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日医大・大久保公裕先生に教わる!子どもの花粉症の原因、特徴、治療薬

日本医科大学教授の大久保公裕先生といえば、舌下免疫療法など花粉症治療において日本を代表する医師のおひとりです。その大久保先生が理事長のNPO「花粉症・鼻副鼻腔炎治療推進会」は去る2018年2月25日に花粉症の治療や予防に関する正しい知識を啓蒙するための「第5回花粉症市民講座」を開催し、大久保先生も登壇者として講演を行いました。

講演の中では、子どもの花粉症の背景、症状の特徴、治療法についてもご説明がありましたので、そのお話をご紹介します。

 ➡大久保公裕先生に聞く!花粉症の治し方名医が教える花粉症の治し方 連載第一回前編
「2018年春の花粉症を振り返り、花粉症年間カレンダーで今後の対策を検討しよう!~大久保公裕教授インタビュー」

➡最新の花粉症の傾向とは?

日本医科大学耳鼻咽喉科教授 松根先生 インタビュー

高齢者も花粉症になる傾向、子供の感染症に有効な治療法は花粉症薬!?~日医大・松根教授に聞く

1.誰でも花粉症になる

・環境要因がアレルギー増加の原因

1998年から2008年の10年間の間に、スギ花粉症患者数は10%も増えています。これはスギ花粉の飛散量が増加していることが要因です。

一方、ダニなどハウスダストによる通年性アレルギーは原因物質が増えていないにもかかわらず患者数は5%増えている。私たちを取り巻く環境と身体の調和が乱れている証拠です。

スギ花粉症患者数、花粉症患者数とも約10ポイント増加、通年性鼻炎患者数は約5ポイント増加

スギ花粉症患者数、花粉症患者数とも約10ポイント増加、通年性鼻炎患者数は約5ポイント増加

日本人の遺伝子は江戸時代からほとんど変化していません。変化したのは私たちの環境です。今でも発展途上国の中には感染症がまん延するような環境がありますが、戦後の日本はある時点から清潔な環境、いわば人工的に作られた環境になってきた。国が認可した安全なものとはいえ瓶詰の離乳食にも保存料などの化学物質が入っているし、ファストフードなど食生活が欧米化し、腸内細菌叢が変わってきた。確実にアレルギーになりやすい体質になってきています。

花粉症患者数が増加する環境要因

花粉症患者数が増加する環境要因

・毎日同じものに接しているとアレルギーに

スギやヒノキは戦後に積極的に植林されたにもかかわらず、安い輸入品に押され伐採されずにそのまま放置されています。その結果、日本の国土の約19%がスギ・ヒノキの人工林で占められています。私たちの身体はいろいろなものに接することで多様な抗体ができ免疫の許容範囲が広がるのですが、毎日同じものに接していると偏った抗体が増加しアレルギーになりやすい傾向があります。例えば長年猫を飼っていると猫アレルギーになることがあるように、外出すればスギやヒノキの花粉ばかり飛んでいると花粉症になってしまうのです。

・花粉は上から落ちてくる

ダニなどのハウスダストは舞うのは床からせいぜい1メートルの高さです。だからハイハイする赤ちゃんや背の低い子どもがハウスダストアレルギーになりやすいのです。

しかし花粉は違います。大人にも子どもにも平等に上から落ちてきます。だから、子どもでも高齢者でも誰でも花粉症になる可能性があるのです。

2.子どもの花粉症の特徴

・鼻づまりやかゆみが起こりやすい

子どもの花粉症の症状で顕著なのは鼻づまりです。自分で鼻をかめないので、よく鼻をすすっていますが、鼻の粘膜が腫れやすいことが鼻づまりの原因です。

またかゆみも起こりやすい。目の周りや鼻の下をよくこすっているのはかゆみが原因です。アトピーでも掻くと症状が悪化するのですが、子どものうちに掻くことを覚えてしまうと癖になってしまう。するとなかなか治りません。

