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(2021年版)冬の花粉症の原因は?11月12月1月2月の花粉カレンダーと症状の特徴・対策法

冬の花粉症 11月、12月、1月、2月の花粉カレンダー 冬の花粉症の症状の特徴や対策法

花粉症クエストが実施した「花粉症の症状に関するアンケート」(*)の結果、花粉症がある人の約10%の方が「冬の花粉症(12月~2月)」でお悩みであることがわかりました。この10%のほとんど全員が「春の花粉症(2月~5月)」も発症しており、冬の花粉症対策は最大のシーズンである春を前にしっかり行っておきたいもの。

ここでは、「冬の花粉症」の原因となる花粉の種類(11月~2月)や飛散予測、症状の特徴、その対策法などについてお伝えします。

監修:花粉症クエスト編集部 スタッフ(環境アレルギーアドバイザー 登録番号:1811002) 

参照:2020年版「鼻アレルギー診療ガイドライン」

(*)2017年10月実施

1.11月~2月の花粉の種類

11月~2月にかけて花粉症の原因となる花粉の種類は主に以下のようになります。

⇒初冬から冬にかけて:スギ

⇒冬から春にかけて:スギ、ヒノキ、ハンノキ

特にスギはピークとなる3月に向けて、2月初旬から急速に花粉を飛ばす量を増していきます。

それでは、花粉の種類別に飛散状況を確認していきましょう。

●スギ

スギの写真 冬の花粉症11~2月 花粉の種類 スギ

■11月~2月のスギ地域別飛散予測

地域ごとの飛散情報 冬の花粉症11~2月 花粉の種類 スギ

ふつう、スギ花粉の飛び始めは2月のバレンタインのころですが、11月~1月の間でも暖かい日があると、春が来たと勘違いして花粉が飛ぶことがあります。これを「こぼれ」と呼びます。

スギの雄花は11月ごろ寒くなると休眠に入り、年を明けて寒さがピークを過ぎ暖かくなり始めると、休眠から目覚め(休眠打破)て花粉を飛ばし始めます。

その年の冬の気候に影響されますが、例年1月中下旬あたりから花粉量が増え始め、2月中旬以降各地で花粉ピークになります。

言わずと知れたNo1.アレルゲン!順天堂大学 伊藤潤先生がやさしく解説↓

スギ/ヒノキ アレルギー |【花粉症クエスト】アレルギー辞典

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●ハンノキ

ハンノキの写真 冬の花粉症11~2月 花粉の種類 スギ

■11月~2月のハンノキ(カバノキ科)地域別飛散予測

地域ごとの飛散情報 冬の花粉症11~2月 花粉の種類 ハンノキ

ハンノキの花は冬の12月~2月頃(北海道では3月頃)に葉の先につきます。湿地において森林を形成する数少ない樹木のひとつですが、ハンノキ森林がある地域でハンノキ花粉症の発症がよくみられます。

ハンノキ花粉はスギより少し早めの1、2月から飛び始めますが、花粉飛散のピークは全国的に3月、4月です。5月ごろまで飛び続けます。

ハンノキはカバノキ科の植物で、同じカバノキ科にシラカバ(*シラカンバともいう)があります。北海道では花粉症の代名詞です。

カバノキ科の花粉症の方は後述するようにバラ科の果物や野菜を食べると口がイガイガするなどの口腔アレルギー症状群を起こすことがあるので注意してください。

また、国立 相模原病院の谷口正実先生によると『カバノキ科のハンノキやシラカバと、ブナ科のブナ、コナラの花粉とは共通抗原性(*どちらにもアレルギー反応してしまうこと)があります。どんぐりが成っている木がブナやコナラですが、公園や小さい山があるところには必ず生えています。例えば神奈川県にもコナラの木は多く、カバノキ科花粉症の人は増えています』なので、北海道や長野県のようなカバノキ科の木が多い地方だけでなく都会でも注意が必要です。

コナラ画像はKENPEIより引用

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シラカバ/ハンノキ アレルギー |【花粉症クエスト】アレルギー辞典

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●ヒノキ

ヒノキの写真 冬の花粉症11~2月 花粉の種類 スギ

■11月~2月のヒノキ地域別飛散予測

地域ごとの飛散情報 冬の花粉症11~2月 花粉の種類 ヒノキ

ヒノキはその芳香も好まれ高級建材として有名ですが、スギと並んで春の花粉症の原因として有名です。気象条件によっては1月、2月に少量の飛散が観測されることがありますが、通常の飛び始めは3月中旬から下旬頃。飛び始めると同時に一気にピークに向かいます。

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2.冬の花粉症の特徴

●初冬(11月~12月)の花粉症

11月~12月にかけては、日差しが届き、風が強く吹く日を中心に、季節はずれのスギ花粉がわずかに飛ぶこともあります。また、イネ科やヨモギなどの秋の花粉が少量ながら飛散していることもあります。

