【2020年3月9日】今日の花粉「非常に多い」予想、雨あがりの花粉に注意～花粉症の原因となる『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』

１．【2020年3月9日更新】 花粉飛散情報

（１）きょう3/9は花粉「多い」予想　雨あがりの花粉に注意

きょう9日は、花粉の飛散が「非常に多い」予想です。東京など関東では昨日の雨で地上に落ちた花粉が、今日飛散する分と一緒に加わります。曇り空の一日ですが、ときどき日差しが出たり、風が吹いたりすると、花粉が辛く感じられますので、花粉対策はしっかり行ってください。

花粉症クエストが計測している花粉累積数が、東京都が発表した今年の花粉数予測の最大値に対して進捗率50％になりました。花粉シーズンの折りかえしです。

ウェザーニュースによると、きょう9日は、関東や東北太平洋側では低い雲が広がりやすく、時々小雨が降ります。雨が降っても寒さは幾分控えめになる予想です。

その他のエリアでは、日差しが届いて穏やかな週のスタートになります。昼間は気温が上がって春本番の暖かさになる予想です。東北から九州では花粉が大量に飛散するおそれがあります。

ウェザーニュースより引用

●3月9日 東京の花粉予想

スギなど花粉が「非常に多い」予想

●3月9日 東京の気象予報

お昼：曇り　気温13℃　湿度62％

夕方：曇り　気温14℃　湿度79％

（２）きのう3/8の花粉情報～スギ花粉が「少ない」

きのう8日は、花粉の飛散量が「少ない」でした。一日中冷たい雨が降ったり止んだりだったせいか、スギ花粉がごくわずかしかありませんでした。

●3/8の花粉自動計測器「KH3000」で計測した花粉濃度

花粉自動計測器「KH3000」で30分毎に計測する花粉個数をもとに、その日の1立方メートルあたりの平均花粉濃度（花粉個数/ｍ³）を報告します。

・3月8日：0.7個/m³ 　低めの濃度

●3/8のダーラム法で観測した花粉個数

ダーラム法で捕集した花粉の種類と飛散個数（1cm²あたり）を報告します。

・3月8日：花粉の飛散「少ない」　

スギ花粉：0.6個/cm² 

ヒノキ花粉：0個/cm² 

ハンノキ花粉：0個/cm²

　　　　イネ科花粉：0個/cm²

その他花粉：2.5個/cm²

●予測最大値に対する花粉シーズンの進捗率

花粉症クエストが計測している世田谷区の花粉個数累計を東京都が発表した今年の飛散花粉数予測最大値と比較して、花粉シーズンの進捗状況を報告します。

◆区部平均予測最大値（4,400個）に対する花粉シーズン進捗率

： 50％（3月8日時点）

＊進捗率は区部平均予測最大値の4,400個に対する数値です。

＊花粉はスギとヒノキの合計値です。

ダーラム法による花粉量の表記（多い・少ない）について

●スギなどの木の花粉の場合～「日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会」の定義を参考にして以下のように表記します。

1日の花粉飛散量ランク（木の花粉）

少ない	10個/cm²未満
やや多い	10個/cm²以上30個/cm²未満
多い	30個/cm²以上50個/cm²未満
非常に多い	50個/cm²以上

●イネ科やブタクサなどの草の花粉の場合～「鼻アレルギー診療ガイドライン2016」を参考にして以下のように表記します。

1日の花粉飛散量ランク
（草の花粉）

少ない	0.05個～1.0個/cm²
やや多い	1.1個/cm²～5.0個/cm²
多い	5.1個/cm²以上

２．『花粉データ』2020年3月

・KH3000の平均花粉濃度データ（3月1日～3月8日）

・ダーラム法の花粉個数データ（3月1日～3月8日）

・東京の気象データ（3月1日～3月8日）

♦過去のデータはこちらをご覧ください↓

花粉飛散データ（https://kafunq.com/category/information/kafun-date/）

３．『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』とは

『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』は、花粉症クエストが国立大学法人・埼玉大学大学院理工学研究科・王青躍研究室が行う花粉飛散測定に協力し、東京都世田谷区で観測した花粉症の原因となる花粉飛散情報をほぼ毎日配信します。

３月はスギ、ヒノキ、ハンノキなどの花粉を中心に飛散状況を観測します。

●『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』の測定方法（KH3000やダーラム法とは？）や配信内容など詳しいことはこちら≫