花粉症と風邪の症状の違いは?花粉症に風邪薬は効く?花粉症薬と風邪薬の併用はOK?

花粉症と風邪の違い 薬の併用

まだ秋の季節にもかかわらず、冬のような寒い日が続いています。この天候が影響して、秋の花粉症と風邪の症状が併発している人も少なくありません。

そこで今回は、花粉症と風邪の症状の違いや見分け方、花粉症と風邪が併発してしまったときに風邪薬で花粉症の薬の代用になるのか、両方の薬を一緒に服用しても問題ないのか、についてご説明します。

1.花粉症と風邪の症状の違い

花粉症でも風邪でも鼻水やくしゃみ、咳といった症状が起こりますが、それらには違いがあります。比較してみましょう。

・症状の比較

花粉症と風邪の症状比較

・症状の違い

花粉症では発症する目のかゆみや涙目、充血などの炎症は、風邪が原因で起こることはないので、目に症状が出ているときは花粉症と考えていいようですね。

同じ鼻水でも、花粉症はサラサラ水のようなタイプ、風邪は黄色味がかったネバネバタイプです。

風邪でもくしゃみは起こりますが単発のものが多いのに対して、花粉症では一度起こると止まらなかったり、1日に20回以上起こることもあります。

花粉症の咳はコホンという軽いタイプ。一方、風邪では痰がからんだような思いタイプであることが多いようです。

また、風邪は通常1週間程度で治癒するのに対して、花粉症は花粉が飛んでいる間、症状が収まらずに長く続くきます。

2.風邪薬で花粉症の薬の代わりになる?

花粉症と風邪が併発してしまったときに、風邪薬で花粉症の薬の代わりになるのでしょうか?または、どちらの薬も一緒に飲んでも大丈夫でしょうか?

・風邪薬で花粉症の代わりになる?

風邪薬の中にも、鼻炎などのアレルギー症状の原因物質ヒスタミンが炎症を起こすのをブロックする作用がある「抗ヒスタミン成分」(クロルフェニラミンマレイン酸塩、クレマスチンフマル酸塩、ジフェニルピラリン塩酸塩など)が入っているものがあり、そのようなタイプであれば、ある程度は花粉症の薬の代用になり、鼻水やくしゃみを止めることもできるそうです。

但し、風邪薬に含まれる抗ヒスタミン成分量は花粉症の薬と比べると少ないため、鼻炎などの症状を抑える効果が弱いのが一般的です。一方、風邪薬には鼻炎症状を緩和する以外の成分も含まれていますので、花粉症薬の代用として長期的に服用することはやめましょう。

・花粉症の薬と風邪薬は併用できる?

花粉症の薬と同じ抗ヒスタミン成分が入っている風邪薬との併用は避けてください。同じ抗ヒスタミン成分が含まれている薬を併用すると副作用の眠気や口の渇きなどが強くでることがあるからです。

一方、抗ヒスタミン成分の入っていない風邪薬であれば花粉症の薬と併用しても問題はないようです。ただし、薬の飲み合わせは素人では判断が難しいので、市販の薬を購入する場合には薬局でよく相談してみてください。

・抗ヒスタミン成分が入っている風邪薬の例

市販の風邪薬で抗ヒスタミン成分が入っているものをご紹介します。花粉症の薬を飲んでいる場合にはいったんやめてから風邪薬を服用してください。

●ルルAシリーズ(新ルルAゴールドDX・新ルルAゴールドS・新ルル-A錠s)

【指定第2類医薬品】新ルルAゴールドDX 90錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

●ルルアタックシリーズ(ルルアタックNX・ルルアタックEX・ルルアタックFXa

【指定第2類医薬品】ルルアタックNX 24錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

●パブロンシリーズ(パブロンエースPro微粒/錠・パブロンSゴールドW顆粒/錠・パブロンSα顆粒/錠・パブロンゴールドA顆粒/錠・パブロンSせき止め)

【指定第2類医薬品】パブロンエースPro微粒 12包

●ベンザブロックシリーズ(ベンザブロックS・ベンザブロックL・ベンザブロックIP)

【指定第2類医薬品】ベンザブロックSプラス 30錠

●コンタックシリーズ(新コンタックかぜ総合・新コンタックかぜEX)

【指定第2類医薬品】新コンタック かぜEX 20カプセル ※セルフメディケーション税制対象商品

●エスタックイブシリーズ(エスタックイブファインEX・エスタックイブファインTT・エスタックイブファインNT・エスタックイブファインFT)

【指定第2類医薬品】エスタックイブファインEX 24錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

●エスタックシリーズ(エスタック総合感冒・新エスタック「W」・新エスタック顆粒・新エスタックゴールド錠)

【指定第2類医薬品】エスタック総合感冒 100錠

●コルゲンコーワシリーズ(コルゲンコーワIB錠TX・コルゲンコーワIB透明カプセルα・コルゲンコーワIB2)

【指定第2類医薬品】コルゲンコーワIB2 16カプセル ※セルフメディケーション税制対象商品

3.まとめ

風邪の治癒には体力や免疫力を高めることが大切です。それには栄養や水分を十分にとって、温かくしながら休んだり睡眠をとることが第一です。それでも風邪の症状が収まらないときには、花粉症の薬をいったんやめて市販の風邪薬を服用するか、早めに医師に相談して適切な処置を受けてください。

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