【2019年5月23日】今日のイネ科花粉「多い」スギ・ヒノキ「少ない」、花粉症の目薬にはどんなタイプがある？～花粉症の原因となる『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』

花粉症などのアレルギー性結膜炎によく処方される点眼薬には、かゆみなどの症状の原因物質であるヒスタミンの放出を抑制したり、ヒスタミンの働きをブロックする成分が入っています。炎症がひどい場合にはステロイド成分が含まれる点眼薬も用いられます。

市販の点眼薬にステロイド入りのタイプはありません。ロートアルガードのような人気のシリーズでは、かゆみや炎症の状態に合わせて選べるように、ヒスタミンをブロックする成分濃度でタイプが分かれています。

主な処方薬や市販薬の点眼薬については以下をご覧ください↓↓

➡花粉症向け市販の目薬の比較

市販の花粉症目薬でおすすめはどれ？（効き目の強さ・コンタクト可否・妊婦や子ども用）～アルガード、アルピタット、アレルカットの比較

１．【2019年5月23日更新】 花粉飛散情報

（１）きょう5/23の花粉～イネ科「多い」スギ、ヒノキ「少ない」予想

きょう23日（木）の花粉は、カモガヤなどのイネ科は多い、スギ、ヒノキは少ない予想です。

ウェザニュースによると、今日は、広い地域で日差しが多く届き気温が上昇します。今年一番の暑さになるかもしれませんが、空気が乾燥したカラっとした暑さです。今日もイネ科などの花粉が多く飛ぶと予想されます。花粉症の方は花粉対策や紫外線対策をしてお出かけください。

●5月23日（木）東京の花粉予想

イネ科多い、スギ・ヒノキ少ない

●5月23日（木）東京の気象予報

お昼：晴れ　気温26℃　湿度25％

夕方：晴れ　気温24℃　湿度33％

（２）きのう5/22の花粉情報～イネ科多い、スギ・ヒノキ少ない

きのう5月22日（水）の花粉は、イネ科は「多い」、スギ・ヒノキは「少ない」でした。

●5/22の花粉自動計測器「KH3000」で計測した花粉濃度

花粉自動計測器「KH3000」で30分毎に計測する花粉個数をもとに、その日の1立方メートルあたりの平均花粉濃度（花粉個数/ｍ³）を報告します。

・5月22日（水）：9.1個/m³　平均的な濃度

●5/22のダーラム法で観測した花粉個数

ダーラム法で捕集した花粉の種類と飛散個数（1cm²あたり）を報告します。

・5月22日（水）：　イネ科「多い」スギ・ヒノキ「少ない」

イネ科花粉：18.5個/cm²

スギ花粉：0個/cm²

ヒノキ花粉：0.3個/cm²

ハンノキ花粉：0.6個/cm²

コナラ花粉：1.9個/cm²

マツ花粉：9.3個/cm²

その他花粉：4.3個/cm²

●イネ科やブタクサなどの草の花粉の場合～「鼻アレルギー診療ガイドライン2016」を参考にして以下のように表記します。

1日の花粉飛散量ランク
（草の花粉）

少ない	0.05個～1.0個/cm²
やや多い	1.1個/cm²～5.0個/cm²
多い	5.1個/cm²以上

●スギなどの木の花粉の場合～「日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会」の定義を参考にして以下のように表記します。

1日の花粉飛散量ランク（木の花粉）

少ない	10個/cm²未満
やや多い	10個/cm²以上30個/cm²未満
多い	30個/cm²以上50個/cm²未満
非常に多い	50個/cm²以上

２．『花粉データ』2019年5月

・KH3000の平均花粉濃度データ（5月1日～5月22日）

・ダーラム法の花粉個数データ（5月1日～5月22日）

・東京の気象データ（5月1日～5月22日）

♦過去のデータはこちらをご覧ください↓

花粉飛散データ（https://kafunq.com/category/information/kafun-date/）

３．『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』とは

『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』は、花粉症クエストが国立大学法人・埼玉大学大学院理工学研究科・王青躍研究室が行う花粉飛散測定に協力し、東京都世田谷区で観測した花粉症の原因となる花粉飛散情報をほぼ毎日配信します。

５月はカモガヤ、オオアワガエリ、ネズミホソムギなどのイネ科花粉を中心に飛散状況を観測します。

●『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』の測定方法（KH3000やダーラム法とは？）や配信内容など詳しいことはこちら≫