ウェザーニュースは4月12日、2019年3月末までのスギ・ヒノキ花粉の飛散状況と最新見解をまとめた「第5回花粉飛散傾向」を発表しました。それによると、広い地域で本格的な花粉飛散は終盤に向かっており、5月上旬に花粉シーズン終了する見込みです。例年より早め多く飛び始めた影響からか、花粉症の症状は例年より重い傾向にあるとしています。
花粉症クエストが東京都世田谷区で計測している今シーズンの花粉個数累計と、東京都が発表した今年の飛散花粉数予測最大値(区部)を比較すると、累積率(進捗率)が9割を突破しましています。(くわしくはこちら➡【2019年4月12日】今シーズンの花粉いつまで?今日の花粉「多い」予想~花粉症の原因となる『東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学』)
このデータをみても、2019年の花粉シーズンの終わりが見えてきたのかもしれません。
監修:花粉症クエスト編集部 スタッフ(環境アレルギーアドバイザー 登録番号:1811002)
九州〜東北のヒノキ花粉の飛散量は徐々に減少し、来週いっぱいで本格的な飛散のピークを越えるとみています。 その後、5月上旬までにほとんどのエリアで花粉の飛散が終息する見込みです。https://t.co/jycK8JAXHL pic.twitter.com/MhkSbGYYe7
— ウェザーニュース (@wni_jp) April 12, 2019
1.本格的な花粉飛散は終盤へ
ウェザニュースによると、現在、西日本から関東にかけてはスギ花粉の飛散がほぼ終了し、ヒノキ花粉が飛散しています。
東北ではスギ花粉の本格的な飛散時期を迎えています。北陸ではスギ花粉に代わってヒノキ花粉が飛び始めていますが、北陸や東北で春に飛散するのは主にスギ花粉で、ヒノキ花粉は元々少ない傾向にあります。
一方、北海道ではまだシラカバ花粉の飛散は始まっていません。
ウェザーニュースHPより引用
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2.5月上旬に花粉シーズン終了へ
ウェザーニュースの予想では、4月の後半の天気は日ごとの変化が激しいものの、ならすと平年並みになる見込みで、九州から東北における花粉の飛散量は徐々に減少し、来週いっぱいで本格的な飛散時期を越えるとみています。その後、5月上旬までにほとんどのエリアで花粉の飛散が終息する見込みとしています。
これから花粉シーズンを迎える北海道では、早ければ4月下旬に道南や道央の一部でシラカバ花粉が飛び始め、GW中には飛散が本格化する可能性があるとしています。
3.症状は重い傾向
今年のスギ花粉は、ほぼ全国的に例年より数日〜1週間前後早く飛散が本格化し、一方、3月中旬は、寒の戻りにより飛散が抑えられた時期があったため、スギ花粉のピーク終了は例年並の時期となり、結果としてピーク期間が長くなりました。
そのような飛散状況を反映したのか、ウェザーニュースが配信するスマホアプリに寄せられた症状報告(2月1日〜3月31日、のべ58,283通)をみると、花粉症の症状は東日本を中心に例年に比べて重い傾向が顕著であるとしています。これは、花粉症対策の準備が不十分なまま飛散量が増加し、ピーク期間も長かったため、つらく感じた方が多かっためではないかとしています。
➡目薬を効き目、コンタクト可否、爽快感の有無、妊婦や子ども用などで比較しました
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