シダトレン、販売終了へ
スギ花粉症向けの舌下免疫療法の薬である「シダトレン スギ花粉舌下液」が2020年4月1日より経過措置品目に移行し(原則販売終了)、2021年3月31日にて経過措置期間満了・薬価削除(完全販売終了)となるであることがわかりました。
シダキュア、2019年5月から長期処方が可能に
今後は昨年2018年6月に販売開始となった「シダキュア スギ花粉舌下錠」に切り替えられていくとみられます。シダキュア舌下錠は、2019年5月1日から14日の処方日数制限が解除され、1ヵ月などの長期処方が可能になります。
舌の下にスギ花粉のアレルゲンエキスの薬を投与して、スギ花粉症を根本から治すことを目指す舌下免疫治療法は、2014年から保険適用になり、利用する人が増えています。
日経DIによると、2018年12月時点でのそれぞれの患者数は、シダトレン約12万人、シダキュア約4万人とされています(シダトレンからシダキュアに切り替えてた患者は重複してカウント)。
シダトレンとシダキュアの違い
シダトレンは冷蔵庫に保管しなくてはいけなかったり、舌の下に置く時間が2分間であったのに対して、シダキュアは室温で保管可能、舌の下に置く時間が1分間と短いため、患者さんにとっての負担が軽減されています。
シダキュアとシダトレンの違い
シダキュアスギ花粉舌下錠2,000JAU 58.5円(2022年4月1日時点)
シダキュアスギ花粉舌下錠5,000JAU 146.1円(2022年4月1日時点)
治療開始は6月~12月
なお、スギ花粉症向けの舌下免疫療法は、スギ花粉の飛散の可能性が少ない6月から12月の間に治療を開始するように勧められています。
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