(2023年版)花粉症の4大症状のひとつに「目のかゆみ」や「充血」などの目の症状があります。その治療には点眼薬(目薬)が欠かせません。ところが病院で処方される点眼薬がどんなタイプの薬なのか、ドラッグストアで並ぶたくさんの目薬の中からどれを選べばいいのか悩んでしまうことがあります。
ここでは、花粉症でよく処方される医療用点眼薬や、薬局やインターネットで購入できる人気の市販目薬、今シーズン向けの新商品などをご紹介します。
*【2023年1月5日】2022年4月1日からの「2022年度薬価改定」に対応しています。
➡処方薬と同じタイプの市販薬を知っているとなにかと便利です↓↓
【2023年版】花粉症処方薬の効き目と眠気の比較や同じタイプの市販薬の有無~アレグラ、ザイザル、アレロック、タリオン、ビラノア、デザレックスなど
目次
- 1.2023年春のシーズンのトピック
- 2.主な医療用点眼薬
- ●パタノール点眼液(主成分:オロパタジン)
- ●アレジオン点眼液(主成分:エピナスチン)
- ●ザジテン点眼液(主成分:ケトチフェンフマル酸塩)
- ●リザベン点眼液(主成分:トラニラスト)
- ●ゼペリン点眼液(主成分:アシタザノラスト水和物)
- ●インタール点眼液(主成分:クロモグリク酸ナトリウム)
- ●ステロイドの点眼薬
- 3.【市販薬】人気の花粉症向け目薬
- ・人気ブランドの比較
- ●(重症向け)ロートアルガード クリニカルショット
- ●(重症向け)ロートアルガード クリアブロックZ
- ●(軽症向け)ロートアルガード クリアブロックEXa
- ●(重症向け)マイティア アルピタットEXα7
- ●(重症向け)マイティア アルピタットEXα
- ●(軽症向け)マイティア アルピタット
- ●(軽症向け)エージーアイズ アレルカットC
- ●ソフトサンティア/アイリスCL-Iネオ
- 4.目のかゆみにも初期療法
1.2023年春のシーズンのトピック
スギやヒノキの花粉が飛ぶ冬の終わりから春にかけては、空気がとても乾燥している時期です。花粉症で目がかゆいと思っていても、実はドライアイが原因であるケースも少なくないようです。両方を併発していることも。花粉症とドライアイでは治療に用いられる点眼液が異なります。昨年2022年11月に、ドライアイ治療用点眼剤「ジクアスLX 点眼液」が発売されました。これは、2010 年から販売されている「ジクアス点眼液」(1回1滴、1日6回点眼)の製剤改良により、点眼回数を1日3回に低減したものです。薬価は、3%5mL1 瓶1060 円です。
2.主な医療用点眼薬
花粉が原因で目のかゆみ、涙目、ゴロゴロする異物感が出るのは、アレルギー性結膜炎を起こしているからです。治療には、抗ヒスタミン薬やケミカルメディエーター遊離抑制薬が入った点眼薬が処方されます。それでも効果がない時にはステロイド点眼薬も使用されます。
- ●かゆみに速効的に効くタイプ:パタノール、アレジオン、ザジテン
- ●症状が出るのを防ぐタイプ:リザベン、ゼペリン、インタール
ここからは個々の点眼薬の概要をみていきましょう。
薬価はどれも2023年1月5日時点です。
Point! 防腐剤に注意
点眼液に含まれる防腐剤によっては、ソフトコンタクトレンズの装着時に使用できないものがあります。
製品名 防腐剤 コンタクト可否 パタノール ベンザルコニウム × アレジオン ホウ酸 〇 ザジテン ベンザルコニウム × リザベン ベンザルコニウム × ゼペリン クロロブタノール △ インタール ベンザルコニウム ×
●パタノール点眼液(主成分:オロパタジン)
パタノール点眼液0.1%は、かゆみの症状に速効性がある抗ヒスタミン作用と予防効果のケミカルメディエーター遊離抑制作用を合わせもつ代表的なアレルギー性結膜炎用の目薬です。
Point! ケミカルメディエーターとは
ケミカルメディエーターとはかゆみの原因となる化学物質のことで、ヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサンA2などがある。それらが放出されないように抑制するのがケミカルメディエーター遊離抑制作用。
主成分はオロパタジン塩酸塩で、アレルギー性鼻炎向けの処方薬アレロック錠に含まれている成分と同じです。
2021年12月に、後発品の「オロパタジン点眼液0.1%」が発売されました。2022年3月時点で、価格は64円/mLです。
- 用法用量:通常、1回1~2滴、1日4回 (朝、昼、夕方及び就寝前) 点眼
- ソフトコンタクトレンズでの点眼:不可
- 薬価:0.1%1mLで116.6円 2023年1月5日時点
- 後発品(ジェネリック):あり
- 市販薬:なし
➡効き目が強いアレロックとは?