症状の特徴としては、

  • 鼻水
  • 鼻づまり
  • くしゃみ
  • 目のかゆみや充血
  • 喉のかゆみ
  • 咳喘息、喘息
  • 腰痛、肩こり、背中の痛み
  • 肌のかゆみ

花粉症の4大症状ともいわれる鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみに加えて、空気の乾燥も影響して、咳や喉のかゆみなどノドの症状が多くみられます。

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➡鼻炎のメカニズム

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咳やくしゃみが長期に続くと、体への負担が大きくかかり、筋肉の痛みにつながります。腰痛、肩こり、背中の痛みが起こることもあります。

また、乾燥で傷んだ肌は皮膚のバリア機能が低下し、花粉や花粉アレルゲンが皮膚に侵入しやすくなり、皮膚のかゆみの原因となります。

➡乾燥が花粉症の原因に

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●冬から初春(12月~2月)の花粉症

冬から春先にかけてスギ、ハンノキ、ヒノキが花粉量を増やしていきます。スギは一般的に2月のバレンタインデー前後に飛び始めますが、その前でも天候次第で花粉が飛ぶ日があります。

4大症状といわれる、

  • 鼻水
  • 鼻づまり
  • くしゃみ
  • 目のかゆみや充血

のうち1つ以上の症状をかかえる人がほとんどです。

また、4大症状に加えて

  • 喉、肌、耳、頭皮などのかゆみ
  • 頭痛
  • 微熱

といった症状も合わせてみられます。

➡花粉症で頭痛?

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冬といえば乾燥が気になりますが、雨や雪が降ったときには花粉が水分で膨張し破裂することがあります。すると花粉の中にあった花粉アレルゲン(*花粉症の原因となる物質)がそのままの姿で、またはPM2.5などに付着して大気中に浮遊します。それらは花粉より微細な粒子なので、より体内に入りやすく、咳、かゆみ、喘息などの症状を引き起こしやすいので注意が必要です。

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●口がかゆい⁉花粉-食物アレルギーにも注意

花粉症の原因となる花粉アレルゲンと似ているたんぱく質を持っている野菜や果物などの食べ物に対して、体の免疫機能が間違えて排除しようと反応してしまい、口や口の周にかゆみや腫れなどの炎症が起こる病気を「口腔アレルギー症候群」または「花粉-食物アレルギー症候群」(Pollen-Food Allergy Syndrome-PFAS)といいます。(食物アレルギー、果物アレルギーともいう)

かゆみだけでなく、血圧が急激に下がるなど「アナフィラキシーショック」と呼ばれる重篤な症状が起こる危険性もあるので、おかしいなと思ったらすぐに医師に診察を受けてください。

花粉と関連のある食べ物(参照:九段坂病院皮膚科など)

  • ・スギ:メロン・モモ・スイカ・キウイ・トマトなど
  • ・ブタクサ:ライチ・メロン・スイカ・キュウリ・ズッキーニ・バナナなど
  • ・イネ科(カモガヤやハルガヤ):メロン・スイカ・トマト・ジャガイモ・バナナ・オレンジ・セロリなど
  • ・ヨモギ:ライチ・セロリ・ニンジン・セリ科のスパイス・モモ・キウイ・カモミール・トマト・ジャガイモなど
  • ・ヒノキ:トマトなど
  • ・ハンノキ・シラカバ:リンゴ・モモ・梨・びわ・さくらんぼ・ニンジン・セロリ・クミン・コリアンダー・アーモンド・クルミ・ヘーゼルナッツ・大豆・もやし・豆乳・キウイ・トマト・ジャガイモ・甘草・当帰など

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3.冬の花粉症には「予防と即効対策」

これまでみてきたように、冬の花粉症は、「秋から継続している花粉症」と「春に向けての花粉症」が交差するシーズンです。

特にスギ花粉症でお悩み方は、スギ花粉が飛散開始する直前から初期療法(*症状が出ていなくても薬を飲み始める対策法)が効果的です。

花粉症にはピークになる前に初期治療が肝心

シオノギ製薬HPより引用

花粉症の発症につながる原因物質ヒスタミンをブロックするタイプ(抗ヒスタミン作用)や、ヒスタミンが分泌されるのを防ぐタイプ(抗アレルギー作用)の花粉症薬を早めに使用することがすすめられています。

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4.新治療「ゾレア」とは

2020年から重症なスギ花粉症患者さんを対象に、新治療法「ゾレア」が始まりました。

薬を皮下に注射することで、身体の中からIgEというアレルギーを起こす物質をなくして症状を抑えるものです。抗体医療と呼ばれています。

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