【花粉症薬ランキング】冬~春に効き目の強さと予防で選ぶ市販の花粉症鼻炎薬・鼻スプレー・目薬

冬から春の花粉症 薬 鼻炎薬 点鼻薬 点眼薬

今の時期、11月、12月、1月、2月は、『秋➡初冬➡冬➡晩冬➡春』へと行ったり来たり振れながらすすんでいくシーズンです。

花粉症でみると、『冬の花粉症』は『秋の花粉症の名残り』と『春の花粉症シーズンの始まり』の2つのシーズンが交差するやっかいなシーズンといえるでしょう。

そこで今回は、やっかいな冬の花粉症対策に、「花粉症クエスト」が実施したアンケート調査のランキングも参考にしながら、おすすめ花粉症市販薬をピックアップしてご紹介します。

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1.冬の花粉症の原因は?

11月から2月にかけて花粉症の原因となる花粉の種類は主に以下のものです。

初冬から冬にかけて ➡ スギ、イネ科、ブタクサ、ヨモギ

冬から晩冬にかけて ➡ スギ、ヒノキ、ハンノキ、イネ科

スギ花粉は春の花粉症の代名詞ですが、11月から少量ながらも飛散しており、1月下旬からピークとなる3月に向けて急速に飛散量が増えていきます。

【11月から2月】【2月から5月】の花粉飛散予測はこちらをご覧ください。

2.冬の花粉症薬の選び方

・冬の花粉症対策のポイント

冬の花粉症の特徴は、

初冬~冬 ➡ ブタクサ、イネ、カナムグラ、ヨモギといった秋の花粉症の名残と、少量ながらもスギ花粉飛散の始まり

冬~晩冬 ➡ スギ花粉量が増加し、ヒノキ、ハンノキ飛散の開始という、春の花粉症の始まり

です。

そのため、冬の花粉症対策のポイントは、

●秋の花粉症の名残やもう発症したスギ花粉症に、効き目が強いタイプの花粉症薬を選ぶ

●2月以降の春の花粉症ピークに備えて、予防目的も兼ねたタイプの花粉症薬を選ぶ

それぞれのタイプの人気でおすすめの花粉症市販薬をピックアップしてご紹介する前に、花粉症の症状が起こるメカニズムを理解しておきましょう。

・花粉症のメカニズムとは

体内に異物(花粉)が侵入すると免疫のしくみがそれを排除するか受け入れるか判断します。

排除すると判断すると、その異物(花粉)に特有のIgE抗体などの抗体を作り始めます。IgE抗体はマスト細胞とよばれる細胞にくっついて待機しています。表面に抗体が付着したマスト細胞が全身的に蓄積され、それがあるレベルに達すると花粉症になる状況が整います。この状態を「感作」といい、まだ発症する前の段階です。
感作が成立した体内に、再び同じ異物、すなわちアレルゲン(花粉)が体に入ってくると、IgE抗体が反応して、その結果、マスト細胞からヒスタミン、ロイコトリエンなどのアレルギー原因物質が放出されます。
放出されたヒスタミンなどは鼻や喉などの粘膜にある受容体を刺激します。するとくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの反応がおこります。

このようにして花粉症が発症するのですが、この流れの中のどのポイントに作用するかで花粉症薬のタイプがわかれます。

・花粉症薬のしくみ

上記のメカニズムの③と④をもう一度確認しましょう。

花粉症などのアレルギー症状の発症には、アレルギー原因物質ヒスタミンなどが絡んでいます。そのヒスタミンが放出されないようにすること、もしくは、すでに放出されてしまったヒスタミンが炎症を起こさないようにブロックすることができれば、症状が抑えらえるはずです。

アレルギー発症のメカニズムと薬の作用の関係

ヒスタミンが放出されないようにすることを「抗アレルギー作用」、放出されたヒスタミンをブロックすることを「抗ヒスタミン作用」と呼びます。

・花粉症薬を選ぶポイント

以上のことから、花粉症を選ぶポイントをまとめると、

  • 起こってしまった症状を鎮めたいときには、「抗ヒスタミン作用」が強い花粉症薬
  • 症状が発症するのを抑えたいときには「抗アレルギー作用」のある花粉症薬

「抗ヒスタミン作用」の薬の中には「抗ヒスタミン成分」と呼ばれる薬が含まれていますが、抗ヒスタミン成分には、「第一世代抗ヒスタミン薬」と「第二世代抗ヒスタミン薬」があります。

