花粉症といえば、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみという症状が代表的ですが、それ以外でも皮膚のかゆみ、頭痛といったさまざまな症状でお悩みの方がいます。また花粉症と似ている症状に、風邪や寒暖差アレルギーなどがあり、原因がわかりにくいこともあります。
最近ではスギやヒノキによる春の花粉症だけでなく、イネ科、ブタクサのように春以外でも花粉症に悩む人が増えており、花粉症と気づかずに症状に悩んでいる人も少なくありません。
そこで、『花粉症クエスト』では、花粉症の症状についてさまざまな角度から取り上げていく「特集!花粉症の症状」をスタートします。症状のセルフチェックにどうぞお役立てください。
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目次
1.「花粉症の症状」の特徴とは
『花粉症クエスト』が2017年10月に花粉症にお悩みの方を対象に「花粉症の症状に関するアンケート調査」を実施したの結果、
●春の花粉症にお悩みの方のうち、約40%の方が春以外の季節でも花粉症に悩んでいる
●花粉症の4大症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ)に加えて「かゆみ」で悩んでいる人が多い
ことがわかりました。
調査でわかった「花粉症の症状の特徴」の詳しい内容はこちら
花粉症の症状の特徴は?春と秋の花粉症で悩む人が多く、かゆみも多い
2.花粉症の4大症状「目のかゆみ」「鼻水」「鼻づまり」「くしゃみ」
花粉症の症状といえば、「目のかゆみ」「鼻水」「鼻づまり」「くしゃみ」が4大症状といわれています。これらの症状は、体がスギやブタクサなどの花粉を異物として認識した結果、体の外に排除しようとする過剰な反応によるものです。
さらに詳しく、花粉症が起こるメカニズムや鼻炎などが起こるしくみについてみていきましょう。
●鼻水はこちら
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●鼻づまりはこちら
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3.花粉症と風邪の見分け方
鼻水やくしゃみなど風邪と花粉症の症状には似ているものがあり、どちらが原因の症状なのか悩む人も多いようです。
風邪と花粉症の一番の違いは、「目のかゆみ」があるかどうか。風邪が原因で目のかゆみが起こることはまずないので、目のかゆみがあるときは花粉症を疑って間違いないでしょう。
それ以外にも、鼻水の色、くしゃみの頻度、咳のタイプ、など違いがあります。
まずは症状の違いをチェックしてみましょう。
花粉症と風邪の症状の違いは?花粉症に風邪薬は効く?花粉症薬と風邪薬の併用はOK?
4.秋の花粉症の特徴
今回実施したアンケートの結果からもわかるように、春の花粉症に次いで多くの方が悩んでいるのが「秋の花粉症」です。秋の花粉症の原因となる花粉は、ブタクサ、イネ科、カナムグラ、ヨモギと複数存在するため、自分の症状が何によるものわかりにくく、またスギ花粉と比べて花粉が小さ目であるため、咳や喉のかゆみといった症状が起こりやすいのも特徴です。
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5.花粉症の「かゆみ」・「皮膚炎」
今回のアンケート調査の結果では、のど、皮膚、耳、頭皮などに「かゆみ」の症状を訴える人が多くいることがわかりました。
花粉症によるかゆみの症状を「花粉症皮膚炎」とよぶことがあります。花粉が皮膚などに付着することによって肌が赤くなったり、かゆくなったりする炎症の症状です。主に顔や首など、肌が多く露出している部分がかゆくなります。目のまわりや首は皮膚が薄い部分なのでかいてしまうと、色素沈着が起きて黒ずみが残ることもあります。目のかゆみやくしゃみといった花粉症の4大症状がでない方でも、花粉が原因で肌が荒れることがあるようです。
「かゆみ」が発症する部位で、以外と多いのが「耳」のかゆみです。耳は、目、鼻、口、喉とつながっており、花粉が原因の炎症がおこります。耳の奥がかゆくなるとかくすらできず、つらいかゆみに悩まされますが、耳の手前をかきむしるとべつの病気の原因にもなるので厳禁です。
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6.花粉症の「咳」に注意
花粉症の症状の鼻水や目のかゆみは、鼻や目の”粘膜フィルター”で花粉がシャットアウトされる過程で生じる反応ですが、その粘膜フィルターで防御できずに、花粉がさらに体の奥まで入り込んできてしまったときに生じるのが咳や喉のかゆみです。
スギの花粉と比べて、イネ科やブタクサなどは花粉の大きさが小さ目であるために、フィルターを通過しやすいので、秋の花粉症で咳が起こることがよくあります。
また、花粉が湿気や塵などで破裂し微粒子となって飛び散っていることがあり、その場合には喉から気管支や肺まで入り込み、気管支炎、咳喘息、喘息の原因になることもあります。
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7.花粉症で「頭痛」も
花粉症が原因で頭痛が起こることがあります。花粉症で鼻づまりが起こると、脳に酸素が行きにくくなり、脳の酸欠状態がおこります。すると頭痛がおこります。また花粉症の鼻炎症状が長引くと副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)になり、激しい頭痛の痛みが起こることがあります。実は頭痛にも「片頭痛」、「緊張型頭痛」などの種類があり、それによって対処法もかわります。もう少しくわしくみていきましょう。
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8.寒暖差アレルギーにも注意
朝晩と日中の気温差、室内と外の温度差などが8度から10度以上も異なる日は、その激しい寒暖差によって自律神経のバランスが乱れ、鼻水やくしゃみがでるなど、花粉症ではありませんが、花粉症や風邪と似た症状を発することがあります。これを「寒暖差アレルギー」と呼びます。「アレルギー」という名前がついていますが、花粉症のようなアレルギー物質が原因で体内に抗体ができる免疫反応とは異なり、自律神経の乱れが原因です。詳しくみていきましょう。
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9.子どもの花粉症の特徴・対策法
子どもの花粉症患者数は増加、低年齢化傾向にあります。大人の花粉症ではくしゃみ、サラサラの鼻水が特徴的ですが、子どもの場合、鼻が成長しきれていないので鼻づまりになったりネバネバの鼻水がでることが多いようです。
【花粉症症状】子どもの花粉症の特徴、見分け方、対策法は?市販薬はある?
10.起き抜けのつらい花粉症、「モーニングアタック」かも
目覚めの時に鼻水、鼻づまり、くしゃみが酷い症状を「モーニングアタック」といいます。自律神経のバランスが乱れることや寝室に侵入していた花粉が原因と考えられています。寝たままで体を動かしたり、マスクを着けて寝るなど、ちょっとした工夫で症状が軽くなることも。
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【花粉症症状】朝、花粉で鼻水が止まらない!モーニングアタックの原因や対策法とは?
11.花粉が原因で肌にシミができる!
特に女性は気になる「お肌のシミ」。シミといえば紫外線が原因と思われていますが、花粉、黄砂、PM2.5などの大気汚染物質もシミ形成に影響していることが日本メナード化粧品の研究で明らかになりました。
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紫外線だけでなく花粉やPM2.5、黄砂が原因で肌にシミができる!メナードがメカニズムを解明
12.『格闘家・北斗拳太郎、花粉症に克つ!』インタビュー
「特集!花粉症の症状」のスペシャル企画として、格闘家の北斗拳太郎さんに花粉症に克つ秘訣を伺いました!
アスリートはドーピング検査や副作用の心配から薬の服用が限られます。しかし、アスリートでも花粉症で悩んでいる人が少なくありません。では、アスリートはどうやって花粉症対策をしているのでしょうか?
格闘家の花粉症対策とは?~『花粉症に克つ!秘訣』北斗拳太郎インタビュー
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