花粉が原因の皮膚トラブルが増えています。花粉が原因で顔や首、頭皮などに花粉皮膚炎と呼ばれるかゆみや赤くなる炎症が起こります。さらには、日本メナード化粧品の研究で花粉や黄砂が肌のシミの増大にも影響していることがわかりました。
ここでは花粉が原因で皮膚炎やシミが起こる仕組みをご説明し、その対策法についてご紹介します。
参照:日本メナード化粧品HP
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1.花粉が皮膚炎を起こす
以下の項目のうち1つでも当てはまるようであれば、花粉皮膚炎の可能性が高いです。(参照:日テレ「スッキリ」より)
□2月~4月にかけて皮膚のかゆみなどの症状が出る
□顔が首だけがかゆい、赤い
□お化粧のノリが悪くなった
空気が乾燥すると、皮膚のバリア機能が低下します。乾燥してカサカサになった皮膚の状態だと、花粉や花粉アレルゲンが侵入しやすくなります。皮膚の中に花粉やアレルゲンが入ると、それらが起因となって、皮膚のかゆみ、赤みなどの炎症を起こすのです。
春の花粉症の時期は、肌が露出している顔や首によく炎症が起こります。かゆみが増加して、それをこすったり掻いたりすると、悪化して黒ずみになることもあります。
日テレ「スッキリ」の放送を撮影
2.花粉がシミを増加させる
●シミができるまで
私たちの皮膚の一番外側の部分を「表皮」とよびます。厚さはわずか0.06~0.2mm程度です。表皮はほとんどがケラチノサイト(表皮角化細胞)という細胞によって構成されていますが、メラノサイトというメラニン色素をつくる細胞も存在しています。
メラノサイトは紫外線などの刺激を受けるとメラニンを作り出します。メラニンが過剰に生成されると色素沈着を起こしシミとなります。ふつう、生成されたメラニン色素はターンオーバーにより排出されるため、色素沈着を起こすことはありません。しかし、紫外線などの刺激を過剰に受けるとメラニン色素も過剰に生成されるため、排出しきれなかったものがシミとなってしまうのです。
シミの観点からいうとメラニン色素は悪者にみえますが、紫外線によるDNAの破壊や皮膚癌の発生などを未然に防ぐバリアーにもなっているので、メラニン色素はカラダに必要なものであることも理解しておきましょう。
●花粉がシミ形成に関与
シミの主な原因は紫外線を繰り返し浴びることによるメラニンの過剰生成や蓄積ですが、最近の日本メナード化粧品の研究で、紫外線だけでなく花粉や黄砂がシミ形成に関与していることがわかりました。
メナードが行った試験では、ヒトの表皮(ケラチノサイト)に花粉や黄砂のモデルとなる粒子を処理したところ、活性酸素の量が増加したことがわかりました。活性酸素が増加したことで、メラノサイトが刺激されメラニンを生成し、シミの形成・増加につながるのです。
3.花粉から肌を守るには
以上のように、花粉は花粉皮膚炎やシミの原因になり、肌にストレスがかかります。
花粉から肌を防ぐための対策法には、
●外出時には
外出時にはマスクやメガネ、帽子を装着して花粉がカラダに侵入しないようにしましょう。首元が露出している洋服の場合には、マフラーを着ける方がいいでしょう。
このような装いをすることができない場合には、花粉ブロックスプレーで顔、髪、衣類をスプレーすると花粉をはじく効果があります。ヒアルロン酸が配合され保湿タイプもあります。
また、春は紫外線の量が上昇しますので、顔や露出している肌に日焼け止めクリームを塗って紫外線防止を行いましょう。
●外出から戻ったら
千春皮フ科クリニック 院長渡邊千春先生によると、外出から戻ったら、しっかり洗顔して花粉や汚れを洗い流した後に、保湿力の高いヒアルロン酸が入っている化粧水で皮膚を整え、その上から乳液やクリームでフタすると、肌の乾燥を防ぐことができます。
すぐにシャワーで髪を洗う方がおすすめ。刺激の少ないヒアルロン酸入りタイプのシャンプーやトリートメントで、髪や頭皮についた花粉を洗い流し、頭皮の乾燥を防いでください。
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4.まとめ~口腔アレルギーにも注意
花粉症といえば、鼻や目の症状が代表的ですが、今回ご説明した皮膚のかゆみや頭痛などが併発することがあります。
皮膚の症状が治まらないときには皮膚科やアレルギー科に早めに受診して、花粉症向けの内服薬や保湿成分が含まれる医療用のクリーム(ヒルドイドなど)を処方してもらってください。
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また、花粉が原因で特定の野菜や果物を食べると口がイガイガしたり腫れる症状が出る「口腔アレルギー」(花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)ともいう)になることもあるので注意してください。
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