第二世代抗ヒスタミン薬は第一世代より新しく開発された薬で、第一世代の薬にあった眠気などの中枢神経抑制作用や、口渇や胸やけなどの抗コリン作用などの副作用が少なくなっています。

それでは冬の花粉症におすすめのタイプ別花粉症市販薬をピックアップしてご紹介しましょう。

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3.効き目が強いタイプの市販内服薬(鼻炎薬)ランキング

1.「アレグラFX」

「アレグラFX」は第二世代抗ヒスタミン薬の中で、効き目の強さと眠くなりにくさのバランスがよくとれていて、服用しても車の運転が禁止されていません。「花粉症クエスト」アンケート調査でも使用実績ダントツNo1人気の花粉症鼻炎薬です。

「アレグラFX」の主成分は第二世代抗ヒスタミン成分「フェキソフェナジン塩酸塩」が1錠に60㎎入っています。病院で処方される薬「アレグラ錠」にもフェキソフェナジンが同量60㎎入っていますので、花粉症などのアレルギー性鼻炎への効能効果という点では市販薬も処方薬も同じです。

用法・用量:成人(15才以上)、1回1錠、1日2回朝夕に服用

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【第2類医薬品】アレグラFX 28錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

2017年11月9日から小児用アレグラFX「アレグラFXジュニア」が新発売になりました。

冬から春のおすすめ花粉症鼻炎薬 小児用アレグラ アレグラFXジュニア

フェキソフェナジンが1錠に30㎎含まれています。

用法・用量:

[7才~11才]➡1回1錠、1日2回朝夕に服用
[12才~14才]➡1回2錠、1日2回朝夕に服用

アレグラFXジュニアは、要指導医薬品なので薬剤師さんのいる薬局でお求めになれます。インターネットでは購入できません。

■「アレルビ」

「アレルビ」は「アレグラFX」のジェネリック医薬品(後発医薬品)です。アレグラと同じ主成分「フェキソフェナジン塩酸塩」が1錠に60㎎入っていますので、アレグラFXとアレルギー性鼻炎の効能効果という点では同じと考えていいでしょう。違いは添加物などになります。

ジェネリック医薬品であるため価格が安めであることが魅力です。

用法・用量:成人(15才以上)、1回1錠、1日2回朝夕に服用

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【第2類医薬品】アレルビ 56錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

2.「アレジオン20」

「アレジオン20」は第二世代抗ヒスタミン成分「エピナスチン塩酸塩」が1錠に20㎎が含まれています。処方薬でも「アレジオン錠」として同成分が同量入っています。エピナスチン塩酸塩は、放出されたヒスタミンをブロックする作用(抗ヒスタミン作用)に加えて、ヒスタミンなどの原因物質の分泌を抑えたり(抗アレルギー作用)、発症している炎症の悪化を防ぐ作用も含まれています。

アレジオンは速効性と効き目の強さで人気の薬ですが、アレグラFXよりも眠くなりやすい傾向があります。

用法・容量:成人(15才以上)、1日1錠就寝前に服用


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【第2類医薬品】アレジオン20 12錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

3.「コンタック鼻炎Z」と「ストナリニZ」

「コンタック鼻炎Z」と「ストナリニZ」のどちらにも第二世代抗ヒスタミン成分の「セチリジン塩酸塩(ジルテック)」が1錠に10㎎配合されてます。「ジルテック」は病院でも効き目が強い薬として処方される薬です。即効性があり、服用後まもなく効いてきます。

効き目が強い分、眠気の作用も強く、服用中に自動車の運転などは避けてください。アルコールは眠気の副作用をでやすくします。飲酒はできるだけ控えましょう。

「コンタック鼻炎Z」と「ストナリニZ」の違いは、製造販売メーカーの違いとお考えください。

 用法・容量:成人(15才以上)、1日1錠就寝前に服用

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【第2類医薬品】コンタック鼻炎Z 14錠 ※セルフメディケーション税制対象商品


