【花粉症薬】花粉症の処方薬と同じ成分の市販薬はどれ?何が違う?

花粉症薬 処方薬と同じ市販薬

花粉症の治療薬には病院で診察を受けて処方してもらう「処方薬」と薬局やドラッグストアで購入する「市販薬」があります。忙しくて病院に行く時間がないときに、これまで病院で処方してもらった薬と同じような効果を期待できる市販薬はないだろうかと探したことがある人もいます。

そこで今回は、処方薬とそれを同じ主成分の市販薬との違いなどを比較しながらご説明します。

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1.処方薬アレグラ錠と市販薬アレグラFX

・主成分は「フェキソフェナジン塩酸塩」

処方薬アレグラ錠には主成分として第2世代抗ヒスタミン成分「フェキソフェナジン塩酸塩」が1錠に60mg入っています。

市販薬アレグラFXにも「フェキソフェナジン塩酸塩」が1錠にアレグラ錠と同量の60mg入っています。

・効能効果の表現に違いがある

処方薬のアレグラ錠は、アレルギー性鼻炎のほか、じんましんや皮膚疾患(湿疹・皮膚炎・皮膚そう痒症など)、アトピーの薬として幅広く使われています。

市販薬のアレグラFXは、アレルギー専用鼻炎薬となっており、皮膚疾患などの症状には効果が記されていません。アレグラFXは、あくまでも花粉症やハウスダストなどが原因で起こるアレルギー性鼻炎専用の薬として販売されています。

・対象年齢に違いがある

処方薬アレグラ錠は、成人(15歳以上)は1回1錠(60mg)、1日2回朝夕に服用します。食前、食後などに関係なく、空腹時でも飲むことができます。7歳以上12歳未満の小児には1回30mgを1日2回、12歳以上の小児には1回60mgを1日2回服用する、とされています。

市販薬アレグラFXは、成人(15歳以上)を対象にしていて、1回1錠(60mg)、1日2回朝夕に服用します。一方、15歳未満の方々には服用しないこと、とされています。2017年9月27日に小児用アレグラが要指導医薬品の市販薬として厚生労働省から指定されましたので、近いうちに小児用アレグラも市販薬として販売が開始されるでしょう。

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・ジェネリックがある

どちらにもジェネリック医薬品(後発医薬品)があります。先発医薬品と主成分や分量は同じですので、基本的な効果効能は同じと考えてよいかと思います。

薬は大きく主成分と添加物で成り立っています。この主成分が症状に作用する働きをするもです。一方の添加物は薬を作る時に必要な成分となり直接的な効果はほぼありません。

●処方薬アレグラ錠のジェネリックには、「フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg」という名前で複数のメーカーから発売されています。

●市販薬アレグラFXのジェネリックの例

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・市販薬アレグラFXやアレルビはネットで購入できる

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2.処方薬アレジオン錠20と市販薬アレジオン20

・主成分は「エピナスチン塩酸塩」

どちらにも第2世代抗ヒスタミン成分の「エピナスチン塩酸塩」が1錠あたり20㎎含まれています。

・効能効果の表現に違いがある

処方薬アレジオン20の効能効果は、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、じんましん、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒(よう)症、痒疹(ようしん)、 そうを伴う尋常性乾癬(かんせん)とされています。

市販薬アレジオン20の方は、あくまで鼻水、鼻づまり、くしゃみなどのアレルギー性鼻炎に効能効果があるとされています。

・対象年齢は成人

どちらも15歳以上の成人を対象にしています。1日1回1錠を服用します。

処方薬には3歳以上で服用可能なアレジオンドライシロップ1%があります。

・主成分が半分の量のアレジオン10がある

処方薬にも市販薬にも主成分のエピナスチン塩酸塩が半分の量の10㎎のタイプがあります。

・ジェネリックがある

アレジオン(エピナスチン塩酸塩)は特許が切れて時間がたっているため、処方薬のジェネリック医薬品として「エピナスチン錠20㎎」「アズサレオン錠20」「アスモット錠20mg」などの名前で複数のメーカーから発売されています。

