2019年6月18日放送のNHK「ごごナマ」のテーマは、「漢方薬」。
富山大学教授で漢方医学専門の柴原直利先生が、漢方医学と西洋医学との違いや、漢方薬治療の進め方、また胃痛・胃もたれや腰痛を例に、有効な漢方薬について解説してくれました。
参照:NHK「ごごナマ」
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漢方医学とは
漢方医学とは、中国から伝わった伝統医学が日本で独自に発達したものです。
西洋医学は心と体は別ものととらえ、臓器を個々に調べて病気の原因を探ります。それに対し、漢方医学は心と体は一体ととらえ、病気は体のバランスが崩れたとし、自然治癒力を高めてバランスを取り戻すように試みます。
漢方ではカラダのバランスを大きくは4つに分類します。
陰 (寒がり) 陽 (暑がり) 実(体力がある) 虚 (体力がない)
この4つの真ん中の「中庸」であることをよしとします。
また、体は、気(心身のエネルギー)、血(血液)、水(血液以外の液体)の3つでできていると考え、それぞれが過不足なく体をめぐっている状態が好ましいとします。
●体調不良の状態
「気虚」疲れ・食欲不振
「お血」 顔色が悪い、頭痛肩こり
「水滞 」むくみ
漢方はオーダーメイド
漢方医学では、一人一人を別ものととらえて体の状態を判断します。
体は体質だけでなく、環境で状態が変わります。漢方がオーダーメイドと言われるのは、体質や環境の変化を観測し、処方する薬も変えていくからです。
漢方の生薬
生薬の素材には、植物由来、動物由来、鉱物由来のものがあります。
多くの素材の中から、その人の状態に合ったものを組み合わせて使用します。
薬の種類には、ご自身で生薬を砕いて煮だして飲む「煎じ薬」と、メーカーが製造した「エキス剤」があります。
漢方が役立つケース
- ●症状があるのに「異常なし」「原因不明」と診断される
- ●病名を診断されたが適した西洋薬がない
- ●心身の両方に症状がある
- ●さまざまな症状がある
- ●使用している西洋薬が多い
胃腸のトラブルを改善するには
胃の症状がある場合には、内視鏡検査などで原因を調べます。原因が特定されない、異常がない場合には「機能性ディスペプシア」と診断され、漢方医学も治療の選択肢となります。
●ケース1:体力がない・寒がり・胃もたれ・早期満腹感・吐き気・胃痛
六君子湯(ニンジン、びゃくじゅつ、ぶくりょう)
●ケース2:体力がない・暑がり・強い胃痛・吐き気・食欲不振
安中散(甘草 桂皮 牡蛎)
腰のトラブルに対処するには
腰痛の場合には鎮痛剤が用いられますが、長期使用すると胃腸に副作用がでることがあります。そういう場合には漢方薬が選択肢のひとつになります。
●ケース1:体力がない・手や下半身の冷え
八味地黄丸(体を温めて冷え、痛みをとる)
●ケース2:手足の冷え(強くない)・貧血・皮膚の乾燥
疎経活血湯(血行をよくし、痛みをやわらげる)
●ケース3:寒がり・こむら返り・胃腸が弱い
芍薬甘草ぶし湯(痛みをやわらげる)
体の状態は日々変化します。よって、その時々に合った漢方薬を使用することが肝心です。かかりつけの医師によく相談してみてくださいね!
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