春の花粉といえばスギ、ヒノキが代表的ですが、それ以外の花粉も飛び始めます。
ここでは、4月中旬から5月にかけて飛散する花粉症の原因となる花粉《スギ、ヒノキ、ハンノキ、コナラ、イネ科(カモガヤ、オオアワガエリなど)、シラカンバ》をご説明します。
監修:花粉症クエスト編集部 スタッフ(環境アレルギーアドバイザー 登録番号:1811002)
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1.花粉の種類
4月下旬から5月にかけて、花粉症の原因となる花粉の主な植物は、
- ・スギ
- ・ヒノキ
- ・ハンノキ
- ・シラカバ(北海道が中心、シラカンバともいう)
- ・コナラ
- ・マツ
- ・イネ科雑草(カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリ、ネズミホソムギなど)
です。
2.4月に入るとヒノキがメインに
春の花粉シーズンはスギ花粉の飛散から始まります。一般的にスギ花粉の飛散は2月上旬~中旬頃からスタートし、3月上旬~中旬がピーク時期、3月下旬~4月上旬には終盤になります。
一方、ヒノキ花粉は3月下旬頃から飛散を開始し、4月上旬~中旬に一気にピークになります。そして4月下旬~5月上旬には終盤を迎えます。
ただし、西日本に比べて関東から東北は、ヒノキよりもスギ花粉の方が多く生えているので、関東や東北では4月でもスギ花粉に注意が必要です。
Point!
✅4月に入るとヒノキがメイン
✅関東、東北では4月でもスギが多く飛ぶ
3.ハンノキ・コナラも飛んでいる
4月の花粉はスギやヒノキだけではありません。
カバノキ科のハンノキやブナ科のコナラの花粉も飛んでいます。
ハンノキ花粉症のやっかいなところは、果物・野菜アレルギーとも呼ばれる口腔アレルギー症候群の一番の原因である点です。ハンノキの飛散時期は長く、1月、2月頃から飛び始め、花粉飛散のピークは全国的に3月、4月です。5月ごろまで飛び続けます。
コナラはカバノキ科に属していませんが、ハンノキ花粉症の原因となるアレルゲンと似ているため、ハンノキ花粉症の人はコナラ花粉にも反応してしまうことがあります。コナラは都会の公園によく植えられているので、ハンノキ花粉症の人は注意してください。
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4.5月になるとイネ科花粉も
近年、市街地の緑化計画の影響で、イネ科雑草が生えているところが増えています。4月下旬頃からイネ科雑草が勢いづき、花粉の飛散が開始します。
イネ科雑草の種類には、カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリ、ネズミホソムギなどがあります。そのうちどれかひとつの花粉症になると、他のイネ科雑草にもアレルギー反応しやすくなるようです。
カモガヤ
スギやヒノキ、ハンノキは木の花粉なので、花粉が空の上から降ってきます。それに対して、イネ科雑草の花粉は地面から吹き上げてきます。そのため、背の低いお子さんがイネ科雑草の花粉症なりやすいといわれています。
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5.北海道ではシラカバに注意
北海道で花粉症といえばシラカバです。一般的に4月中旬あたりから飛び始め、5月に入ると飛散が多くなります。シラカバもハンノキと同様にカバノキ科に属する植物です。シラカバ花粉症の方も果物・野菜アレルギーにご注意ください。
6.アレルギー検査で原因を調べる
春の日差しが強くなり暖かくなると、植物の生長パワーが増し、いろいろな花粉が飛び始めます。4月から5月に花粉症にお悩みの方で、何が原因で鼻水などの症状が起こっているのか疑問に感じる方は、早めにアレルギー検査をすることをおすすめします。症状の原因を特定することで、対策や治療が行いやすくなるからです。
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