市販薬アレジオンのジェネリックの例としては以下のようなものがあります。

・ポジナールEP

・アレジラスト

・アルガード持続性鼻炎シールド24

抗ヒスタミン薬 発売年月

「健康ワンポイント」より引用

・市販薬アレジオン20はインターネットで買える

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3.処方薬ジルテック錠10㎎と市販薬コンタック鼻炎Z・ストナリニZ

・主成分は「セチリジン塩酸塩」

どちらにも第2世代抗ヒスタミン成分の「セチリジン塩酸塩」が10㎎含まれています。

処方薬のジルテックには5㎎のタイプもあります。

「セチリジン塩酸塩」は花粉症薬で最も強い効果がある薬のひとつといわれています。その分、眠くなりやすいのも特徴です。

・効能効果の表現には違いがある

処方薬「ジルテック」の効能効果には、アレルギー性鼻炎、じんましん、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症とあります。

市販薬「コンタック鼻炎Z」「ストナリニZ」は花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりといった鼻のアレルギー症状の緩和、とのみ記載されています。

・対象年齢には違いがある

市販薬の「コンタック鼻炎Z」「ストナリニZ」は15歳以上の成人が対象で、1日1回1錠の服用です。

処方薬ジルテックの方は、成人にはジルテック10㎎を1日1回服用、7歳以上15歳未満の小児にはジルテック5㎎を1日2回服用する、とされています。

・ジェネリックがある

処方薬ジルテック錠10㎎には「セチリジン塩酸塩10㎎」という名前で複数のメーカーからジェネリック医薬品が出されています。

・「コンタック鼻炎Z」「ストナリニZ」はインターネットで買える


 

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4.処方薬エバステル錠5㎎と市販薬エバステルAL

・主成分は「エバスチン」

処方薬エバステル錠5㎎と市販薬エバステルALには、第2世代ヒスタミン成分の「エバスチン」が5㎎入っています。処方薬エバステルには10㎎のタイプもあります。

・効能効果の表現は違う

処方薬エバステル錠の効能効果は、じんましん、湿疹・皮膚炎、痒疹(ようしん)、皮膚瘙痒症 アレルギー性鼻炎となっています。

市販薬エバステルALの効能効果は、花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる鼻みず、鼻づまり、くしゃみのような鼻のアレルギー症状の緩和とのみ記載されています。

・対象年齢

市販薬エバステルALの対象年齢は15歳以上の成人で、1日1回1錠です。

処方薬エバステル錠は、成人に1回5〜10mgを1日1回服用する、とされています。

・ジェネリックがある

処方薬エバステル錠5㎎には「エバスチン錠5㎎」という名前で複数のメーカーからジェネリック医薬品が出されています。

・エバステルALはインターネットで買える

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【第1類医薬品】エバステルAL 12錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

*エバステルALは第1類医薬品ですので、購入にあたっては、薬剤師からの使用者の状態確認のための質問に回答していただく必要があります。

5.処方薬クラリチン錠と市販薬クラリチンEX

どちらにも第2世代抗ヒスタミン成分の「ロラタジン」が10㎎入っています。

・効能効果の表現は違う

処方薬クラリチンの効能効果は、アレルギー性鼻炎、じんましん、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒となっています。

市販薬クラリチンEXの効能効果は、花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる鼻みず、鼻づまり、くしゃみのような鼻のアレルギー症状の緩和となっています。

・対象年齢に違いがある

市販薬のクラリチンEXの対象年齢は15歳以上の成人で1回1錠とされています。

処方薬のクラリチンは、成人に1 回10㎎を1日1回、7 歳以上の小児に1 回10㎎を 1日 1回となっています。

・ジェネリックがある

処方薬クラリチンには「ロラタジン10㎎」という名前で複数のメーカーからジェネリック医薬品が出されています。

・クラリチンEXはインターネットで購入できない

クラリチンEXは要指導医薬品に分類されているため、薬剤師がいる対面販売しか認められてません。要指導医薬品として指定されてから3年が過ぎ、一般用医薬品と認可された場合には、インターネットを通して購入することが可能になります。

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6.まとめ~効果と眠気の比較

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