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【第2類医薬品】ストナリニZ 14錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

4.「パブロン鼻炎カプセルSa」

「パブロン鼻炎カプセルSα」には第一世代抗ヒスタミン成分の「マレイン酸カルビノキサミン」が2カプセル中6㎎含まれています。

急にくしゃみや鼻水などの症状がでてしまったときに、速くよく効く薬ですが、第一世代抗ヒスタミン薬の中では眠くなりにくといわれるものの、眠気が起こりやすいことが難点です。
用法・用量:成人(15才以上)、1回1カプセル、1日2回12時間ごとに服用

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【指定第2類医薬品】パブロン鼻炎カプセルSα 48カプセル

5.「鼻炎薬Aクニヒロ」

「鼻炎薬Aクニヒロ」には第一世代抗ヒスタミン成分「d-クロルフェニラミンマレイン酸塩」が1日量(6錠)に6mg入っています。第一世代の抗ヒスタミン薬の特徴として、強い効き目のある一方、眠くなりやすく口が渇くという副作用があります。服用したときは車の運転を避けてください。

鼻炎薬Aクニヒロには鼻づまりに効果がある「塩酸プソイドエフェドリン」や、のど・鼻などの炎症を鎮める「グリチルリチン酸二カリウム」も配合されています。

用量・用法:成人(15歳以上)1回2錠1日3回、7歳以上15歳未満1回1錠1日3回

鼻炎薬Aクニヒロはパッケージの種類が沢山ありますので、薬局などで探すときにはご注意ください。

➡クニヒロとは

選】コスパで人気の市販鼻炎薬「アレルビ」と「鼻炎薬Aクニヒロ」。どんなものかまとめてみた

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【指定第2類医薬品】鼻炎薬A「クニヒロ」 48錠

4.予防目的も兼ねたタイプの市販内服薬(鼻炎薬)ランキング

1.「アレグラFX」

「アレグラFX」の主成分フェキソフェナジンは抗ヒスタミン成分でありながら、ヒスタミンが分泌されるのを抑える抗アレルギー作用も合わせて持っているので、花粉症の症状が起こるのを抑える効果も期待できます。眠くなりにくい特徴もあるので、予防目的の薬としても利用されています。

2.「アレジオン20」

「アレジオン20」に含まれる主成分エピナスチンもヒスタミンなどの原因物質の分泌を抑える抗アレルギー作用があります。クラリチンやアレグラFXよりも眠くなりやすいといわれますが、1日1回就寝前の服用なので日中は眠くなりにくいと感じる人もいるようです。

3.「クラリチンEX」

「クラリチンEX 」の主成分は医療用「クラリチン」のジェネリック医薬品(後発医薬品)「ロラタジン」で1錠に10㎎入っています。

クラリチン(ロラタジン)は第二世代抗ヒスタミン薬です。クラリチンは抗ヒスタミン薬としてヒスタミンが炎症を起こすのをブロックする作用がありながら、ヒスタミンの放出そのものを抑える抗アレルギー作用もあります。そしてもうひとつの特徴が眠くなりにくい点です。

そこで、クラリチンEXは症状がひどくなる前に予防目的でも利用するのに適している薬とされています。

クラリチンEXは2017年から薬剤師のいる薬局で購入できるようになりましたが、まだインターネットで買うことはできません。

用法・用量:成人(15才以上)、1日1回服用(毎日同じ時間帯)

➡クラリチンEXとは?

