気象庁はきのう、この先1か月の予報を発表しました。それによりますと、12月に入って早々、強い寒気が流れ込んで全国的に冬本番の寒さとなっています。12月前半は寒気の南下しやすい状況が続き、日に日に冬らしさが増していく見込みです。しかし寒気の南下が続かず、1か月平均でみると、西日本や東日本を中心に気温は平年よりも高い予想です。日本海側の雪の量も少なくなるとみられます。年末年始は冬型の気圧配置が強まりにくく、比較的寒さの和らぐ所が多くなるかもしれません。
目次
1.【2022年12月2日更新】 花粉飛散情報
(1)きょう12/2は、花粉「少ない🌾○○○」予想
きょう2日は、花粉の飛散が「少ない🌾○○○」予想です。
関東は日差しが戻りますが、師走らしい寒さになります。
この時期、日差しが届いて暖かいと、冬の休眠前にこぼれ落ちたスギ花粉が飛ぶことがあるので、敏感な方は用心してください。
ブタクサ、ヨモギなどの秋花粉の飛散シーズンはほぼ終了ですが、イネ科雑草の花粉は冬でもわずかに飛散することがあります。どれかのイネ科花粉アレルギーになると、別の種類のイネ科にも反応することがあります。都会でもイネ科雑草は増えていますので、敏感な方は気をつけてください。
朝晩と日中や、日ごとの気温差が大きかったり、暖房の入った室内と冷たい外気を行き来すると、「寒暖差アレルギー」が原因で鼻水が出ることがあります。寒暖差アレルギーは、名前にアレルギーとついていても、花粉症やハウスダストアレルギーのような免疫機能がかかわる病気ではなく、医学的には血管運動性鼻炎と呼ばれる病気です。
「寒暖差アレルギー」について、詳しくはこちらをご覧ください↓
激しい気温差による「寒暖差アレルギー」に注意!花粉症、風邪との見分け方は?対処法は?
近年、花粉症の薬(抗ヒスタミン薬)の種類が増えました。処方数の伸びを比較したランキングについては、こちらをご覧ください↓
花粉症の処方薬ランキング!処方数の伸び率で比較!どれが人気?(2022年版)
ウェザーニュースによると、きょう2日は日本列島の上空に強い寒気が居座るため、全国的に寒さが続きます。
朝は冷え込む所が多く、東京都心や大阪市など西日本、東日本を中心に今季一番の冷え込みになる見込みです。
昼間も気温は低めで、日差しが出る所でも空気が冷たく感じます。
ウェザーニュースより引用
●12月2日 東京の花粉予想
花粉「少ない🌾○○○」予想
●12月2日 東京の気象予報
お昼:晴れ 気温13℃ 湿度36%
夕方:晴れ 気温11℃ 湿度41%
(2)きのう12/1の花粉情報~花粉「少ない🌾○○○」
きのう1日は、花粉が「少ない🌾○○○」でした。
●12/1の花粉自動計測器「KH3000」で計測した花粉濃度
花粉自動計測器「KH3000」で30分毎に計測する花粉個数をもとに、その日の1立方メートルあたりの平均花粉濃度(花粉個数/m³)を報告します。
・12月1日 2.9個/m³
●12/1のダーラム法で観測した花粉個数
ダーラム法で捕集した花粉の種類と飛散個数(1cm²あたり)を報告します。
・12月1日:花粉「少ない🌾○○○」
イネ科花粉:0個/cm²
スギ:0個/cm²
ブタクサ:0個/cm²
ヨモギ:0個/cm²
カナムグラ:0個/cm²
ダーラム法による花粉量の表記(多い・少ない)について
●イネ科やブタクサなどの草の花粉の場合~「鼻アレルギー診療ガイドライン2020」を参考にして以下のように表記します。
1日の花粉飛散量ランク
(草の花粉)少ない 0.05個~1.0個/cm² やや多い 1.1個/cm²~5.0個/cm² 多い 5.1個/cm²以上 非常に多い 10.1個/cm²~ ●スギなどの木の花粉の場合~「日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会」と東京都福祉保健局の定義を参考にして以下のように表記します。
1日の花粉飛散量ランク(木の花粉) 少ない 10個/cm²未満 やや多い 10個/cm²以上30個/cm²未満 多い 30個/cm²以上50個/cm²未満 非常に多い 50個/cm²以上 極めて多い 100個/cm²以上
2.『花粉データ』2022年12月
・KH3000の平均花粉濃度データ(12月1日~12月1日)
花粉個数/m³ | |
---|---|
12月1日 | 2.9 |
・ダーラム法の花粉個数データ(12月1日~12月1日)
イネ科 | ブタクサ | ヨモギ | カナムグラ | スギ | |
---|---|---|---|---|---|
12月1日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
・東京の気象データ(12月1日~12月1日)
平均気温 | 平気湿度 | 平均風速 | 日照時間 | |
---|---|---|---|---|
℃ | % | m/s | h | |
12月1日 | 10.1 | 74 | 2.1 | 0 |
♦過去のデータはこちらをご覧くださ↓
花粉飛散データ(https://kafunq.com/category/information/kafun-date/)
3.『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』とは
『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』は、花粉症クエストが国立大学法人・埼玉大学大学院理工学研究科・王青躍研究室が行う花粉飛散測定に協力し、東京都世田谷区で観測した花粉症の原因となる花粉飛散情報をほぼ毎日配信します。
12月はスギ花粉、イネ科を中心に飛散状況を観測します。
●『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』の測定方法(KH3000やダーラム法とは?)や配信内容など詳しいことはこちら≫
➡処方薬と同じタイプの市販薬を知っているとなにかと便利です↓↓
【2022年版】花粉症処方薬の効き目と眠気の比較や同じタイプの市販薬の有無~アレグラ、ザイザル、アレロック、タリオン、ビラノア、デザレックスなど