【花粉症薬】効き目が強い処方薬「アレロック」とは?アレグラやザイザルとの違いは?
●アレジオン点眼液(主成分:エピナスチン)
アレジオン点眼液0.05%はパタノールと同様に抗ヒスタミン作用とケミカルメディエーター遊離抑制作用の両方がある目薬です。
アレジオン点眼液0.05%は2014年に防腐剤フリー(防腐剤が含まれない)にして、コンタクトをしたまま点眼できる目薬になりました。防腐剤の代わりに緩衝剤(ホウ酸)や安定化剤(エデト三ナトリウム)を加えています。
主成分はエピナスチン塩酸塩で、アレルギー性鼻炎向けの処方薬アレジオン20に含まれている成分と同じです。
アレジオン点眼液0.05%の後発品である「エピナスチン塩酸塩点眼液0.05%」が2021年6月に販売開始されました。価格は130.9/mLで、アレジオン点眼液0.05%の約半分です。
- 用法用量:通常、1回1滴、1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼
- ソフトコンタクトレンズでの点眼:可
- 薬価:0.05%1mLで271.7円 2023年1月5日時点
- 後発品(ジェネリック):あり
- 市販薬:なし
新製品のアレジオンLX点眼液0.1%は有効成分が2倍になり、1日2回の点眼になりました。
後発品(ジェネリック)はまだ販売されていません。
- 用法用量:通常、1回1滴、1日2回(朝、夕)点眼
- ソフトコンタクトレンズでの点眼:可
- 薬価:0.1%1mLで541.5円 2023年1月5日時点
- 後発品(ジェネリック):なし
- 市販薬:なし
●ザジテン点眼液(主成分:ケトチフェンフマル酸塩)
ザジテン点眼液0.05%もパタノールやアレジオンと同様に抗ヒスタミン作用とケミカルメディエーター遊離抑制作用の両方がある目薬です。pHがアルカリ性で、浸透圧が低く、目にしみる感じがあります。
ザジテンには市販薬の「ザジテンAL」があります。処方薬のザジテン点眼液0.05%と同成分が同量入っています。
- 用法用量:通常、1回1〜2滴を1日4回(朝、昼、夕方および就寝前)点眼
- ソフトコンタクトレンズでの点眼:不可
- 薬価:3.45mg 5mL(1瓶)で396.8円 2023年1月5日時点
- 後発品(ジェネリック):あり
- 市販薬:あり
【第2類医薬品】ザジテンAL点眼薬 10mL ※セルフメディケーション税制対象商品
●リザベン点眼液(主成分:トラニラスト)
リザベン点眼液0.5%は花粉症の予防目的や初期の症状によく用いられる目薬で、目のかゆみ、目やに、充血、まぶたのはれ、ごろごろするなどの症状が起こらないように、炎症の原因となるケミカルメディエーターの遊離を抑えます。抗ヒスタミン作用のある点眼薬と比べるとすでに発症している症状を鎮める効果は弱いとされています。
リザベン点眼液0.5%の主成分のトラニラストが同濃度入っている市販薬に「ロートアルガードプレテクト」があります。
- 用法用量:1回1~2滴を1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼
- ソフトコンタクトレンズでの点眼:不可
- 薬価:25mg5mL(1瓶)で441.9円 2023年1月15時点
- 後発品(ジェネリック):あり
- 市販薬:あり
【第2類医薬品】ロートアルガードプレテクト 7mL ※セルフメディケーション税制対象商品
●ゼペリン点眼液(主成分:アシタザノラスト水和物)
ゼペリン点眼液0.1%はケミカルメディエーター遊離抑制作用によってヒスタミンなどの化学伝達物質の放出を抑え、アレルギー症状を改善します。リザベン同様に初期治療として早期の使用がポイントです。ひどくなってからだと、効果が弱いとされています。
ゼペリン点眼液0.1%には防腐剤はクロロブタノール、パラベン類が使用されており、コンタクトレンズに対する影響がパタノールなど塩化ベンザルコニウムを防腐剤に使用している点眼薬よりも少ないという報告があります。
ゼペリン点眼液0.1%には同成分、同濃度の市販薬があります。「アイフリーコーワAL」と、2018年10月に新発売された「アレジフェンス」です。
- 用法用量:1回1〜2滴、1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼
- ソフトコンタクトレンズでの点眼:問題なしと報告あり
- 薬価:0.1%5mg5mL(1瓶)で600.4円 2023年1月5日時点
