農研機構(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)は2018年8月21日、「スギ花粉米」を研究用に外部提供するための今年度第1回公募の審査結果を発表。株式会社ゲノム創薬研究所、および、大阪はびきの医療センターに、スギ花粉米(「スギ花粉ペプチド含有米」)を提供します。
●公募の概要
農研機構は、農研機構が開発したスギ花粉米(「スギ花粉ポリペプチド含有米」及び「スギ花粉ペプチド含有米」)の実用化を推進するために、研究目的であることなど一定の条件のもと、大学、民間企業等にスギ花粉米を提供しています。その提供先の公募が2018年4月10日に行われました。
➡2018年4月10日に行われた公募概要についてはこちらをご覧ください。
2018年度は4月10日の第1回公募に続いて、8月6日に2回目の公募もすでに行っています。
➡第2回の公募概要についてはこちらをご覧ください。
●審査結果
今回、農研機構は、外部有識者を含む審査委員会で提出された研究開発計画書の審査を行い、審査委員会の意見を踏まえ、株式会社ゲノム創薬研究所、及び、大阪はびきの医療センターに対して「スギ花粉ペプチド含有米」を提供する決定をしました。
大阪はびきの医療センターは、2016年度、2017年度にもスギ花粉米の提供を受け、2シーズンにわたり、スギ花粉ペプチド含有米の有効性に関する臨床研究を行っています。その結果は年末頃に発表されるとみられます。
今回の応募目的も、これまでの臨床研究に関連するものと推測されますが、具体的なことは公表されていません。
株式会社ゲノム創薬研究所の応募は、農研機構が研究用にスギ花粉米の外部提供を始めてから初めて。応募目的や研究内容については、ある程度の研究結果が出るまでは公表しない方針としています。
➡大阪はびきの医療センターが行っているスギ花粉米の臨床研究の概要はこちら ↓
➡スギ花粉米とは?詳しくはこちら ↓
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