【2022年3月30日】今日の花粉「非常に多い🌲🌲🌲🌲○」予想～花粉症の原因となる『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』

花粉症の原因にもなるヒノキですが、お風呂や社寺の用材になる最高の材木として古くから尊ばれてきました。スギと同様に、戦後の植林政策で関東より南に多く植えられ、人口林に占める割合はスギに次いで多くなっています。これがヒノキ花粉症は東北では比較的少なく、西日本に多い理由です。

ヒノキには特有の芳香があり、ヒノキ風呂やヒノキの家が好まれます。その香りには脳の活動と自立神経活動を鎮静化し、リラックスさせることが分かっています。 血圧低下や脈拍の乱れの減少、快眠など数多くの効果があるとされています。材木となったヒノキによってヒノキ花粉症を発することはありません。

１．【2022年3月30日更新】 花粉飛散情報

（１）きょう3/30は、花粉「非常に多い🌲🌲🌲🌲○」予想

きょう30日は、花粉が「非常に多い🌲🌲🌲🌲○」予想です。

昨日は曇りで気温が上がらなかったものの、スギ花粉が「非常に」を超える「極めて多く」飛散していました。今日も雲りがちの天気ですが、今年は飛び始めが遅かったので、3月下旬でもまだスギ花粉が大量飛散する可能性があります。スギ花粉に加えて、ヒノキ花粉も飛び始めています。しっかり花粉対策を行ってください。お花見をする際には、念入りに。

近年、花粉症の薬（抗ヒスタミン薬）の種類が増えました。処方数の伸びを比較したランキングについては、こちらをご覧ください↓

花粉症の処方薬ランキング！処方数の伸び率で比較！どれが人気？（2022年版）

ウェザーニュースによると、きょう30日は、関東は湿った空気の影響で雲が広がりますが、隙間からは日差しも届きます。雨は降っても弱く、傘は必要ない程度の見込みです。

各地、昨日より気温が上がり、昼間は春の陽気です。

ウェザーニュースより引用

●3月30日 東京の花粉予想

花粉「非常に多い🌲🌲🌲🌲○」予想

●3月30日 東京の気象予報

お昼：曇り　気温16℃　湿度78％

夕方：曇り　気温16℃　湿度83％

（２）きのう3/29の花粉情報～花粉「極めて多い🌲🌲🌲🌲🌲」

きのう29日は、スギ、ヒノキ花粉の飛散数合計が「非常に」を超える「極めて多い」飛散でした。

●3/29の花粉自動計測器「KH3000」で計測した花粉濃度

花粉自動計測器「KH3000」で30分毎に計測する花粉個数をもとに、その日の1立方メートルあたりの平均花粉濃度（花粉個数/ｍ³）を報告します。

・3月29日　6.4個/m³ 　

●3/29のダーラム法で観測した花粉個数

ダーラム法で捕集した花粉の種類と飛散個数（1cm²あたり）を報告します。

・3月29日：花粉「極めて多い🌲🌲🌲🌲🌲」

スギ花粉：320.7個/cm² 

イネ科花粉：0個/cm² 

ハンノキ花粉：0個/cm² 

ヒノキ花粉：1.2個/cm² 

ダーラム法による花粉量の表記（多い・少ない）について

●イネ科やブタクサなどの草の花粉の場合～「鼻アレルギー診療ガイドライン2020」を参考にして以下のように表記します。

1日の花粉飛散量ランク
（草の花粉）

少ない	0.05個～1.0個/cm²
やや多い	1.1個/cm²～5.0個/cm²
多い	5.1個/cm²以上
非常に多い	10.1個/cm²～

●スギなどの木の花粉の場合～「日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会」と東京都福祉保健局の定義を参考にして以下のように表記します。

1日の花粉飛散量ランク（木の花粉）

少ない	10個/cm²未満
やや多い	10個/cm²以上30個/cm²未満
多い	30個/cm²以上50個/cm²未満
非常に多い	50個/cm²以上
極めて多い	100個/cm²以上

２．『花粉データ』2022年3月

・KH3000の平均花粉濃度データ（3月1日～3月29日）

・ダーラム法の花粉個数データ（3月1日～3月29日）

・東京の気象データ（3月1日～3月29日）

♦過去のデータはこちらをご覧ください↓

花粉飛散データ（https://kafunq.com/category/information/kafun-date/）

３．『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』とは

『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』は、花粉症クエストが国立大学法人・埼玉大学大学院理工学研究科・王青躍研究室が行う花粉飛散測定に協力し、東京都世田谷区で観測した花粉症の原因となる花粉飛散情報をほぼ毎日配信します。

3月はスギを中心に飛散状況を観測します。

●『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』の測定方法（KH3000やダーラム法とは？）や配信内容など詳しいことはこちら≫