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特集!花粉症のオンライン診療とは~①広がる遠隔診療は花粉症治療にも【しくみや基本】

特集!花粉症のオンライン診療 特集1広がる遠隔診療は花粉症治療にも【しくみや基本】

国民の4人に1人がスギやヒノキの花粉症で悩んでいます。最近では夏や秋にイネ科やブタクサなどの花粉症に患う人も増えており、花粉症はまさに国民病のひとつです。

花粉症の治療は薬によるものが中心で、「花粉症クエスト」が昨年10月に実施したアンケート調査では、花粉症の人の28%が病院の処方薬を利用し、38%が市販薬を使用していることがわかりました。

➡2017年10月の花粉症アンケート調査

花粉症の症状の特徴は?春と秋の花粉症で悩む人が多く、かゆみも多い

花粉症向けの市販薬を使用している人の中には、本来は病院で診察を受けて薬を処方してもらいたいが、仕事や子育てなどで忙しく時間がとれないとか、病院や薬局が混雑して待ち時間が嫌だという理由で、市販薬で対処している人も少なくありません。

そこで関心が高まっているのがオンライン診療です。

もともとオンライン診療といえば、離島やへき地などの医療過疎地域を対象にしたものと考えられていましたが、社会にITが浸透したことや医師法などの法整備で、都心部でもオンラン診療を導入する病院が増加し、利用する患者さんも増えてきました。

さらには、今年に入り花粉症の診察に特化したオンライン診療サービスも登場しました。

そこで「花粉症クエスト」では、花粉症の治療でも利用が広がるオンライン診療のしくみ、その現状や課題、花粉症に特化したオンライン診療サービスなど、オンライン診療について詳しく特集で取り上げていきます。

今回の特集1「広がる遠隔診療は花粉症治療にも【しくみや基本】」では、花粉症でオンライン診療にかかるケースを想定して、オンライン診療のしくみや知っておくべきポイントについてわかりやすく説明します。

➡2018年診療報酬改定でどうなった?

2018年診療報酬改定で舌下免疫療法などの花粉症オンライン診療はどうなる?

1.オンライン診療とは

・オンライン診療とは

オンライン診療とは、スマートフォン、タブレット、パソコンなどのビデオ通話、電子メール、SNSなどインターネットを介して医師から診療を受けることで、遠隔診療、ネット診療とも呼ばれます。

図1オンライン診療の流れ

オンライン診療とは オンラン診療のしくみや流れ

*病院とはベット数が20床以上の医療機関で、診療所とは入院施設がまったくないかベット数が19床以下の医療機関で「○○クリニック」「○○医院」という名前のところです。保険診療で遠隔診療が受けられるのは、一般ベット数200床未満の病院や診療所になります。

*記事初出時にオンライン診療ができる病院の記述で誤りがありました。オンライン診療を受けられる病院に制限はありません。自費診療であれば一般病床数200床以上の大病院であってもオンライン診療を受けることが可能です。(2018年1月31日)

・この2年で注目を集めた経緯

オンライン診療は長年、離島やへき地で慢性疾患を患っている方に限定された診療でしたが、ネット環境やパソコン、スマートフォンなどの情報端末が社会に浸透すると、2015年に厚生労働省が法制度の適用範囲を拡大し、(*)都市部在住の多忙なビジネスマンで花粉症を患っている患者に対してもオンライン診療を提供できるというものに変わり、遠隔診療は一気に注目を浴びるようになりました。((*)以下メドレーHPより引用)

●2015年8月10日 厚生労働省「情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)について」

さらに2017年7月14日に厚生労働省がオンライン診療の取り扱いをもう一段明確化し、患者の心身の状態がわかる有益な情報が得られるのであれば、手段そのものが問題なのではなく、電子メールやSNSでもオンライン診療を行うことができるとしました。

2017年7月14日 厚生労働省「情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)について」

これらの厚生省による適用拡大と明確化で、それまで限定的にしか実施できなかったオンライン診療への期待や関心が大きく広がり、普及へのはずみがついたのです。

2.薬の処方

もう一度、「図1オンライン診療の流れ」をみてください。

オンライン診療とは オンラン診療のしくみや流れ

花粉症の治療には鼻炎薬や点眼薬などが用いられますが、診察を受けた病院から直接薬を受け取るものを院内処方、病院で処方箋を発行してもらい、調剤薬局で服薬指導を受け薬を受け取るのものを院外処方といいます。

