fbpx

日本気象協会【2019年花粉飛散予測(第1報)】で”全国的に例年並みかやや多い”、ウェザーニュースの”平年比6割増”となぜ違う?

日本気象協会は10月4日、「2019年春の花粉飛散予測第1報」を発表しました。それによると、“多かった前シーズン”ほどではないが、飛散量は全国的に「例年並み」か「やや多い」としています。

一方、ウェザーニュースが先日発表した「花粉飛散傾向2019第1報」では、来春の飛散量の傾向を全国平均で平年の6割増と予測しましたが、なぜここまで予測に”開き”があるのでしょうか。

ここでは、日本気象協会の「2019年春の花粉飛散予測第1報」の概要と、ウェザーニュースの予測との違いの理由についてご説明します。

1.2018年春の花粉飛散量は多かった

日本気象協会は、この春のスギとヒノキの花粉飛散量は、全国的に例年よりも多かったと報告しています。

東京都の千代田区を例にとってみると、2018年の花粉量は過去10年(2009~2018年)の平均値よりも高かったことがわかります。とりわけ、今年のヒノキの飛散量は歴史的に多かったことが記憶に新しいところです。

日本気象協会 2018年花粉飛散量 千代田区

日本気象協会HPより

一方、先日ウェザーニュースが発表した花粉飛散傾向2019第1報をみると、関東の2018年の飛散量は平年比(2009年〜2018年の10年間平均)と比べて少なかったと報告しています。

ウェザーニュース 花粉飛散量予測過去10年グラフ 関東

ウェザーニュースHPより

➡ウェザーニュースの予測第1報レポートはこちら↓

ウェザーニュース、2019年花粉飛散傾向第1報「首都圏で6年ぶり大量飛散」

ウェザーニュース、2019年花粉飛散傾向第1報「首都圏で6年ぶり大量飛散」~今年はスギ・ヒノキ花粉飛散量が少なかったの?来春はどれだけ大量なの?

2.2つの団体で観測手法が異なる

日本気象協会とウェザーニュースで花粉飛散量の評価が異なる原因のひとつは観測手法の違いです。

日本気象協会が採用しているダーラム法では、スライドグラスで採取したスギ花粉とヒノキ花粉を顕微鏡で見分けながら目視で花粉数をカウントします。

一方、ウェザーニュースの花粉飛散量は、独自に開発した花粉自動観測器で計測した花粉個数の合計値です。

ダーラム法の花粉採取方法(24時間スライドグラスを設置して花粉を採取)

ダーラム法の台 埼玉大学提供

ウェザーニュースの花粉自動観測器ポールンロボ(ウェザーニュースHPより)

ウェザーニュースの花粉観測器 ポールンロボ

3.夏の気候が来春に影響

NPO花粉情報協会理事で気象予報士の村山貢司氏によると、『その年の花粉飛散量は前年の飛散量に大きく左右され、6~7月の気象条件(日照時間、気温など)にも影響を受ける。前年の飛散量が少なく、6~7月の日照時間が長いほど翌年の飛散量は多くなる』、としています。

日本気象協会も、花粉の飛散量は前年夏の気象条件が大きく影響するとし、2018年の夏は、多くの地域で気温、日照時間、降雨量とも、平年より高かったと報告しています。この点はウェザーニュースも同じです。

4.一部の地域では今年より飛散量が少なくなる

日本気象協会は、その上で、来春は『前シーズン比で見ると、東北や関東、四国や九州地方の一部では、多かった前シーズンに比べて少なくなる見込み』としています。これは2018年の春の花粉飛散量が多かったと評価しているためです。

日本気象協会2019年花粉飛散量予測 前シーズン比

日本気象協会HPより

一方、ウェザーニュースは、2018年春の飛散量は全国的に花粉量が少なかった“裏年”だったと評価し、来春は飛散量が増加する“表年”となるため、花粉飛散量が増加すると予想しています。

ウェザーニュース 2019年花粉飛散量予測 全国図

ウェザーニュースHPより

5.例年比では例年並みかやや上回る

ただし、日本気象協会も、例年比(過去10年比)でみると来春の花粉飛散量は、東北から近畿、九州地方までの広い範囲で例年並みかやや上回る見込みとしています。ウェザーニュースが平年比(過去10年比)で6割増と予測しているのに比べると控えめな予測と感じられますが、主な理由は今年の春の花粉量が多かったとみるのか、少なかったとみるのかによります。

東京に住む筆者の体感としては、今年の春の花粉飛散量は非常に多かったと記憶しているので、希望的観測も含めて日本気象協会の来春予測を推したいところですが、いずれにしても油断しないで早めの花粉症対策が肝心ですね。

【日本気象協会の来春予測のまとめ】
  • 全国的に例年並みかやや多い
  • 東日本、中国地方で例年の1.5倍前後に!
  • 多かった前シーズンと比べて関東甲信、東海地方では少なくなるも例年以上
  • 北陸、近畿地方では前シーズンよりもさらに多い見込み

処方薬と同じタイプの市販薬を知っていると何かと便利です!

花粉症鼻炎向け処方薬の効き目と眠気の比較や同じタイプの市販薬の有無~アレグラ、タリオン、ザイザルなど

【2018年版】花粉症処方薬の効き目と眠気の比較や同じタイプの市販薬の有無~アレグラ、タリオン、ザイザルなど

➡人気の「アレグラFX」と同じ主成分で価格が安め

アレルビ

アマゾンで買う
【第2類医薬品】アレルビ 56錠 ※セルフメディケーション税制対象商品