日本気象協会は2022年10月6日、2023年春の花粉飛散予測【第1報】を発表しました。
それによりますと、九州から東北で前シーズンより多く、特に四国・近畿・関東甲信で非常に多くなる見込みです。
ここでは、10月6日に発表した日本気象協会の「2023年春の花粉飛散予測第1報」の概要をご紹介します。
1.2023年春の飛散量は多い予想
日本気象協会は、2023年の花粉飛散量は九州から東北にかけて前シーズンより多く、特に四国、近畿、関東甲信では非常に多く飛ぶとしています。
過去10年の平均である例年比でみると、九州や中国、四国では例年並みかやや多く、近畿、北陸ではやや多くなるでしょう。関東甲信は、東京では多く、その他は非常に多くなる見込みです。
2.6月「高温・多照・少雨」でスギの花芽形成に好条件
花粉の飛散量は前年夏の気温が高く、日照時間が多く、雨が少ないと、スギの花芽が多く形成され、翌春の花粉飛散量が多くなるといわれています。
2022年の夏は、梅雨前線の活動が弱く、6月の降水量は西日本 太平洋側でかなり少なく、日照時間は東日本 日本海側と西日本 太平洋側でかなり多くなりました。6月後半から7月上旬にかけて太平洋高気圧が強まり、東・西日本を中心に晴れてかなりの高温となりました。そのため、6月に「高温・多照・少雨」となり、日本気象協会は「スギの花芽形成に好条件」となったとみています。
さらに、2021年~2022年に花粉飛散量が少なかった地域が多く、日本気象協会は「スギの木に花芽を形成させるエネルギーが蓄えられていたため、より一層、この夏のスギの花芽形成が促進された」としています。
「初期療法」や、2020年から始まった新治療法「ゾレア」については、以下を参照してください↓
➡人気の「アレグラFX」と同じ主成分で価格が安め