「花粉症クエスト」レポーターのYASUです。
国民の4人に1人が悩んでいるといわれる春の花粉症ですが、症状がひどくなる前に早めに病院に行って薬を処方してもらう方がいいとわかっていながら、忙しくて時間がとれないとか、病院や薬局の待ち時間が苦痛だという理由で二の足を踏んでいる人も多いようです。
そんな人にぴったりのサービスが2018年1月19日から始まりました!
「スマ診」です。スマ診は、初診であっても病院に行かずにネットで花粉症の診察を受けて薬を送ってもらえるサービス。
ネットで初めて会う医師に診察を受けるのは少し緊張しますが、私、YASUが実際にサービスを体験してみなさんにレポートします!
1.スマ診体験レポ
●まずは準備
「スマ診」にはスマートフォン、タブレットまたはパソコンからアクセスします。現状(2018年1月23日現在)はアプリをダウンロードするのではなく、ブラウザでアクセスします。
はじめてスマ診を利用する場合には以下の3点が必要になるので、これらを準備。
- クレジットカード(VISA・MASTER・アメックスのみ)
- 身分証明書(運転免許証、健康保険証、日本国籍のパスポートのいずれか1つ)
- メールアカウント(gmailアカウントがおすすめされています)
●個人情報の登録
それではスマ診にアクセスしましょう。「いますぐ診察を開始する」をクリック。
*現在(1月26日現在)では「いますぐ受付を開始する」に変更されていました。
新規登録やログインの画面にジャンプします。
登録のために個人情報を入力していきます。
以下の画面にある「お薬の配送先住所に現住所をコピーする」のボタンを押すと、今入力した自宅住所を薬の配送先にできます。自宅以外に配送希望の場合にはそちらの住所も別途入力します。薬の配送先には勤務先や郵便局留めも可能のようです。
続いて本人確認です。運転免許証、健康保険証、日本国籍のパスポートのいずれか1つの写真を撮り、送信します。表と裏のある書類の場合には両方が必要です。
スマホのカメラで保険証を撮影して送信
●診察内容を選ぶ
個人情報の登録が終わると、診察内容の選択です。スマ診では花粉症の他に、ネコアレルギーやインフルエンザ予防なども診察を受けられます。ここでは「花粉症/アレルギー性鼻炎」を選択します。
●クリニックを選択
診察が可能なクリニックのリストが表示されます。リストにある医療機関はすべて花粉症の診察をしてくれますが、今回は、花粉症の舌下免疫療法も行っている「閑啓太郎クリニック」を選択します。
この時点(1月23日現在)では花粉症を診察してくれるクリニック数が4つでしたが、近いうちに20程度に増えるそうです。
●問診
クリニックを選ぶと、問診が始まります。問診はAIのボット(*)とテキストチャットで行います。
(*)インターネットボットとは、一般的に単純な繰り返しのタスクタスクを実行するアプリケーションソフトウェア
問診の質問は選択式と記述式の回答方法があり、約3~5分で回答できます。
【問診例】
- 近くの医療機関を受信できない理由
- 気になる症状
- 症状のつらさを10段階で申告
- 花粉症といわれた有無
- アレルギーの治療の有無
- 薬による眠気のでやすさ
- 自動車などの運転の有無
- 緑内障、前立腺肥大症の治療経験の有無
- 診療コースの希望
スマ診の料金は診療プランごとに定額コース制になっているので、ここでコースの希望を選択できます。ただし医師の診察をうけた後に最終的にコースが決まります。
●診察を待つ
問診が終了すると、医師がチャットに入るのを待ちます。
病院の待合室で診察室に呼ばれるのを待っているのに似ていますが、じっと待っている必要はありません。スマ診の診察はLINEトークに似たテキストチャット形式なので、医師も患者も手が空いているときにネットの診察室に入ります。医師がネット診察室に入ったら、スマ診からメールで通知してくれるので、それを待てばいいのです。医師がいつ診察可能になるかは患者側にはわかりませんよね。なので患者側も診察以外のことをやりながら通知を待っていてもOKなんです。