- 後発品(ジェネリック):あり
- 市販薬:あり
【第2類医薬品】アイフリーコーワAL 10mL ※セルフメディケーション税制対象商品
「アレジフェンス」の詳しいことはコチラ↓をご覧ください。
花粉やハウスダストアレルギーの目のかゆみに~市販の目薬「アレジフェンス」新発売
●インタール点眼液(主成分:クロモグリク酸ナトリウム)
2021年3月末をもって、販売中止になりました。
インタール点眼液2.0%はゼペリン点眼液0.1%同様に、ケミカルメディエーター遊離抑制作用のある目薬で、発症を予防するためによく用いられます。上記のゼペリン点眼液0.1%と比較試験がおこなわれていますが、症状の改善度、使用の安全度は、ほぼ同等でした。
- 用法用量:1回1~2滴、1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼
- ソフトコンタクトレンズでの点眼:不可
- 後発品(ジェネリック):あり
- 市販薬:なし
●ステロイドの点眼薬
花粉症の症状がひどく、抗ヒスタミン作用やケミカルメディエーター遊離抑制作用のある目薬でも症状が鎮まらないときに、ステロイド(糖質コルチコイド)が含まれる目薬を用いて症状を抑えます。ステロイド点眼薬は効果は強いものの、長期に使用すると眼圧上昇に伴う緑内障リスクなどの副作用があるので、必ず医師の処方に従って使用してください。
リンデロン点眼液0.01%
- 成分:デキサメタゾン リン酸エステルナトリウム
- 用法用量:通常、1 日 3~4 回、1 回 1~2 滴ずつ点眼
- 薬価:0.01%1mLで36.8円 2023年1月5日時点
- 後発品(ジェネリック):あり
リンデロンは軟膏でもよく使用されるステロイドです。
オルガドロン点眼液0.1%
*販売停止になっています。
- 成分:ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム
- 用法用量:通常、1 日 3~4 回、1 回 1~2 滴ずつ点眼
- 後発品(ジェネリック):あり
フルメトロン点眼液0.1%
- 成分:フルオロメトロン
- 用法用量:通常、1 日 2~4 回、1 回 1~2 滴ずつ点眼
- 薬価:0.1%1mLで37.4円 2023年1月5日時点
- 後発品(ジェネリック):あり
3.【市販薬】人気の花粉症向け目薬
病院に行くことができない時は、ドラッグストアやインターネットで購入できる市販の花粉症目薬を利用して症状を抑えることができます。ここではアマゾンの売れ筋ランキングでいつも上位にきている人気の目薬をご紹介します。
・人気ブランドの比較
人気の目薬ブランド「アルガード」「アルピタット」「アレルカット」には同じタイプの目薬があります。それを整理しておきましょう。
「アルガード」には、重症向け「クリニカルショット」、軽症向け「クリアブロック」の2タイプがあります。
「アルピタット」には、2022年1月14日に新商品「マイティア アルピタットEXα7・NEXα7」が発売されました。従来品より代謝・保湿成分をアップした最強処方です。
●症状が比較的軽い時に使用するタイプ
作用ごとの配合成分の比較
製品名 | 発症予防作用 | かゆみ抑制作用 | 炎症鎮静作用 | 代謝・保湿作用 |
---|---|---|---|---|
クリアブロックEXa | 1% | 0.015% | 0.05% | 0.2% |
アルピタット | 1% | 0.015% | 0.05% | |
アレルカット | 1% | 0.015% | 0.125% | 0.2% |
*クリアブロックEXaとアルピタットの炎症鎮静作用の成分はプラノプロフェン、アレルカットはグリチルリチン酸二カリウム
●症状が比較的ひどい時に使用するタイプ
作用ごとの配合成分の比較
製品名 | 発症予防作用 | かゆみ抑制作用 | 炎症鎮静作用 | 代謝・保湿作用 |
---|---|---|---|---|
クリニカルショット | 0.5% | 0.03% | 0.05% | 1.0% |
クリアブロックZ | 1% | 0.03% | 0.05% | 0.5% |
アルピタットEXα7 | 1% | 0.03% | 0.05% | 0.81% |
*クリニカルショットの発症予防作用の成分はトラニラスト、その他はクロモグリク酸ナトリウム
*かゆみ抑制作用の成分はクロルフェニラミンマレイン酸塩
