日本気象協会によると、きのう午前9時頃、令和がスタートして初めて、九州で黄砂が観測されました。
黄砂は、中国やモンゴルの砂漠地帯で強風により大気中に舞い上がった砂や塵が、春の偏西風に乗って日本列島に到達し、浮遊・降下する現象です。
黄砂は大気中に浮遊する間に大気汚染物質が付着することがあります。その結果、人体や農作物、生活環境に対して様々な被害を及ぼします。黄砂が飛んでいる際の外出はマスクやメガネを着用したり、洗濯物は室内に干したりするなど対策を行いましょう。
*5月からからカモガヤ、オオアワガエリ、ネズミホソムギなどのイネ科花粉を中心とした飛散情報を提供します。イネ科花粉症については↓をご覧ください。
➡イネ科花粉症とは?
目次
1.【2019年5月3日更新】 花粉飛散情報
(1)きょう5/3の花粉~イネ科「多い」スギ、ヒノキ「少ない」予想
きょう3日(金)の花粉は、カモガヤなどのイネ科は多い、スギ、ヒノキは少ない予想です。
今日は広い地域でお出かけ日和。東京では最高気温が26度と夏日になるかもしれません。
初夏のような陽気につれてカモガヤなどのイネ科花粉の飛散が増えています。イネ科花粉症の方は花粉対策をしっかり行ってください。
お天気になるとスギ、ヒノキの花粉も少ないとはいえ飛散しますので、ご注意ください。
●5月3日(金)東京の花粉予想
イネ科多い、スギ、ヒノキ少ない
●5月3日(金)東京の気象予報
お昼:晴れ 気温24度 湿度28%
夕方:晴れ 気温22度 湿度40%
(2)きのう5/2の花粉情報~イネ科多い、スギ・ヒノキ花粉少ない
きのう5月2日(木)の花粉は、イネ科は「多い」、スギ花粉とヒノキは「少ない」でした。
●5/2の花粉自動計測器「KH3000」で計測した花粉濃度
花粉自動計測器「KH3000」で30分毎に計測する花粉個数をもとに、その日の1立方メートルあたりの平均花粉濃度(花粉個数/m³)を報告します。
・5月2日(木):15.1個/m³ やや高い濃度
●5/1のダーラム法で観測した花粉個数
ダーラム法で捕集した花粉の種類と飛散個数(1cm²あたり)を報告します。
・5月2日(木): イネ科「多い」スギ・ヒノキ「少ない」
イネ科花粉:26.5個/cm²
スギ花粉:3.7個/cm²
ヒノキ花粉:8.0個/cm²
ハンノキ花粉:6.2個/cm²
コナラ花粉:13.3個/cm²
マツ花粉:4.9個/cm²
その他花粉:28.4個/cm²
●イネ科やブタクサなどの草の花粉の場合~「鼻アレルギー診療ガイドライン2016」を参考にして以下のように表記します。
1日の花粉飛散量ランク
(草の花粉)少ない 0.05個~1.0個/cm² やや多い 1.1個/cm²~5.0個/cm² 多い 5.1個/cm²以上 ●スギなどの木の花粉の場合~「日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会」の定義を参考にして以下のように表記します。
1日の花粉飛散量ランク(木の花粉) 少ない 10個/cm²未満 やや多い 10個/cm²以上30個/cm²未満 多い 30個/cm²以上50個/cm²未満 非常に多い 50個/cm²以上
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2.『花粉データ』2019年5月
・KH3000の平均花粉濃度データ(5月1日~5月2日)
花粉個数/m³ | |
---|---|
5月1日 | 6.6 |
5月2日 | 15.1 |
・ダーラム法の花粉個数データ(5月1日~5月2日)
イネ科 | スギ | ヒノキ | ハンノキ | コナラ | マツ | その他 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
5月1日 | 4.6 | 0.3 | 0 | 0 | 0.9 | 0.6 | 2.8 |
5月2日 | 26.5 | 3.7 | 8.0 | 6.2 | 13.3 | 4.9 | 28.4 |
・東京の気象データ(5月1日~5月2日)
平均気温 | 平気湿度 | 平均風速 | 日照時間 | |
---|---|---|---|---|
℃ | % | m/s | h | |
5月1日 | 17.4 | 92 | 2.3 | 2.3 |
5月2日 | 17.3 | 71 | 1.9 | 6.3 |
♦過去のデータはこちらをご覧ください↓
花粉飛散データ(https://kafunq.com/category/information/kafun-date/)
3.『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』とは
『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』は、花粉症クエストが国立大学法人・埼玉大学大学院理工学研究科・王青躍研究室が行う花粉飛散測定に協力し、東京都世田谷区で観測した花粉症の原因となる花粉飛散情報をほぼ毎日配信します。
5月はカモガヤ、オオアワガエリ、ネズミホソムギなどのイネ科花粉を中心に飛散状況を観測します。
●『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』の測定方法(KH3000やダーラム法とは?)や配信内容など詳しいことはこちら≫