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花粉症などのアレルギー性鼻炎には「治療薬3点セット」が効く~相模原病院・谷口正実先生が解説

花粉症などのアレルギー性鼻炎には「治療薬3点セット」が効く~相模原病院・谷口正実先生が解説

増加傾向にあるアレルギー疾患に対して、国はすべての都道府県にアレルギー疾患の拠点病院を設置する方針を打ち出しました。その中で、研究調査や医師育成の「中心拠点病院」として指定されたのが「国立病院機構相模原病院」です。「花粉症クエスト」では、その相模原病院でアレルギー治療の最前線に立たれている谷口正実・臨床研究センター長に、花粉症をはじめとしたマルチアレルギー疾患の効果的な治療法について、お話をお聞きしました。

前回(Part1)は谷口先生のお話の中から「アレルギー治療の第一歩は原因物質を突き止めることから。アレルギー検査とは」をお伝えしましたが、ここではPart2として、「アレルギー性鼻炎には治療薬3点セットが効く」をお伝えします。

➡Part1「アレルギー治療の第一歩は原因物質を突き止めることから」はこちらご覧ください

アレルギー検査とは?花粉症やアレルギー治療は原因物質を突き止めることから!~相模原病院・谷口正実先生に聞く

アレルギー検査とは?花粉症やアレルギー治療は原因物質を突き止めることから!~相模原病院・谷口正実先生が解説

1.アレルギー検査で原因がわかれば予防や対策が可能に

アレルギー検査などで症状の原因となるアレルゲンがはっきりわかれば、次は予防や対策です。ダニやカビといった室内アレルゲンは季節に関係なく一年を通じて対策を講じなくてはいけませんが、花粉が原因のアレルギーの場合はその花粉が飛散する時期にマスクやメガネをつけて外出したり、飛散量がピークのときにはできるだけ外出を控えるといった予防策が大切です。

しかし、それでも鼻炎症状などが起こってしまったときには治療薬を用いて症状を鎮めます。(谷口先生)

➡谷口先生が解説する「室内アレルゲンの特徴と対策法」はこちら

なぜ増える?大人の喘息!ダニ、ペット、カビ、虫など室内アレルゲンの特徴や対策法は?~相模原病院・谷口先生に聞く

「ダニ、ペット、カビ、虫など室内アレルゲンの特徴や対策法は?~相模原病院・谷口先生に聞く(前編)」

2.よく処方する治療薬3点セットとは

  • Q:谷口先生は、花粉症の鼻炎症状にはどのような治療薬をよく処方しますか?

私の場合には、点鼻ステロイド薬抗ヒスタミン薬抗ロイコトリエン薬の3点セットで処方することが多いです。抗ヒスタミン薬だけ、ないしは点鼻ステロイド薬と抗ヒスタミン薬だけ処方されるケースも多いと思いますが、これまで多くの患者さんを診てきた経験から言うとこの3つの薬の組み合わせがよく効きます。

  • Q: 点鼻ステロイド薬に抵抗がある患者さんもいるようです。

確かに点鼻ステロイド薬を嫌がる患者さんもいますが、「ナゾネックス」のように1日1回の噴霧でよいタイプもあります。ステロイドは副作用が怖いというイメージもありますが、点鼻薬は局所だけに作用し、全身への影響はほとんどありません。

Point! 点鼻ステロイド薬とは

点鼻ステロイド薬とは「鼻噴霧用ステロイド薬」ともいい、鼻腔の中にスプレーすることで、鼻粘膜のヒスタミンを減少させて、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの鼻症状を改善する。 花粉症を含むアレルギー性鼻炎の治療によく使われている。

代表的な点鼻ステロイド薬
代表的な点鼻ステロイド薬表

日本アレルギー協会 HPより

➡市販薬もある、点鼻ステロイド薬の違いを解説!