*アレルカットの炎症鎮静作用の成分はグリチルリチン酸二カリウム、その他はプラノプロフェン
*クリニカルショットの代謝・保護成分はタウリン、その他はコンドロイチン硫酸エステルナトリウム
Point! 成分ごとのかゆみを抑えるメカニズム
目薬に入っている成分によってかゆみを抑えるメカニズムが異なります。
- ●クロモグリク酸ナトリウム/トラニラスト:アレルギー症状が起こるのを防いで目のかゆみを抑えます(発症予防作用)
- ●クロルフェニラミンマイレン酸塩:抗ヒスタミン薬で、アレルギーの原因物質ヒスタミンが受容体にくっつくのをブロックして、速効的に目のかゆみを抑えます(かゆみ抑制作用)
- ●プラノプロフェン/グリチルリチン酸二カリウム: 炎症を抑制し、炎症に伴うかゆみを抑えます(炎症鎮静作用)
●(重症向け)ロートアルガード クリニカルショット
ロートアルガード クリニカルショットとクリニカルショットmは、かゆみ症状をぶりかえす時におすすめの目薬。トラニラストでかアレルギー原因物質の放出を抑制し、症状悪化を防ぎます。クロルフェニラミンマレイン酸塩でかゆみを抑えるだけでなく、プラノプロフェンで炎症を鎮めます。さらにダメージを受けた角膜の代謝を促進タウリンも配合されてます。
クリニカルショットはクールタイプですが、清涼感のないタイプのクリニカルショットmもあります。
- ●1回1~2滴、1日4回
- ●コンタクト装着時には使用不可
- ●Amazon価格例:13mL 1,240円税込(2023年1月4日時点)
【第2類医薬品】ロートアルガードクリニカルショット 13mL セルフメディケーション対象品
●(重症向け)ロートアルガード クリアブロックZ
ロートアルガード クリアブロックZ・クリアマイルドZはアルガードシリーズの中で、比較的症状の重い人向けの人気目薬です。クリアブロックZはメントールが入っていてるクールタイプです。
アレルギーの発症を抑制する成分のクロモグリク酸ナトリウム、かゆみを速効的に鎮める成分のクロルフェニラミンマレイン酸塩、炎症を鎮める成分のプラノプロフェン、角膜を保護する成分のコンドロイチン硫酸エステルナトリウムをそれぞれ最大濃度配合し、花粉症のひどい目のかゆみにおすすめです。
クールタイプとマイルドタイプがあります。
- ●1回1~2滴、1日4回点眼
- ●コンタクト装着時には使用不可
- ●Amazon価格例:13mL 1,585円税込(2023年1月4日時点)
【第2類医薬品】ロートアルガードクリアブロックZ 13mL ※セルフメディケーション税制対象商品
【第2類医薬品】ロートアルガードクリアマイルドZ 13mL ※セルフメディケーション税制対象商品
●(軽症向け)ロートアルガード クリアブロックEXa
ロートアルガード クリアブロックEXaは後述のクリアブロックZと比べると、症状がまだひどくなっていない時におすすめの目薬。クロモグリク酸ナトリウムでかゆみや充血などのつらいアレルギー症状を抑えるだけでなく、プラノプロフェンで炎症を鎮めます。さらに角膜を保護するコンドロイチン硫酸エステルナトリウムも配合されてます。
クリアブロックEXaはクールタイプですが、清涼感のないタイプのクリアマイルドEXaもあります。
- ●1回1~2滴、1日4回点眼
- ●コンタクト装着時には使用不可
- ●Amazon価格例:13mL 998円税込(2023年1月4日時点)
【第2類医薬品】ロートアルガードクリアブロックEXa 13mL ※セルフメディケーション税制対象商品
●(重症向け)マイティア アルピタットEXα7
マイティア アイテクト アルピタットEXa7・NEXα7はアルガードシリーズのクリアショットに相当する製品です。アルピタットEXαと同じように、アレルギー抑制成分のクロモグリク酸ナトリウム、かゆみを止める成分のクロルフェニラミンマレイン酸塩、炎症を鎮める成分のプラノプロフェンが同濃度含まれるのに加え、角膜を保護する成分のタウリン、コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、L-アスパラギン酸の3成分が配合された、ひどい花粉症の目のかゆみにおすすめの目薬です。
クールタイプNEXα7とマイルドタイプEXα7があります。
- ●1回1~2滴、1日4回点眼
- ●コンタクト装着時には使用不可
- ●Amazon価格例:15mL 1,988円税込(2023年1月4日時点)
●(重症向け)マイティア アルピタットEXα