・生活の質QOLが悪化

花粉症やアトピーは死に至る病ではありませんが、花粉症によって生活の質「Quality of Life」が確実に低下します。

アレルギー性鼻炎で生じる小児のQOLへの影響

アレルギー性鼻炎で生じる小児のQOLへの影響

子どもの生活では花粉症などのアレルギー性鼻炎が原因で、

  • 勉強への支障
  • 集中力や思考力の低下
  • 野外活動の低下
  • 睡眠障害
  • 気分が晴れない、疲れやすい

といった悪影響が目立ちます。

小児もアレルギー性鼻炎で総合的なQOLが損なわれている

小児もアレルギー性鼻炎で総合的なQOLが損なわれている

大人だけでなく花粉症の子どもの4人に1人がかなり生活に支障がでていると感じていることがわかります。

3.子どもの花粉症治療薬

抗ヒスタミン薬

子どもの花粉症の治療によく用いられるのは抗ヒスタミン薬です。

抗ヒスタミン薬の特徴

抗ヒスタミン薬の特徴

ヒスタミンという物質は花粉症の原因となりますが、脳の中では以下のような大切な働きを行います。

脳内のヒスタミンの役割

脳内のヒスタミンの役割

ヒスタミンには集中力、判断力、作業効率を促進する作用があります。

そのヒスタミンをブロックする抗ヒスタミン薬が脳の中に入ってしまうと、勉強の効率が低下したり頭がぼっとしてしまうのです。

最近では脳への作用が少なく眠くなりにくいタイプの抗ヒスタミン薬もあるので、医師よく相談して処方してもらってください。

・鼻水は副交感神経が優位の状態

鼻水は副交感神経の過敏で起こります。

花粉がないはずの家の中でティッシュペーパー1箱分も鼻をかんいる方でも、花粉がたくさん飛んでいる外ではそこまで鼻をかむことはないですよね。つまり花粉と出会って、アレルギー反応が生じる反応のほかに、そこから引き起こされる副交感神経の過敏が原因で流れ出る鼻水になってしまうのです。このような方は副交感神経の対局にある交感神経がきちんと作用しておらず、副交感神経が優位になっている状態になり、鼻水のような花粉症の症状が悪化してしまうのです。

逆にいうと、花粉症の鼻水を軽減するには、運動をして汗をかくなど交換神経のスイッチを入れられるように努めればいいわけです。

・鼻噴霧用ステロイド薬も効果的

子どもの花粉症の鼻炎症状には抗ヒスタミン薬だけでなく、鼻噴霧ステロイド薬をもっと利用してもいいのではないかと考えています。小児用の鼻噴霧ステロイド薬もありますので、詳しいことは医師に相談してみてください。

Point!~鼻噴霧用ステロイド薬とは

特徴としては、

  • 効果が強い
  • 効果発現は1~2日
  • 副作用は少ない
  • 鼻アレルギーの3症状に等しく効果がある
  • 投与部位のみ効果が発現する

があげられる。

代表的な薬としては

  • フルナーゼ(一般名:フルチカゾン)
  • アラミスト(一般名:フルチカゾン)
  • ナゾネックス(一般名:モメタゾン)

などがある。

 

➡大久保公裕先生が花粉症治療のコツを解説!

前編:「大量!短期集中!強風!」だった2018年の花粉シーズンの特徴やその結果どんな症状や治療法が目立ったのか?!

後編:「花粉症対策の年間カレンダー」で来年に向けた花粉症対策の要点や、食べ物・運動が花粉症対策に良いとされるメカニズム、そして花粉症治療の未来とは!

「2018年春の花粉症を振り返り、花粉症年間カレンダーで今後の対策を検討しよう!~大久保公裕教授インタビュー」前編

名医が教える花粉症の治し方 連載第一回前編
■大久保公裕先生のプロフィール

  • 1984年 日本医科大学 卒業
  • 1988年 日本医科大学大学院 修了
  • 1989年~1991年 アメリカ国立衛生研究所(NIH) 留学
    (現在)

  • 日本医科大学大学院医学研究科 頭頸部感覚器科学分野 教授
  • NPO花粉症鼻副鼻腔炎治療推進会 理事長
  • 日本耳鼻咽喉科学会 代議員
  • 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会 理事
  • 日本アレルギー学会 常任理事
  • 第63回日本アレルギー学会秋季学術大会(2013年、東京)会長

➡花粉シーズンに子どもがぼーっとしてたら疑ってみよう

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