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花粉症薬 クラリチン 抗アレルギー作用

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5.鼻づまりには鼻スプレー

鼻水だけでなく鼻づまりもおこり症状がひどいときには、鼻スプレー(点鼻薬)もおすすめです。

市販の花粉症薬の中でステロイド薬が含まれているタイプは鼻スプレーだけです。

■「ナザールαAR0.1%」

「ナザールαAR0.1%」には「ベクロメタゾンプロピオン酸エステル」というステロイド薬が100mL中に0.1g入っており、病院で処方される点鼻薬と同成分が同量入っています。鼻水、鼻づまりといった鼻炎症状に効果的です。

抗ヒスタミン薬は配合されていないので、眠くなることはありません。

18歳以上が対象で、1日朝夕2回。最大3か月間使用できます。(1日最大4回(8噴霧)まで使用してもかまいませんが、使用間隔は3時間以上おいてください)

ステロイドが含まれているので、長期にわたる使用はさけてください。

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【指定第2類医薬品】ナザールαAR0.1%<季節性アレルギー専用> 10mL ※セルフメディケーション税制対象商品

■「パブロン点鼻クイックJL」

2017年11月6日に新発売された鼻スプレーが「パブロン点鼻クイックJL」です。噴霧して鼻粘膜に付いたときにジェル化するように設計されています。そのため液だれしにくく、液だれ特有のイヤな感覚がなく、すっきり使えるそうです。

パブロン点鼻クイックJLには第二世代抗ヒスタミン成分の「ケトチフェンフマル酸塩」が100mL中75.6mg入っています。ケトチフェンフマル酸塩は放出されたヒスタミンをブロックするだけでなく(抗ヒスタミン作用)、ヒスタミンが放出されることを抑え込む抗アレルギー作用もあります。

血管収縮作用により血管を収縮する事で、鼻づまり症状を速く抑える「ナファゾリン塩酸塩」も入っています。

対象は7歳以上で、1回に1度ずつ、1日4回(朝・昼・夕方及び就寝前)噴霧します。連続して2週間を超えて使用せず、再び使用する場合は2週間以上あけるようにと注意されています。

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【スイッチOTC】【第2類医薬品】パブロン点鼻クイックJL 15ml

➡つらい鼻炎にはレーザー治療も

花粉症のレーザー治療とは~鼻を焼く?痛み、効果、費用、種類、治療時期など

6.目のかゆみと炎症に効く目薬

市販されている目薬(点眼薬)の中で、かゆみを抑える成分(抗ヒスタミン成分)などが市販薬として最大濃度配合されていて、かゆみと炎症によく効くとされているのが、

■「マイティア・アルピタットEXα」(クールタイプ)

■「マイティア・アルピタットNEXα」(マイルドタイプ)

■「ロートアルガード・クリアブロックZ」(クールタイプ)

■「ロートアルガード・クリアマイルドZ」(マイルドタイプ)

です。これらの点眼薬には以下の成分(1mL中)が含まれています。

  • クロモグリク酸ナトリウム1%:ヒスタミンの放出を抑えてかゆみの発症を抑える【抗アレルギー作用】
  • クロルフェニラミン塩酸0.03%:ヒスタミンをブロックしてかゆみを鎮める抗ヒスタミン作用】
  • プラノプロフェン0.05%:炎症を抑えて悪化を防ぐ【抗炎症作用】
  • コンドロイチン硫酸エステルナトリウム0.5%:角膜を保護し潤いを与える【保護作用】

1回1~2滴、1日4回点眼して下さい。


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【第2類医薬品】マイティアアルピタットEXα 15mL ※セルフメディケーション税制対象商品


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【第2類医薬品】ロートアルガードクリアブロックZ 13mL ※セルフメディケーション税制対象商品

■「アイフリーコーワAL」

「アイフリーコーワAL」は症状が軽いときから使用することで、花粉飛散ピーク時の症状を緩和する効果が期待できます。

病院の処方薬と同じアシタザノラスト水和物を配合した抗アレルギー作用のある目薬です。

1回1〜2滴、1日4回使用します。

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【第2類医薬品】アイフリーコーワAL 10mL ※セルフメディケーション税制対象商品

➡よく効くと評判も

【花粉症対策】花粉対策グッズ「花粉ブロックスプレー」は効くの?どれがおすすめ?

7.おわりに

この時期、突然に花粉症の症状が起こることがあり、そういうときに市販薬を上手に活用できるといいですね。もし市販薬を使っても症状が収まらないときや心配なときは、早めに医師や薬剤師に相談をしてみてください。

この症状、花粉症かな?とお悩みのときには以下の記事を参考にしてみてください。