マイティア アイテクト アルピタットEXaはアルガードシリーズのクリアブロックZに相当する製品です。クリアブロックZと同じように、アレルギー抑制成分のクロモグリク酸ナトリウム、かゆみを止める成分のクロルフェニラミンマレイン酸塩、炎症を鎮める成分のプラノプロフェン、角膜を保護する成分のコンドロイチン硫酸エステルナトリウムをそれぞれ最大濃度配合し、花粉症のひどい症状におすすめの目薬です。
クールタイプとマイルドタイプがあります。
- ●1回1~2滴、1日4回点眼
- ●コンタクト装着時には使用不可
- ●Amazon価格例:15mL 1,307円税込(2023年1月5日時点)
【第2類医薬品】マイティアアルピタットEXα 15mL ※セルフメディケーション税制対象商品
●(軽症向け)マイティア アルピタット
マイティア アイテクト アルピタットにもアレルギーの発症を抑制する成分クロモグリク酸ナトリウム、かゆみを速効的に鎮める成分のクロルフェニラミンマレイン酸塩、炎症を鎮める成分のプラノプロフェン、角膜を保護する成分のコンドロイチン硫酸エステルナトリウムが配合されています。
ロートアルガードシリーズではクリアブロックEXaに相当する製品です。
クールタイプとマイルドタイプがあります。
- ●1回1~2滴、1日4回点眼
- ●コンタクト装着時には使用不可
- ●Amazon価格例:15mL 1,145円税込(2023年1月5日時点)
【第2類医薬品】マイティアアイテクトアルピタット 15mL ※セルフメディケーション税制対象商品
●(軽症向け)エージーアイズ アレルカットC
エージアイズ アレルカットCはアルガードシリーズのクリアブロックEXa、マイティアシリーズのアルピタットに相当する製品です。
アレルギー抑制成分のクロモグリク酸ナトリウム、かゆみを止める成分のクロルフェニラミンマレイン酸塩、炎症を鎮める成分のグリチルリチン酸二カリウムを配合しています。
クールタイプ以外に、しみないソフトタイプ、うるおうモイストタイプがあります。
- ●1回1~2滴、1日4回点眼
- ●コンタクト装着時には使用不可
- ●Amazon価格例:13mL 1,104円税込(2023年1月5日時点)
【第2類医薬品】エージーアイズアレルカットC 13mL ※セルフメディケーション税制対象商品
●ソフトサンティア/アイリスCL-Iネオ
目の表面についた花粉を取り除くために、人工涙液のソフトサンティアとアイリスCL-Iネオなどの洗眼液が人気です。水道水には塩素が入っているので目を洗うのが心配だったり、お化粧をしているときに洗面台で目を洗うのは困難ですが、人工涙液であれば手軽に目の中の花粉などの異物を洗い流せます。
どちらもコンタクトレンズの上から使用できます。
ソフトサンティアは小さいボトルサイズ(5mL×4本入り)です。価格は504円(税込)(2023年1月5日時点)です。
アイリスCL-Iネオは使い捨て30本タイプです。価格は469円(税込)(2023年1月5日時点)です。

4.目のかゆみにも初期療法
花粉が飛び始める直前から薬の使用を開始して症状を軽くしたり出ないように抑える治療法を「初期療法」(*)といいます。鼻の症状を目的とした初期療法には抗ヒスタミン薬を服用しますが、目の症状には抗アレルギー作用のある点眼液を使用すると効果的です。花粉シーズンが始まる前に眼科の医師に相談して早めの対策を始めましょう。
(*)目の初期療法:花粉飛散開始予測日の約2週前、または少しでも症状が現れた時点で抗アレルギー点眼薬の使用を開始する治療法とされています。
また、花粉症の予防や緩和には花粉を体に寄せ付けないことが一番です。外出時には面倒でも縁付きメガネやマスクを着用して花粉を目や鼻に入れないように心がけましょう。
外出から帰宅した時には体やかばんをハンディ掃除機できれいにしたり、手洗い、目洗い、うがい、濡れたタオルで髪や身体を拭くこともおすすめです。
コメント
(2022年版)【花粉症薬】花粉症でよく処方される医療用点眼薬や人気の市販目薬 ページ拝見しました。毎年更新しているようですが、補足として、パタノール点眼、アレジオン点眼にジェネリックが2021年に処方販売されています。もう少し情報を最新にして欲しいです。
コメントありがとうございます。
大変失礼しました。情報を更新しました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
花粉症クエスト編集部