日本気象協会とウェザーニュースはそれぞれ、2022年春の花粉飛散予想第2報を発表しました。
どちらも飛び始めは例年同様2月上旬からと予想していますが、飛散量については、日本気象協会は前年(2021年春)より多め、ウェザーニュースは前年並みと予想しています。
ここでは、2022年春の花粉飛散量予想について、ご説明します
*北海道はシラカバ花粉、その他の地域はスギ・ヒノキ花粉の飛散予想です。
1.【前年比】でみる来春の花粉予想
・日本気象協会の予想
日本気象協会は、来春2022年は、東海から北海道は前シーズンより多く、特に北陸や東北、北海道では非常に多く飛ぶ所もあると予想しています。九州は地域差が大きく、四国、中国、近畿は前シーズンより飛散量は少ないとみています。
前年の夏の気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の飛散量が多くなるといわれています。この夏は気温は高めだったものの、大雨の期間があっため、大量飛散はないものの、前シーズンより多くなるとしています。
日本気象協会の予想について、詳しくはこちら↓
・ウェザーニュースの予想
ウェザーニュースは、2022年春の花粉飛散量は、北日本や北陸で多く、関東や東海では同程度、西日本では少ないエリアが多い予想です。北海道では2021年比で約180%、東北北部や北陸では2021年比で約130%になる予想となっています。一方、2021年に飛散量が多かった西日本では2021年比で約75%になる見込みです。
ウェザーニュースの予想について、詳しくはこちら↓
2.まとめ~前年より多い想定がおすすめ
ここまでみたように、2大気象会社の2022年春の花粉飛散量の予測は必ずしも一致していませんが、前年と同じか多いと想定しておくべきと思われます。
ここ数年、ヒノキが大量飛散した年を除き、花粉飛散量は落ち着いています。自然の摂理として、そろそろ大量飛散が起こってもおかしくありません。2022年春は大量飛散にはならないかもしれませんが、前シーズンよりは多いと仮定して対策を行うことをおすすめします。
そして、花粉シーズンをラクに過ごすために、舌下免疫療法を検討してみてはいかがでしょうか。
花粉症治療は対症療法が中心ですが、スギ花粉症には舌の下にスギ花粉エキスの錠剤を置いて体を慣らし根治を目指す免疫療法があります。スギ花粉は12月頃からわずかに飛び始めるため、この治療を始めることができるのは12月までです。治療には3年から5年かかりますが、8割の患者さんが治療の効果を実感しています。ご興味のある方は早めにアレルギーや耳鼻科の医師に相談してみてください。
スギ花粉症の舌下免疫療法については、以下を参照してください↓
『スギ花粉症の舌下免疫療法』や新薬『シダキュア スギ花粉舌下錠』とは~日医大・松根教授がやさしく解説!
➡人気の「アレグラFX」と同じ主成分で価格が安め
【第2類医薬品】アレルビ 56錠 ※セルフメディケーション税制対象商品
➡ロート自慢の最大濃度がかゆみに効く
【第2類医薬品】ロートアルガードクリニカルショット マイルド 13mL