【2022年5月12日】今日のカモガヤなどのイネ科花粉「やや多い🌾🌾○○」予想～花粉症の原因となる『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』

この写真は昨日2022年5月11日に東京都目黒区で撮影したカモガヤです。気温や日当たりの違いから、場所によって花が咲くタイミングは異なるものの、多くの所でカモガヤ花粉の飛散がピークになっています。カモガヤアレルギーやイネ科花粉症の方は、草むらに近寄らない、マスクやめがねを活用する、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー点眼液を服用するなどして、対策してください。

「特集！イネ科花粉症【2022年版】」スタート！5月、6月の花粉は何？カモガヤ？イネ科花粉症とは？

１．【2022年5月12日更新】 花粉飛散情報

（１）きょう5/12は、イネ科花粉「やや多い🌾🌾○○」予想

きょう12日は、イネ科花粉が「やや多い🌾🌾○○」予想です。

関東は午後には雨が降り始めます。雨が降るまでの間、飛散ピークのカモガヤやネズミホソムギなどのイネ科花粉に注意してください。

どれかひとつのイネ科花粉症になると、他の種類のイネ科にもアレルギー反応しやすくなります。草むらに近寄らないことが一番の対策法ですが、外出の際にはマスクやめがねをしたり、早めに花粉症薬を服用するのがおすすめです。

ヒノキ花粉は終盤ですが、山の上の方に生えているヒノキから断続的に飛散することがあります。ヒノキ花粉症で敏感な方は用心してください。

近年、花粉症の薬（抗ヒスタミン薬）の種類が増えました。処方数の伸びを比較したランキングについては、こちらをご覧ください↓

花粉症の処方薬ランキング！処方数の伸び率で比較！どれが人気？（2022年版）

ウェザーニュースによると、きょう12日は西日本から雨となり、太平洋側では局地的に激しく降るおそれがあります。
関東など東日本でも次第に雨が降り出す見込みです。

ウェザーニュースより引用

●5月12日 東京の花粉予想

花粉「やや多い🌾🌾○○」予想

●5月12日 東京の気象予報

お昼：曇り　気温22℃　湿度66％

夕方：雨　気温19℃　湿度78％

（２）きのう5/11の花粉情報～イネ科花粉「多い🌾🌾🌾○」

きのう11日は、イネ科花粉の飛散が「多い🌾🌾🌾○」でした。

●5/11の花粉自動計測器「KH3000」で計測した花粉濃度

花粉自動計測器「KH3000」で30分毎に計測する花粉個数をもとに、その日の1立方メートルあたりの平均花粉濃度（花粉個数/ｍ³）を報告します。

・5月11日　5.3個/m³ 　

●5/11のダーラム法で観測した花粉個数

ダーラム法で捕集した花粉の種類と飛散個数（1cm²あたり）を報告します。

・5月11日：イネ科花粉「多い🌾🌾🌾○」

イネ科花粉：5.9個/cm² 

ヒノキ花粉：0.3個/cm² 

コナラ：0個/cm² 

マツ：0.6個/cm² 

ダーラム法による花粉量の表記（多い・少ない）について

●イネ科やブタクサなどの草の花粉の場合～「鼻アレルギー診療ガイドライン2020」を参考にして以下のように表記します。

1日の花粉飛散量ランク
（草の花粉）

少ない	0.05個～1.0個/cm²
やや多い	1.1個/cm²～5.0個/cm²
多い	5.1個/cm²以上
非常に多い	10.1個/cm²～

●スギなどの木の花粉の場合～「日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会」と東京都福祉保健局の定義を参考にして以下のように表記します。

1日の花粉飛散量ランク（木の花粉）

少ない	10個/cm²未満
やや多い	10個/cm²以上30個/cm²未満
多い	30個/cm²以上50個/cm²未満
非常に多い	50個/cm²以上
極めて多い	100個/cm²以上

２．『花粉データ』2022年5月

・KH3000の平均花粉濃度データ（5月1日～5月11日）

・ダーラム法の花粉個数データ（5月1日～5月11日）

・東京の気象データ（5月1日～5月11日）

♦過去のデータはこちらをご覧ください↓

花粉飛散データ（https://kafunq.com/category/information/kafun-date/）

３．『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』とは

『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』は、花粉症クエストが国立大学法人・埼玉大学大学院理工学研究科・王青躍研究室が行う花粉飛散測定に協力し、東京都世田谷区で観測した花粉症の原因となる花粉飛散情報をほぼ毎日配信します。

5月はカモガヤなどのイネ科花粉、ヒノキを中心に飛散状況を観測します。

●『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』の測定方法（KH3000やダーラム法とは？）や配信内容など詳しいことはこちら≫