花粉症・鼻アレルギー向け「点鼻ステロイド薬」の違いや特徴~小児には?市販薬は?(アラミスト、ナゾネックス、エリザス等)

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  • Q:抗ヒスタミン薬にはたくさん種類があります。

抗ヒスタミン薬には第2世代と呼ばれる眠気の副作用を軽くしたタイプがあります。薬ごとに特徴があり、患者さんが感じる個人差もあるでしょうが、第2世代抗ヒスタミン薬であれば、基本的にはどれでも効果的だと思います。

Point! 第2世代抗ヒスタミン薬とは

抗ヒスタミン薬とは、体内で鼻水などのアレルギー症状を引き起こす物質であるヒスタミンの作用を抑制する薬品。その中で第2世代抗ヒスタミン薬は1983年以降に発売されたもので、それ以前からある第1世代抗ヒスタミン薬と比較して、眠気などの中枢神経抑制作用や、口渇や胸やけなどの抗コリン作用などの副作用が少ないのが特長である。

代表的な第2世代抗ヒスタミン薬

第二世代抗ヒスタミン薬の処方薬リスト 発売年月 後発品有無 市販薬有無

Point! 抗ロイコトリエン薬とは

ペプチドロイコトリエン(ロイコトリエンC4、D4、E4)はアレルギー性鼻炎の鼻づまりや気管支喘息などに関係している。
抗ロイコトリエン薬とは「ロイコトリエン拮抗薬」とも呼ばれ、ペプチドロイコトリエンの受容体に働いてその作用を抑える薬品。代表的なものに、オノン(一般名:プランルカスト)、キプレス(一般名:モンテカルスト)、シングレア(一般名:モンテカルスト)などがある。

代表的な抗ロイコトリエン薬
製品名 一般名(成分名)
オノン プランルカスト
キプレス モンテカルスト
シングレア モンテカルスト

➡抗ロイコトリエン薬とはどんな薬?

花粉症の鼻づまりに効く処方薬 シングレア・キプレス(モンテルカスト)とオノン(プランルカスト)とは

【花粉症薬】花粉症の鼻づまりに効く処方薬シングレア・キプレス(モンテルカスト)とオノン(プランルカスト)とは

3.多種花粉が原因のときは皮下免疫療法

  • Q:いったん治療薬で症状が治まっても、また再発してしまいます。完全に治す方法はないのでしょうか。

スギ花粉だけ、ダニだけが原因のシングルアレルギーであれば、舌下免疫療法(*舌の下にスギやダニのアレルゲン薬を置いて身体を徐々に慣らせていく治療法)を行うと完全に治ったり、そうでなくても症状がかなり改善されます。

しかし、最近増えているのが複数のアレルゲンに反応してしまうマルチアレルギーです。これに対して現在根治的な治療法とされているのが、複数のアレルゲンを注射で皮下に投与する皮下免疫療法です。

(続きはこちら《Part3》をご覧ください↓)

➡輸入アレルゲンエキスは患者さんに請求しない?!

【花粉症治療】スギ、イネ科、カバノキ科など多種の花粉アレルギーには皮下免疫療法で根治や緩和を目指す~相模原病院・谷口正実先生が解説

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➡Part1「アレルギー治療の第一歩は原因物質を突き止めることから」はこちら

アレルギー検査とは?花粉症やアレルギー治療は原因物質を突き止めることから!~相模原病院・谷口正実先生に聞く

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●谷口正実先生のプロフィール
  • 1956年 生まれ
  • 1981年 浜松医科大学卒業
  • 1987年 浜松医科大学大学院卒業
  • 1988年 藤枝市立病院呼吸器内科医長
  • 1994年 藤田保健衛生大学 呼吸器アレルギー内科講師
  • 1997年 米国バンダービルト大学肺研究センター研究員
  • 1999年 国立相模原病院アレルギー科医長・気管支喘息研究室長
  • 2008年 同内科系統合診療部長
  • 2011年 同臨床研究センター病態総合研究部 部長
  • 2014年 同臨床研究センター センター長
  • 兼任 藤田保健衛生大学 順天堂大学連携大学院客員教授

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