【2019年6月16日】今日のイネ科花粉「やや多い」予想、今年の梅雨開けはいつ頃？～花粉症の原因となる『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』

日本気象協会HPより

気象台は、きのう6月15日(土)、東北北部が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年より1日遅く、昨年より4日遅く、長雨の季節が始まりました。

上の表は日本気象協会がまとめた、梅雨入り・梅雨開けの今年・昨年・平年の日付です。これをみると、平年と異なり今年はまだ中国、四国、近畿において梅雨入りしていないことがわかります。

一方、梅雨入りした地域で気になるのは、梅雨明けがいつ頃になるのかです。昨年、関東では平年より1ヵ月近くも早く6月末に梅雨明けし、その後は歴史的な猛暑がやってきました。今年の梅雨は広い地域で後ろ倒しになっていますが、梅雨明けがいつになるのか最新予想が待たれます。

１．【2019年6月16日更新】 花粉飛散情報

（１）きょう6/16の花粉～イネ科「やや多い」予想

きょう16日（日）は、花粉が「やや多い」予想です。

ウェザーニュースによると、今日の関東は日差しが戻り真夏日になりそうですが、強風が吹くことがありそうです。カモガヤなどのイネ科花粉の飛散ピークは過ぎていますが、昨日の雨で落ちた花粉やアレルゲンが風で舞い上がりますので、花粉に敏感な方はご注意ください。

●6月16日（日）東京の花粉予想

イネ科やや多い

●6月16日（日）東京の気象予報

お昼：晴れ　気温26℃　湿度44％

夕方：晴れ　気温26℃　湿度35％

（２）きのう6/15の花粉情報～イネ科少ない

きのう6月15日（土）の花粉は、イネ科は「少ない」でした。

●6/15の花粉自動計測器「KH3000」で計測した花粉濃度

花粉自動計測器「KH3000」で30分毎に計測する花粉個数をもとに、その日の1立方メートルあたりの平均花粉濃度（花粉個数/ｍ³）を報告します。

・6月15日（土）：–/個m³　

＊雨天で計測停止

●6/15のダーラム法で観測した花粉個数

ダーラム法で捕集した花粉の種類と飛散個数（1cm²あたり）を報告します。

・6月15日（土）：　イネ科「少ない」

イネ科花粉：0.3個/cm²

スギ花粉：0個/cm²

ヒノキ花粉：0個/cm²

ハンノキ花粉：0個/cm²

コナラ花粉：0.3個/cm²

マツ花粉：0.3個/cm²

その他花粉：1.2個/cm²

●イネ科やブタクサなどの草の花粉の場合～「鼻アレルギー診療ガイドライン2016」を参考にして以下のように表記します。

1日の花粉飛散量ランク
（草の花粉）

少ない	0.05個～1.0個/cm²
やや多い	1.1個/cm²～5.0個/cm²
多い	5.1個/cm²以上

●スギなどの木の花粉の場合～「日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会」の定義を参考にして以下のように表記します。

1日の花粉飛散量ランク（木の花粉）

少ない	10個/cm²未満
やや多い	10個/cm²以上30個/cm²未満
多い	30個/cm²以上50個/cm²未満
非常に多い	50個/cm²以上

２．『花粉データ』2019年6月

・KH3000の平均花粉濃度データ（6月1日～6月15日）

＊6月14日　今後の雨天を考慮し16：00で計測停止

＊6月15日　雨天で計測停止

・ダーラム法の花粉個数データ（6月1日～6月15日）

・東京の気象データ（6月1日～6月15日）

♦過去のデータはこちらをご覧ください↓

花粉飛散データ（https://kafunq.com/category/information/kafun-date/）

３．『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』とは

『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』は、花粉症クエストが国立大学法人・埼玉大学大学院理工学研究科・王青躍研究室が行う花粉飛散測定に協力し、東京都世田谷区で観測した花粉症の原因となる花粉飛散情報をほぼ毎日配信します。

6月はカモガヤ、オオアワガエリ、ネズミホソムギなどのイネ科花粉を中心に飛散状況を観測します。

●『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』の測定方法（KH3000やダーラム法とは？）や配信内容など詳しいことはこちら≫