杏林製薬株式会社は2019年10月28日、アレルギー性疾患治療剤「デザレックス錠5mg」について、11月18日をめどに医薬品卸への出荷を再開すると発表しました。医療機関での処方が順次再開されることとなり、2020年春の花粉シーズンにデザレックスを服薬することが可能になります。
(追記2020年1月12日:デザレックスは2019年11月18日より販売再開されました。)
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2019年1月に自主回収
「デザレックス錠5mg」は、花粉症などのアレルギー疾患向けの内服薬です。MSD株式会社が製造販売承認を取得し、杏林製薬が発売元ですが、MSDの保管不備が理由で2019年1月7日より販売を停止していました。
11月18日から販売再開
MSDは、その後、販売再開に向けた手続きや安定供給に必要な在庫量の確保などを行ってきましたが、それが整ったとして、2019年11月18日から杏林製薬による供給再開を決定。11月18日以降、医療機関でデザレックスの処方が順次可能になります。
2020年の花粉シーズンに間に合う
スギやヒノキの花粉症では、早ければ12月頃から初期療法を目的に医療機関で花粉症薬を処方してもらう人がいますが、デザレックスも来春向けの選択肢の一つとして入れることが可能になりました。
デザレックスは2016年11月に発売になり、2018年の春のシーズンには在庫切れになるぐらい人気の花粉症薬だっただけに、前シーズンに販売停止になったことは、患者にも少なからず痛手でした。
デザレックスとは
デザレックスは、第2世代抗ヒスタミン薬のひとつで、同じ第2世代抗ヒスタミン薬の「クラリチン」の進化系です。花粉症などのアレルギー性鼻炎、蕁麻疹(じんましん)、皮膚疾患に効くとされています。
1日1回1錠の服薬で、いつ飲んでもよく、効果が長く続く特徴があります。価格も比較的安価であることから、高い評判を得ていました。
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