【2019年6月11日】今日のイネ科花粉「やや多い」予想、東京は寒暖差にご注意～花粉症の原因となる『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』

日本気象協会HPより

日本気象協会によると、きのう10日（月）の東京は、朝からの雨に加え、冷たい風が吹き込んで、4月下旬並みの寒さとなりました。きょう11日(火)も、九州や中国、四国は広く晴れて汗ばむ陽気ですが、関東や東北南部は梅雨空が続き、日中もヒンヤリします。

西日本はこの先もおおむね晴れて、最高気温が30度くらいとなる所もある見込みです。東日本や東北南部は、14日(金)頃に日差しが戻りそうです。徐々に梅雨寒も解消し、蒸し暑くなるでしょう。週の前半から後半にかけて、最高気温が10度くらい上がる所もあるため、体調管理にご注意下さい。

１．【2019年6月11日更新】 花粉飛散情報

（１）きょう6/11の花粉～イネ科「やや多い」予想

きょう11日（火）は、花粉が「やや多い」予想です。

昨日の東京は強風が吹いた影響かイネ科花粉がやや多く飛んでいました。少量ですがヒノキやスギも飛んでいました。今日も風が強めであることや、雨で落ちた花粉が再飛散することを考慮すると、花粉はやや多めに飛ぶと予想されます。また昨日は破裂した花粉の残骸が多く確認されました。花粉の種類まで特定できませんでしたが、イネ科花粉の可能性も高いので、アレルゲンが空中に放出されている可能性もあります。花粉に敏感な方はご注意ください。

●6月11日（火）東京の花粉予想

イネ科やや多い

●6月11日（火）東京の気象予報

お昼：曇り　気温20℃　湿度56％

夕方：曇り　気温19℃　湿度59％

（２）きのう6/10の花粉情報～イネ科やや多い

きのう6月10日（月）の花粉は、イネ科は「やや多い」でした。

●6/10の花粉自動計測器「KH3000」で計測した花粉濃度

花粉自動計測器「KH3000」で30分毎に計測する花粉個数をもとに、その日の1立方メートルあたりの平均花粉濃度（花粉個数/ｍ³）を報告します。

・6月10日（月）：1.4/個m³　低めの濃度

●6/10のダーラム法で観測した花粉個数

ダーラム法で捕集した花粉の種類と飛散個数（1cm²あたり）を報告します。

・6月10日（月）：　イネ科「やや多い」

イネ科花粉：3.7個/cm²

スギ花粉：0.3個/cm²

ヒノキ花粉：1.5個/cm²

ハンノキ花粉：0.6個/cm²

コナラ花粉：0.3個/cm²

マツ花粉：2.2個/cm²

その他花粉：16.7個/cm²

●イネ科やブタクサなどの草の花粉の場合～「鼻アレルギー診療ガイドライン2016」を参考にして以下のように表記します。

1日の花粉飛散量ランク
（草の花粉）

少ない	0.05個～1.0個/cm²
やや多い	1.1個/cm²～5.0個/cm²
多い	5.1個/cm²以上

●スギなどの木の花粉の場合～「日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会」の定義を参考にして以下のように表記します。

1日の花粉飛散量ランク（木の花粉）

少ない	10個/cm²未満
やや多い	10個/cm²以上30個/cm²未満
多い	30個/cm²以上50個/cm²未満
非常に多い	50個/cm²以上

２．『花粉データ』2019年6月

・KH3000の平均花粉濃度データ（6月1日～6月10日）

・ダーラム法の花粉個数データ（6月1日～6月10日）

・東京の気象データ（6月1日～6月10日）

♦過去のデータはこちらをご覧ください↓

花粉飛散データ（https://kafunq.com/category/information/kafun-date/）

３．『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』とは

『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』は、花粉症クエストが国立大学法人・埼玉大学大学院理工学研究科・王青躍研究室が行う花粉飛散測定に協力し、東京都世田谷区で観測した花粉症の原因となる花粉飛散情報をほぼ毎日配信します。

6月はカモガヤ、オオアワガエリ、ネズミホソムギなどのイネ科花粉を中心に飛散状況を観測します。

●『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』の測定方法（KH3000やダーラム法とは？）や配信内容など詳しいことはこちら≫