ちょうどお腹もすいていたので近所のレストランで時間つぶし。
すると、登録したメールアドレスにスマ診からメールが届きました。メール本文に「こちらからご返信ください」というネット診察室に入るためのリンクが張られていますので、レストランにいたまま、クリックして診察室に入りました。
●診察がスタート
医師がすでに待っておられるネット診察室に入り、診察開始です。
医師より症状などの質問がありましたので、「鼻づまり、目のかゆみが既に少しある」と答えました。
その回答を受けて、医師から「プラン」が提案されました。
医師から提案された薬は、フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg、ゼスラン錠3mg、フルチカゾン点鼻液の3種類。聞き慣れない薬もあり、画面の中の「お薬の情報はコチラ」が気になったのでそこをクリックしてみました。すると、医療・医薬品に関する情報を発信する「ミナカラ」のサイトにジャンプし、薬の説明を確認することができました。
薬の提案の最後に、投与日数に応じた値段のパターンがあることを伝えられ、
目のかゆみがあったので目薬も処方されるのかと思っていたのに、内服薬だけだったので目薬は不要なのか医師に尋ねてみたところ、医師から説明が。
納得して、処方日数分を14日でお願いしました。
これで診察は終了です。次は支払いに移ります。
●支払いの前に注意事項
診察が終わり会計に移動しますが、その前に注意事項などの説明があります。
薬についての質問や相談は提携先のミナカラが対応してくれると説明がなされ、
続いて、再診する場合のログインの仕方を教えてくれます。
また、オンライン診療といっても、必ずネットでできるわけではなく、医師が判断した場合には医療機関に行って対面診療が必要になると注意喚起がなされました。
●支払い
注意事項を確認した後に「お支払い手続きに進む」をクリックして会計にすすみます。
スマ診は診察料・薬剤料・配送料すべて含めた料金なので、診察の際に医師から提示された金額がすべてです。今回は5,300円(税込)でしたが、支払いはVISA、MASTER、アメックスいずれかのクレジットカードで行います。
はい、一連の診療はこれで終了。
あとは薬が登録した住所に届くのを待つのみですが、薬を受け取った後に「受け取りました」ボタンを押すと次回以降の診察が可能になるようです。
●薬が届く
スマ診では診察を受けた医療機関から直接薬が届きます。通常は最短で1日で届きますが、今回の体験レポ時は雪の影響で日本郵便のオペレーションが乱れて到着が2~3日遅れました。
ようやく到着!自宅の郵便受けに入ってました!
日本郵便のスマートレターで届きます。
スマートレターを開けると、3種のお薬袋。その中に処方されたフェキソフェナジン塩酸塩錠60mg、ゼスラン錠3mg、フルチカゾン点鼻液が14日分入っていました。
2.終わりに
スマ診体験レポが無事に終了です!
オンライン診療は初体験でしたが、想像以上に簡単にできました。特に、LINEトークのようなチャット形式で診察が行われるので、医師だけでなく患者側も都合のよいタイミングでネット診察室に入ってかまいません。その分、診察にタイムラグが発生しますが、仕事や家事をしながら診察を受けられて、忙しい人にとても便利です。
今回のケースでは診察はすべて文字によるチャットで行われましたが、医師が必要と判断したときには、患者が患部の画像を撮って医師に送ったり、医師から病院に行くことをすすめられるそうです。
薬の配達はちょうど運悪く雪の影響で日本郵便の配達が遅延してしまいました。このように薬を受け取るまでに数日かかるかもしれないので、余裕をもって診察を受ける方がいいでしょう。
また、薬がなかなか届かないことを運営会社にメールで問合せた際、運営会社からの返信メールがgmailのフィルタリングで迷惑メールに振り分けられしまい、気づくのに時間がかかりました。スマ診の登録時にgmailのアドレスを利用する方は注意してください。
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