fbpx
監修伊藤潤先生(順天堂大学大学院 医学研究科 呼吸器内科学 助手/国立病院機構相模原病院 臨床研究センター客員研究員)© 2018 伊藤潤

(特異的IgE抗体測定)検査結果の解釈の注意点は? |【花粉症クエスト】アレルギー入門

(特異的IgE抗体測定)検査結果の解釈の注意点は? 

mikata

単純に判断してはダメだよ

  • 血液による特異的IgE抗体測定は簡便で安全なので最も一般的なアレルギー検査です
  • 検査結果と実際の症状の有無とが一致しないこともあります。
  • 皮膚テストなどと組み合わせて実施することもあります

特異的IgE抗体測定とは?

一般的に、特異的IgE抗体測定系のことをRAST(Radioallergosorbent test)と呼んでいます。

血中の特異的IgE抗体価を定量するもので、クラス0~6までアレルギーの強さを分けています。

Point! 「特異的」IgE抗体の意味は?

特異的IgE抗体とは、特定のアレルゲンに対するIgEという意味です。IgEは総IgEのことを指し、非特異的IgEと呼ぶこともあります。

特異的IgE抗体検査とは、血液検査によって特定のアレルゲン(例:スギ花粉、ヤケヒョウダニ、卵白など)だけに反応するIgE抗体の量を調べるものです。

検査結果の解釈の注意点は?

血中特異的IgE抗体検査は、皮膚テストや食事負荷テストと違って簡便かつ安全であることから最も一般的に使われています。

しかし、特異的IgE抗体の結果と原因となるアレルゲンによる誘発症状の有無とは必ずしも一致していません。このため、特異的IgE抗体検査陽性⇒誘発症状あり、特異的IgE抗体検査陰性⇒誘発症状なし、といったように単純に判断してはいけません。

検査結果と症状が合致しない場合は皮膚テストなど、その他の検査を組み合わせて実施する必要があります。

皮膚テストとは?

プリックテストパッチテストがあります。

プリックテストは疑わしいアレルゲンを皮膚の上に滴下し、針で皮膚に傷をつけてその部分が腫れたり、赤くなってくるかどうかを見る検査です。必ず腫れる液体(ヒスタミン溶液)と腫れないはずの液体(食塩水)も一緒に検査してヒスタミンの腫れ方の1/2より大きく腫れたものは陽性と判断します。観察期間が短く即時型アレルギー(Ⅰ型アレルギー)を見るのに適しています。有用な検査ですが、手間の割に検査で得られる金額が少ないことなどから本気でアレルギー診療をやっている先生でないとやらなくなってきています。

パッチテストは疑わしいアレルゲンを専用の容器(フィンチャンバー)に塗布してそれを背中に張り付けて48時間後に剥がします。剥がしてから2時間後、48時間後、72時間後、5~7日後に判定して赤く腫れていたり、水疱を作っていたものを陽性と判断します。観察期間が長く、遅延型アレルギーを見るのに適しています。主に皮膚科の先生が行っています。

➡ボイルしたカニならOK? 順天堂大学 伊藤潤先生がやさしく解説↓

甲殻類 アレルギー |【花粉症クエスト】アレルギー辞典

甲殻類(*エビ、カニ、ロブスターなど) アレルギー |【花粉症クエスト】アレルギー辞典

(監修者)伊藤潤先生のプロフィール

順天堂大学医学部呼吸器内科学講座 助教 兼任 国立病院機構相模原病院 客員研究員

医学博士。呼吸器、アレルギー、総合内科の専門医資格を持っており、主に喘息やアレルギー疾患の治療と研究を行っている。

  • 2002年3月 東邦大学医学部卒業
  • 2005年4月 順天堂大学呼吸器内科入局
  • 2011年4月 順天堂大学医学部大学院博士課程卒業
  • 2012年4月 越谷市立病院呼吸器内科 医長
  • 2012年7月 国立病院機構相模原病院 医員
  • 2014年7月 現職

東邦大学医学部在籍中は美術部に所属。2009年から2018年まで日本免疫学会主催のイベント「免疫ふしぎ未来」のポスター原案を手掛けている。

日本免疫学会 免疫ふしぎ未来 2018年 ポスター 伊藤潤先生原案作成

(日本免疫学会HPより)

2018年5月には、アレルギー検査結果を医師が患者さんにわかりやすく簡潔に説明するための本『アレルギー検査のミ・カ・タ』を上梓した。

➡これ一冊でアレルギーの知りたかったことがわかる!

アマゾンで買う

「アレルギー検査のミ・カ・タ」(著)順天堂大学・伊藤潤先生

➡人気の「アレグラFX」と同じ成分で価格が安め!

アレルビ

アマゾンで買う
【第2類医薬品】アレルビ 56錠 ※セルフメディケーション税制対象商品