テレビ朝日系列「名医とつながる!たけしの家庭の医学」(2018年2月27日放送)の『血管若返り&セカオピ&花粉症改善SP』で、「血管の老化を防ぐ科」、「セカンドオピニオン外来」と並んで取り上げられたのが「花粉症を改善する科」。花粉症治療の名医がすすめる花粉症改善策は、ズバリ、当たり前と言われる対策を徹底的に行うこと!でした。
そこで今回は、「たけしの家庭の医学」の番組内で紹介された、花粉症治療の第一人者、日本医科大学大学院 大久保公裕教授がすすめる花粉症対策「家庭で徹底したい3ヶ条」の概要についてご説明します。
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目次
1.花粉症対策「家庭で徹底したい3ヶ条」とは
「名医とつながる!たけしの家庭の医学」の今回の名医は、舌下免疫療法など花粉症治療の第一人者、日本医科大学大学院医学研究科教授の大久保公裕教授。
大久保先生が強く推奨する花粉症対策のコツは、「あたりまえの対策を徹底的にやること」。
その3か条は、
- 花粉を持ち込まない
- 花粉を排除する
- 花粉をまき散らさない
確かにどれもあたりまえに思える花粉症対策です。
しかし実際には、3か条を実践するための具体的な方法を知らなかったり、知っていても中途半端に行っていると、対策の効果は期待できません。
番組に登場していた長年花粉症に患う54歳の優子さんもその一人でした。優子さんはまだ花粉飛散がピークでない2月上旬の段階で、1日に鼻をかむ回数が18回、咳の回数が25回と、部屋の中でもマスクとティッシュを手放せない重症状態。
そんな優子さんが実践したのが大久保先生がすすめる3か条です。
➡子どもの花粉症にどう向き合う?
2.3か条①「花粉を持ち込まない」
・玄関の外で花粉を払う
外出先から家の中に入るときは、ドアの外で花粉を払います。
ドアの玄関内でコートなどの花粉を払っている人がいますが、これでは意味がありません。
・花粉対策用のマスクを選ぶ
マスクには多様な種類がありますが、身体に入ってくる花粉の侵入個数は、一般的なマスクに比べて花粉対策用のマスクにすると半分程度削減されます。
・アウターにはポリエステル系
コートなどのアウターにはつるつるした素材のポリエステル系を選びます。ウールなど起毛したものはどうしても花粉がつきやすい。一方、ポリエステルだと花粉がつきにくく、また払い落としやすいのがメリットです。
3.3か条②「花粉を排除する」
・手洗い、うがい、鼻うがい
帰宅時に手洗い、口や喉のうがいは当然として、生理食塩水と専用器具をつかった鼻うがいをすると鼻や喉がすっきりします。
➡鼻うがいとは?
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鼻うがいのコツは、「あ~」という声を出しながら行うこと。そうすることで鼻から入った水が気管支に入り痛くなることを防げます。
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4.3か条③「花粉をまき散らさない」
・部屋干し
花粉シーズンはふとんや洗濯ものは部屋干しにします。
実際に、優子さんのベランダでどの程度花粉が飛散しているのか、花粉研究の権威、埼玉大学、王青躍教授が測定を行いました。
埼玉大学・王青躍教授が優子さんのベランダの花粉量を計測
花粉計測器KH3000を用いて計測
計測の結果、19個の花粉を認識できました。王先生によると、花粉飛散が少ない2月上旬でこの量であれば花粉ピーク時には数十倍もの花粉が飛んでいてもおかしくなく、花粉シーズンにはふとんや洗濯ものを外に干すことは避ける方がよいのです。
しかしどうしても無理なら、深夜から午前中の早い時間まで外に干します。
その理由は、花粉は山間部で朝に飛び始め、都心部に13:00から15:00ごろに飛んでやってきます。住宅地域において比較的花粉の少ない時間帯が夜から朝にかけてだからです。
・床は濡れ雑巾で拭く
フローリングの床で掃除機をかけるとホコリと一緒に花粉が空中に舞い上がり、せっかくの努力が逆効果です。フローリングの部分だけでも濡れ雑巾で拭いて、掃除機は控えめにする方が花粉除去には効果的です。
・空気清浄機は空気の通りやすい場所に
空気清浄機はリビングの入り口や人の通行が多く風通しがよい所に設置しないと意味がありません。
・湿度を60%に保つ
リビングだけでなく寝室などにも加湿器を用いて湿度を60%程度に保ちます。すると鼻や喉の乾燥を防ぐことができ、ぐっすり睡眠をとることができます。
5.優子さんはマスクいらずに
大久保先生の3か条を徹底的に試してみた優子さんは、番組スタッフが2週間後に訪問すると、マスクを外した姿で登場。
1日の鼻をかむ回数は18回から1回へと激減、咳の回数も25回から9回へとかなり楽になっていました。そこで鼻の粘膜を検査すると以前は陽性だった炎症反応は陰性へと好転。
「部屋の中は快適」と明るい笑顔で話す優子さんは、けっして特別なことをしていたわけではなく、花粉症対策のあたりまえのことを徹底的にやっていただけ。花粉症対策3か条はまさに花粉症の名医、大久保先生のお墨付きです!
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参照:朝日放送HP