ウェザーニュースは2022年10月4日、2023年春の花粉飛散傾向【第1報】を発表しました。
それによりますと、関東から西日本では2022年よりも多くなる予想です。一方、北日本や北陸では飛散量が減少するとみています。
ここでは、10月4日に発表したウェザーニュースの「2023年春の花粉飛散傾向第1報」の概要をご紹介します。
1.関東以西は前年を上回る
ウェザーニュースは、2023年の花粉飛散量は、関東や東海、西日本で今年よりも多くなるとみています。西日本では今年の約1.7倍で、2~3倍以上の飛散量となる地域もありそうです。一方、今年は飛散量が多くなった北日本や北陸では、飛散量が減少し、50%を下回る地域もあります。
平年比(2013年〜2022年の平均との比較)では、西日本はやや多く、東日本は概ね平均並み、北日本はやや少ない予想です。全国平均では平年の約112%になるとしています。
2.高温多照で雄花の生育に適した夏に
花粉の飛散量予想は、前年の夏の天候や年ごとの飛散量の増減傾向などの条件により決まります。
今年2022年の夏は十分な日照があり、平均気温も高くなりました。特に西日本や東日本では記録的な猛暑が続きました。しかし、北日本では日照時間が平年をやや下回り、雄花の生長にはやや不向きな天候となりました。
また、花粉の飛散量は周期的に増減し、花粉の飛散が多い期間と少ない期間が交互に訪れる傾向があります。
昨年2022年は北日本や北陸で飛散量が多くなり、特に東北北部では記録的な大量飛散となりました。一方、西日本では2022年の飛散量が2021年を下回りました。
そのためウェザーニュースは、北日本では2023年の飛散量は2022年を下回り、関東から西では飛散量が2022年の水準を上回る地域が多くなると予想しています。
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