【2019年4月11日】雨あがりの晴天と強風で花粉「非常に多い」予想～花粉症の原因となる『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』

日本気象協会HPより引用

昨日の東京は、冷たい雨の中に雪まじりになった所がありました。日本気象協会によると、今日は広い地域で日中には天気が回復する見込みです。東京では朝から「春の嵐」のような強風が吹き、雨で地上に落ちた花粉が乾燥して舞い上がります。花粉が非常に多く飛ぶと予想されますので、花粉対策をしっかり行ってください。

昨日、関東や東北南部、近畿地方では真冬の寒さとなった一方で、沖縄の石垣島地方は真夏さながらの暑さになりました。また、北海道では所々で気温が10度を超え、春の陽気になりました。日本列島の中に季節が入り乱れて、真冬と春、夏が同居した一日でした。

明日の12日(金)と13日(土)は高気圧に覆われて全国的におおむね晴れると予報されています。この先一週間は、最高気温は平年よりも低い日が多いですが、日曜日以降はこの時期らしい暖かさの日が多くなりそうです。

１．【2019年4月11日更新】 花粉飛散情報

（１）今日4/11の花粉～「非常に多い」予想

昨日は冷たい雨と真冬のような寒さで、スギ花粉の飛散量は「少ない」、ヒノキ花粉は「少ない」でした。

花粉症クエストが計測している花粉累積数が、東京都が発表した区部の飛散花粉数予測の最大値(6300個）に対して89.8％になりました。

本日は快晴になり、強風が吹きます。昨日地上に落ちた花粉が再飛散しますので、花粉対策をしっかり行ってください。

●4月11日（木）東京の花粉予想

花粉非常に多い

●4月11日（木）東京の気象予報

お昼：晴れ　気温14度　湿度31％

夕方：晴れ　気温11度　湿度39％

（２）昨日4/10の花粉情報～花粉少ない

●花粉自動計測器「KH3000」の花粉濃度

花粉自動計測器「KH3000」で30分毎に計測する花粉個数をもとに、その日の1立方メートルあたりの平均花粉濃度（花粉個数/ｍ³）を報告します。

・4月10日（水）：3.2個/m³　低めの濃度

●ダーラム法の花粉観測

ダーラム法で捕集した花粉の種類と飛散個数（1cm²あたり）を報告します。

・4月10日（水）：　スギ「少ない」、ヒノキ「少ない」

スギ花粉：3.1個/cm²

ヒノキ花粉：3.1個/cm²

イネ科花粉：0個/cm²

ハンノキ花粉：0個/cm²

その他花粉：4.3個/cm²

（３）今シーズンの花粉情報

●花粉の飛散開始日からの花粉飛散個数推移

＊花粉個数はスギとヒノキの合計値

●予測最大値に対する花粉シーズンの進捗率

花粉症クエストが計測している世田谷区の花粉個数累計を東京都が発表した今年の飛散花粉数予測最大値と比較して、花粉シーズンの進捗状況を報告します。

◆区部平均の予測最大値（6,300個）に対する花粉シーズン進捗率

： 89.8％（4月10日時点）

◆都平均の予測最大値（9,000個）に対する花粉シーズン進捗率

： 62.8％（4月10日時点）

＊進捗率は区部予測最大値の6,300個に対する数値です。

＊花粉はスギとヒノキの合計値です。

●スギなどの木の花粉の場合～「日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会」の定義を参考にして以下のように表記します。

２．『花粉データ』2019年4月

・KH3000の平均花粉濃度データ（4月1日～4月10日）

・ダーラム法の花粉個数データ（4月1日～4月10日）

・東京の気象データ（4月1日～4月10日）

♦過去のデータはこちらをご覧ください↓

花粉飛散データ（https://kafunq.com/category/information/kafun-date/）

３．『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』とは

『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』は、花粉症クエストが国立大学法人・埼玉大学大学院理工学研究科・王青躍研究室が行う花粉飛散測定に協力し、東京都世田谷区で観測した花粉症の原因となる花粉飛散情報をほぼ毎日配信します。

３月はスギ、ヒノキ、ハンノキ、イネ科花粉などを中心に飛散状況を観測します。

●『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』の測定方法（KH3000やダーラム法とは？）や配信内容など詳しいことはこちら≫