱や消化酵素に分解されやすい特徴があります。LTPの方は熱や酵素で分解されにいタンパク質です。LTPが関与する場合は症状が重症で、モモの缶詰やアップルパイなど加熱された食品を食べても症状が出てしまいます。

Point! リンゴの栄養

リンゴポリフェノールは抗酸化作用があり、美容や老化防止に効果的です。赤い皮にその成分が多く含まれています。そして、ミネラルのカリウム、ペクチンやセルロースなどの食物繊維が豊富です。 風邪のときに”すりおろしりんご”を食べるのは、ペクチンの粘膜保護作用とリンゴ酸の消炎効果を期待したもの。 消化・血行をよくしてくれます。

リンゴ
りんご

モモ

もも

アレルギーの特徴は?

最近フルーツを食べた後に唇が腫れてしまったり、口の中が痒くなったり、目や顔が腫れてしまったりする口腔アレルギー症候群や花粉食物アレルギーと言われるアレルギーの人が増えてきています。

Point! 果物アレルギーとは

果物アレルギーは食物アレルギーです。
果物アレルギーの多くはPR-10というタンパク質が原因になり、PR-10が原因の場合は口に入れてすぐ反応が現れる事が多いので口腔アレルギー症候群(OAS)と言われたり、花粉との交差反応が原因の事が多いので花粉食物アレルギーなどと言われたりします。
口が腫れたり、ピリピリとした違和感を感じるので大量に食べる前に気づく事多いのですが、気づかずに食べると下痢や蕁麻疹などを起こすことがあります。
摂取量が多いとアナフィラキシー(*)になることもあります。

(*)アナフィラキシーとは、アレルギーの原因物質(アレルゲン)が身体に侵入したことで、急性の過剰反応が起こり、蕁麻疹などの皮膚反応、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状などが複数おこる症状。アナフィラキシーに血圧低下や意識障害を伴う場合をアナフィラキシーショックと呼ぶ。

対策は?

症状がでるようになったら食べないのが一番です。

加熱しても防げない果物アレルギーもあります。その場合はケーキ、ジャム、缶詰のように加熱加工していても症状がでることがあります。

仲良しアレルギー

*交差反応を起こしやすいアレルギーを仲良しアレルギーとして紹介しています。

ハンノキなどカバノキ科の主要なアレルゲンとバラ科の果物などに含まれるアレルゲンの形が似ているので交差反応が起きやすいことが理由で、果物野菜アレルギーが起こります。

リンゴ、サクランボ、モモ、ナシ、イチゴ、プラムなどのフルーツ以外にアーモンドもバラ科の食べ物なので注意が必要です。

ハンノキ
ヤシャブシ(ハンノキ属)の雄花序

(監修者)伊藤潤先生のプロフィール

順天堂大学医学部呼吸器内科学講座 助教 兼任 国立病院機構相模原病院 客員研究員

医学博士。呼吸器、アレルギー、総合内科の専門医資格を持っており、主に喘息やアレルギー疾患の治療と研究を行っている。

  • 2002年3月 東邦大学医学部卒業
  • 2005年4月 順天堂大学呼吸器内科入局
  • 2011年4月 順天堂大学医学部大学院博士課程卒業
  • 2012年4月 越谷市立病院呼吸器内科 医長
  • 2012年7月 国立病院機構相模原病院 医員
  • 2014年7月 現職

東邦大学医学部在籍中は美術部に所属。2009年から2018年まで日本免疫学会主催のイベント「免疫ふしぎ未来」のポスター原案を手掛けている。

日本免疫学会 免疫ふしぎ未来 2018年 ポスター 伊藤潤先生原案作成

(日本免疫学会HPより)

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