【2019年4月29日】イネ科花粉に注意！今日のスギ・ヒノキ花粉「少ない」予想～花粉症の原因となる『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』

日本気象協会HPより

日本気象協会によると、きょう29日は西から天気が崩れ、30日から1日は広い範囲で傘の出番となる予想です。平成から令和に変わる瞬間は、あいにくの雨となる所が多いでしょう。

2日からのゴールデンウィーク後半は、晴れる日が多くなる予想です。気温は連休前半よりも後半の方が高い傾向で、西日本や東日本では初夏のような汗ばむ陽気となる所もありそうです。ただ、朝晩はまだ冷える所が多く、一日の中での寒暖差はより大きくなる見込みです。調節のしやすい服装でお出かけ下さい。

おでかけの際には、花粉対策もお忘れなく。初夏のような陽気とともに、イネ科雑草の花粉が飛び始めています。スギやヒノキの木の花粉と異なり、草の花粉は下から舞い上がるため、背の低い子どもが反応しやすい特徴があります。

１．【2019年4月29日更新】 花粉飛散情報

（１）きょう4/29の花粉～スギ・ヒノキ「少ない」予想、イネ科飛散

きょうのスギ・ヒノキ花粉の飛散量は「少ない」予想です。

きょうは西日本から雨のエリアしていきます。東京は曇りの予報。にわか雨があるかもしれないので、ご注意ください。イネ科花粉が飛んでいますので、イネ科花粉症の方はご注意ください。

●4月29日（月）東京の花粉予想

スギ、ヒノキ花粉少ない

●4月29日（月）東京の気象予報

お昼：晴れ　気温17度　湿度42％

夕方：晴れ　気温16度　湿度59％

（２）きのう4/28の花粉情報～スギ・ヒノキ花粉少ない

昨日の東京は晴れ。スギ花粉の飛散量は「少ない」、ヒノキ花粉は「少ない」でした。

花粉症クエストが計測している花粉累積数が、東京都が発表した区部の飛散花粉数予測の最大値(6300個）に対して98.2％になりました。

●花粉自動計測器「KH3000」の花粉濃度

花粉自動計測器「KH3000」で30分毎に計測する花粉個数をもとに、その日の1立方メートルあたりの平均花粉濃度（花粉個数/ｍ³）を報告します。

・4月28日（日）：9.3個/m³　平均的な濃度

●ダーラム法の花粉観測

ダーラム法で捕集した花粉の種類と飛散個数（1cm²あたり）を報告します。

・4月28日（日）：　スギ「少ない」、ヒノキ「少ない」

スギ花粉：4.9個/cm²

ヒノキ花粉：1.2個/cm²

イネ科花粉：9.9個/cm²

ハンノキ花粉：0.6個/cm²

その他花粉：27.2個/cm²（マツ、コナラ含む）

（３）今シーズンの花粉情報

●花粉の飛散開始日からの花粉飛散個数推移

＊花粉個数はスギとヒノキの合計値

●予測最大値に対する花粉シーズンの進捗率

花粉症クエストが計測している世田谷区の花粉個数累計を東京都が発表した今年の飛散花粉数予測最大値と比較して、花粉シーズンの進捗状況を報告します。

◆区部平均の予測最大値（6,300個）に対する花粉シーズン進捗率

： 98.2％（4月28日時点）

◆都平均の予測最大値（9,000個）に対する花粉シーズン進捗率

： 68.7％（4月28日時点）

＊進捗率は区部予測最大値の6,300個に対する数値です。

＊花粉はスギとヒノキの合計値です。

●スギなどの木の花粉の場合～「日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会」の定義を参考にして以下のように表記します。

２．『花粉データ』2019年4月

・KH3000の平均花粉濃度データ（4月1日～4月28日）

・ダーラム法の花粉個数データ（4月1日～4月28日）

・東京の気象データ（4月1日～4月28日）

♦過去のデータはこちらをご覧ください↓

花粉飛散データ（https://kafunq.com/category/information/kafun-date/）

３．『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』とは

『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』は、花粉症クエストが国立大学法人・埼玉大学大学院理工学研究科・王青躍研究室が行う花粉飛散測定に協力し、東京都世田谷区で観測した花粉症の原因となる花粉飛散情報をほぼ毎日配信します。

３月はスギ、ヒノキ、ハンノキ、イネ科花粉などを中心に飛散状況を観測します。

●『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』の測定方法（KH3000やダーラム法とは？）や配信内容など詳しいことはこちら≫