3月は春が行ったり来たり。寒暖差が激しい毎日が続きます。この時期に体調を崩すと、原因が何なのか迷うことがありますね。花粉症?風邪?それとも寒暖差アレルギー?
ここでは、花粉症、風邪、寒暖差アレルギーの見分ける「簡単セルフチェック」についてご紹介します。
➡処方薬と同じタイプの市販薬を知っているとなにかと便利です↓↓
【2022年版】花粉症処方薬の効き目と眠気の比較や同じタイプの市販薬の有無~アレグラ、ザイザル、アレロック、タリオン、ビラノア、デザレックスなど
花粉症?風邪?寒暖差アレルギー?
日ごとの気温差が激しくなると、体調を崩しがちです。
3月はスギに加えて、下旬頃からヒノキ花粉の飛散が始まり、くしゃみや鼻水の症状が、花粉症なのか風邪なのか、はたまた寒暖差アレルギーと呼ばれる血管運動性鼻炎なのか迷うこともありますね。そこで、ご自身でできる簡単セルフチェックをご紹介します!
Point! かんたんセルフチェック
●目のかゆみがある ➡花粉症
●高熱が出ている ➡風邪
●寒気がする ➡風邪
●鼻水が黄色くネバネバしている ➡風邪
●鼻水がサラサラで水っぽい ➡花粉症 または 寒暖差アレルギー
●主に朝方や寝起きにくしゃみや鼻水などの症状が出る ➡花粉症
●症状が1週間以上続く ➡花粉症
●外に出たり、室内に入った直後に鼻水がでる ➡寒暖差アレルギー
●咳が出る、喉が痛い ➡風邪 または 花粉症の可能性も
風邪薬には抗アレルギー成分も
市販薬の風邪薬の中には、抗ヒスタミン薬と呼ばれるアレルギー症状を緩和する成分が入っているタイプがあります。そのほとんどが第1世代抗ヒスタミン薬と区分されるもので、眠気や口の渇きとった副作用が強くでることがあります。風邪薬と花粉症薬を一緒に服薬すると、ダブルで抗ヒスタミン薬の副作用である眠気やだるさが出てしまうことも。風邪と花粉症を併発しているな、と思うときには、自己判断せずに、医師や薬局の薬剤師さんに相談して薬を選択して使用してくださいね。
花粉症と風邪について詳しいことは以下の記事をご覧ください。↓↓
花粉症と風邪の症状の違いは?花粉症に風邪薬は効く?花粉症薬と風邪薬の併用はOK?おすすめの風邪薬や花粉症薬は?
新治療「ゾレア」登場!
2020年シーズンから、スギ花粉症の重症患者向けに、皮下注射による新しい治療法「ゾレア」がスタートしました。
ゾレアはすでに気管支喘息やじんましん向けに使用されている薬ですが、花粉症向けに世界で初めて適用可能になりました。
費用が高めなのがネックですが、花粉症のひどい症状が既存の薬でなかなか治まらない方は医師に相談して検討してみるといいでしょう。
ゾレアの詳しいことは、以下をご覧ください。
スギ花粉症の新治療「ゾレア」とは?効果・副作用や対象者、薬の費用など日医大・大久保公裕教授がやさしく解説