院内処方をやっている(病院の中に薬局がある)病院でオンライン診療を受ける場合には、処方された薬が郵送で送られるので、一連の診療がオンライン化しているといえますが、院外処方の病院の場合には、薬を受け取るには近所の調剤薬局に服薬指導を受けに行く必要があり完璧なオンライン化とはいえません。

将来、薬局での服薬指導についてもオンライン上で広く適用可能になると、例えば、患者はスマートフォンのビデオ電話で薬剤師から薬の説明を受け、薬は薬局から郵送で自宅に送ってもらうというように、院外処方の場合も一連の診療がオンラインだけで実現できるようになります。

3.花粉症のオンライン診療料金

・保険診療と自由診療(自費診療)

保険診療と自由診療(自費診療)は、オンライン診療を検討する上で知っておくべき制度です。

保険診療は、健康保険が適用になる一般的な治療のことで、通常、患者の自己負担は1~3割です。

自由診療、ないしは自費診療とは保険が適用されない診療のことをいい、治療費は全額自己負担となります。

ひとつの病気に保険診療と自由診療を併用することを混合診療といいます。混合診療は原則認められておらず本来健康保険が適用される治療が含まれていても、すべて自己負担となります。

・料金の目安

前項にて2015年と2017年に厚生労働省がオンライン診療の適用範囲を拡大したことに触れました。

しかし、これは医師法に抵触せずに医師がオンラインで医療行為ができるようになったという意味で、オンライン診療がすべて保険診療として認められたわけではありません。

オンライン診療では、初診は保険が適用されません。初診をオンライン診療とする場合には自由診療(自費診療)となり全額自己負担となります。

病院で初診を行なった場合、再診は保険適用が可能です。院外処方で薬を受け取る場合には、一般的に再診料(72点、1点が10円なので720円)や処方箋料(6種類以内の薬の投薬の場合で68点、680円)がかかります。つまり目安として診察料金は合計1400円の3割負担で420円になります。これには調剤薬局で払う薬の料金は入っていません。

また病院ごとに費用はまちまちですが、オンライン診察の予約料、処方箋や薬の郵送料、システム使用料などが別途かかることがあります。

・花粉症のAさんのケース

●ある花粉症のAさんと院外処方の耳鼻科Bの場合

特集 花粉症のオンライン診療 花粉症のAさん

Aさんは鼻水やくしゃみがひんぱんに出るので、近くの耳鼻科のクリニックBに診察を受けに行く

特集 花粉症のオンライン診療 AさんB病院で診察を受ける

花粉症と診断され14日分の内服薬の処方箋をもらう

近所の調剤薬局に処方箋をもっていき服薬指導を受け薬をもらう

14日たち、その後も薬を継続して服薬したいが、病院にいく時間がない

クリニックBはオンライン診療に対応していたので、再診を予約する

予約した時間にパソコンのテレビ電話で診察を受ける。時間にして5分程度だった

特集 花粉症のオンライン診療 AさんB病院のオンライン診療を受ける

再度14日分の薬を処方してもらい、オンライン上でクレジットカードで支払いをする。再診料や処方箋料の420円(保険適用3割自己負担)以外に予約料と処方箋郵送料で1000円がかかり、合計でおおよそ1500円払った

クリニックBから翌々日に郵送で処方箋が届く

近所の調剤薬局に処方箋をもっていき服薬指導を受け薬をもらう。薬局におおよそ2000円(保険適用3割自己負担)払った

4.加速するオンライン診療の普及

医師法などの法整備やIT環境の充実がこの数年のオンライン診療の普及を後押ししてきたことを述べましたが、今年はさらに普及のスピードが加速するといわれています。

これまでオンライン診療で医師が受け取れる報酬が通常の対面診療よりも低いことが普及のネックとなっていましたが、この春の2018年度診療報酬改定で対面診療と同等近く報酬があげられるのではと見込まれているからです。

また、IT企業のオンライン診療プラットフォーム事業への参入も普及を後押ししています。

一般的には再診しか行われちない花粉症のオンライン診療に対して、今年1月19日より自費診療で初診から診察を行う「花粉症のネット診察『スマ診』」も登場しました。

そこで、特集2ではオンライン診療のシステムやアプリを提供するプラットフォーム企業4社にお話しをお聞きし、花粉症のオンライン診療の現状や今後の可能性について掘り下げていきます。

特集2「特集!花粉症のオンライン診療とは~遠隔診療アプリ企業に聞く【課題や可能性】」

➡花粉症のオンライン診療「スマ診」とは

特集3「花粉症のオンライン診療「スマ診」でネット診察を受けて自宅に処方薬が届いた!【体験レポ】」

➡効果的な花粉症対策やってますか?テストしてみよう!

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