花粉対策には花粉を寄せつけないことが一番です。マスク、メガネ、帽子などを着用することは効果的な対策ですが、からだの大きな面積を占める衣類にも注意を払いたいもの。
そこで今回は、花粉がつきにくい衣類の選び方やコーディネートについてご説明します。静電気防止スプレーも花粉対策に?!
1.花粉が付きにくい衣類とは?
・花粉が付きにくい衣類を選ぶ!
花粉が付きにくい衣類を選ぶポイントは2つ。素材と静電気です。
①花粉が付着しにくい素材の衣類を選ぶこと、②花粉は静電気で吸い寄せられるので静電気が発生しにくい組み合わせを選ぶことです。
①、②それぞれをご説明していきます。
・素材をえらぶコツ
素材の中で花粉が付きやすい素材はウール、モヘア、ファー素材など毛羽立ちや凹凸のある素材です。ちなみにウールは羊から刈られる毛、モヘヤはアンゴラヤギから刈られる毛という違いです。
一方、花粉が付きにくい素材は、綿、麻、シルクやポリエステルなど凹凸が少なくツルツルしたタイプです。ただしポリエステルでできていてもフリースは毛羽立ちがあるので花粉が付きやすくなります。
・静電気を防ぐコツ
花粉は静電気で吸い寄せられます。冬から春は重ね着のシーズンですので、素材の組み合わせを工夫して静電気を発生しにくくしてください。
●静電気の発生メカニズム
静電気は異なる素材でできた衣類がこすれることで発生します。衣類と衣類がこすれると、一方はプラス、もう一方はマイナスの電気を帯びることがあります。これを「帯電」といい、帯電している衣類から静電気が「放電」されることにより「パチパチ」という現象が起こるのです。
素材によってプラスの電気を帯びやすいものと、マイナスの電気を帯びやすいものとがあります。プラス素材とマイナス素材がこすれあったときに静電気が発生しやすくなります。
プラスとプラス、マイナスとマイナスのように、同じ性質の電気を帯電する素材ならこすれあっても静電気は発生しにくくなります。また、もともと帯電しにくい綿や麻などの素材は、こすれあっても静電気は発生しません。
× プラスに帯びやすい素材とマイナスに帯びやすい素材の組み合わせ
〇 帯電しにくい素材の組み合わせ
〇 プラスとプラスの素材、マイナスとマイナスの素材の組み合わせ

2.花粉を寄せつけないコーディネート
具体的にどのような衣類のコーディネートがいいのか検討してみましょう。
冬から春にかけては、ウール、モヘア、フリースといった素材が欠かせません。また冬はもちろん春先もコートは必需品ですね。そこで花粉対策のコツとしては、
●ウール、モヘア、フリースなどの衣類を着用する際には組み合わせに気をつける。
●コートなどアウターは、ポリエステル、綿など花粉が付きにくい素材を選ぶ。
たとえば、
✅ウールのセーターやフリースの下には、ポリエステルのシャツ・ブラウスではなく、綿や麻のものを。
✅特に春先はコート丈が短めになるので、ストッキングはナイロンでできていることが多いので、ポリエステルのスカートとの組み合わせは避ける。ナイロンのスカートとの組み合わせはOK。
✅ウールの素材自体は花粉がつきやすいが、ウールとウールの組み合わせは静電気が発生しにくいので、どうしてもウールを着るときは思い切ってウールで重ね着する。
✅ウールやフリースなどのアウターを着るときには、大きめのシルクのスカーフなどをその上から着用する。
3.花粉や静電気を防ぐ対策グッズ
花粉が付きやすい洋服を着なくてはならないとき、または、衣類の素材や組み合わせに加えてワンランクアップの花粉対策をしたいときには、静電気予防スプレーがおすすめです。お出かけまえにシュッとすると花粉がからだにつきにくくなります。
●エレガード
特に衣類とかばんなどが擦れやすい部分を中心にスプレーすれば、静電気を防ぎホコリや花粉、PM2.5を寄せ付けにくくなります。
ライオンHPより引用
●リセッシュ
PM2.5や花粉、黄砂やハウスダストの静電気による付着を抑える消臭スプレーです。衣類プロテクター(静電気防止成分)配合で、花粉などが静電気で付着するのを防ぎます。リセッシュ本来の繊維の奥まで浸透し、菌やニオイを元から撃退し抗菌作用があります。ひとつで2役ですね。
リセッシュ 除菌EX プラス 消臭芳香剤 液体 プロテクトガード 本体 360ml
4.おわりに
帰宅時には玄関先で衣類や髪などを叩いて花粉を落としましょう。手洗いやうがい、目洗いも忘れずに行ってくださいね。
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