【2019年7月10日】今日の花粉「少ない」予想、梅雨明けはいつ頃になる？～花粉症の原因となる『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』

ウェザーニュースHPより

去年は全国的に梅雨明けが平年より早く、特に関東甲信は6月末に明けました。ウェザーニュースによると、今年の梅雨明けは、九州から関東の各地で7月25日前後になり、平年と比べてやや遅い梅雨明けとなりそうです。

現状は、太平洋高気圧の北への張り出しが弱く、なかなか梅雨前線が北上せずに本州の南岸に停滞することが多くなっています。この影響で奄美の梅雨明けが遅れており、過去最も遅い記録になるかもしれません。

来週も梅雨前線は本州付近に停滞。7月下旬以降にようやく太平洋高気圧が日本付近まで勢力を拡大し、次第に梅雨が明けそうです。

その後は夏らしい天気が到来する見込みです。8月は湿った空気の影響で天気の変わりやすい時期があるものの、気温は平年並みか高めの予想となっています。

１．【2019年7月10日更新】 花粉飛散情報

（１）きょう7/10の花粉～「少ない」予想

きょう10日は、イネ科花粉などが「少ない」予想です。

ウェザーニュースによると、今日も西日本を中心に雨が降ります。関東や東北では雲が広がりやすい天気となりますが、日が差す時間帯がありそうです。花粉の飛散は少ない予想です。

●7月10日 東京の花粉予想

イネ科など「少ない」予想

●7月10日 東京の気象予報

お昼：晴れ　気温22℃　湿度63％

夕方：曇り　気温23℃　湿度60％

（２）きのう7/9の花粉情報～花粉少ない

きのう7月9日の花粉は、イネ科などの飛散が「少ない」でした。

●7/8の花粉自動計測器「KH3000」で計測した花粉濃度

花粉自動計測器「KH3000」で30分毎に計測する花粉個数をもとに、その日の1立方メートルあたりの平均花粉濃度（花粉個数/ｍ³）を報告します。

・7月8日：–個/m³　平均的な濃度

●7/9のダーラム法で観測した花粉個数

ダーラム法で捕集した花粉の種類と飛散個数（1cm²あたり）を報告します。

・7月9日：イネ科「少ない」

イネ科花粉：0.3個/cm²

ブタクサ花粉：0個/cm²

ヨモギ花粉：0個/cm²

カナムグラ花粉：0個/cm²

その他花粉：2.5個/cm²

●イネ科やブタクサなどの草の花粉の場合～「鼻アレルギー診療ガイドライン2016」を参考にして以下のように表記します。

1日の花粉飛散量ランク
（草の花粉）

少ない	0.05個～1.0個/cm²
やや多い	1.1個/cm²～5.0個/cm²
多い	5.1個/cm²以上

●スギなどの木の花粉の場合～「日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会」の定義を参考にして以下のように表記します。

1日の花粉飛散量ランク（木の花粉）

少ない	10個/cm²未満
やや多い	10個/cm²以上30個/cm²未満
多い	30個/cm²以上50個/cm²未満
非常に多い	50個/cm²以上

２．『花粉データ』2019年7月

・KH3000の平均花粉濃度データ（7月1日～7月9日）

・ダーラム法の花粉個数データ（7月1日～7月9日）

・東京の気象データ（7月1日～7月9日）

♦過去のデータはこちらをご覧ください↓

花粉飛散データ（https://kafunq.com/category/information/kafun-date/）

３．『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』とは

『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』は、花粉症クエストが国立大学法人・埼玉大学大学院理工学研究科・王青躍研究室が行う花粉飛散測定に協力し、東京都世田谷区で観測した花粉症の原因となる花粉飛散情報をほぼ毎日配信します。

6月はカモガヤ、オオアワガエリ、ネズミホソムギなどのイネ科花粉を中心に飛散状況を観測します。

●『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』の測定方法（KH3000やダーラム法とは？）や配信内容など詳しいことはこちら≫